アイデアのちから

  • 日経BP
3.97
  • (223)
  • (220)
  • (159)
  • (34)
  • (5)
本棚登録 : 2737
感想 : 243
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246884

作品紹介・あらすじ

人を動かし、世の中を動かす凄いアイデアの仕組みとは?成功するアイデアの6つの法則を紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ◆◇━━━━━━━━━━━━
    1.この本を選んだ目的 
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・人生の終盤に向かって突き進んでいますが、その流れに逆らうように働きながら学校に通っています。その学校の講師がオススメしていた本になります。
     
    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    2.概要
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・アイデアが記憶に焼きつくようなすぐれたものになるためのフレームワークを解説しています。
    ・具体的な例がふんだんに盛り込まれており、とても理解しやすいものになっています。いくつものストーリーが展開されており、読み手の心に残るように作られています。
    ・かなりのボリューム。次から次へストーリーが展開していくので、お腹いっぱいになります。この本のパワーはすごいので、きっちり学ぶ姿勢が大切です。

    ※以上のことを加味すると、購入して、繰り返し読むことがベストな選択肢だと思いますが、私は再読するパワーがないです。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    3.感想
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・まずは、表紙のおじさんにインパクトがあったので、イラストを書いたサタケシュンスケさんを調べちゃいました。とても、インパクトを感じつつも、なんだか、もっと違う感じのイラストの方が良かったんじゃないか…と、表紙が作られるまでのプロセスにとても興味がひかれましたww

    ・「記憶に焼きついているもの」はなんだろう…。
    写真があるものはその写真の記憶は残ってますね。
    その写真の前後の物語の記憶はほとんどないですけど。

     小学1年か、2年のとき、死んだ後の世界を想像して、とても恐くなって眠れなくなり、両親の布団の中に潜り込み、「死んだらどうなるの?」と、父親に問いました。父は一言「灰になるだけだよ」と…。この言葉で何故か怖くなくなり、今でも思い出す言葉となりました。当時は「ジョーかよ」というツッコミもなく…(古い…)
    これは、記憶に焼きついています。

    今は亡き母親からの言葉では、「あんたはやさしくない子だね」と怒られた言葉は今でも心に残っています。何をして怒らせたのかは、全く覚えてないですが…。

    両親の言葉は相手への想いが強いからなのか、ストーリー関係なく心に残っているのか、それとも、単純明快で、意外性があったのか、どちらかはわかりませんが…。

    質問に回答する時や、アイデアを出すときに、意外性と、単純明快さを意識することは、すぐにできそうなので、意識していこうかなと思います。

    基本、多くの人とすこしズレた考えをしているようなので、「こいつ大丈夫か?」というアイデアになってしまう危険性もありますが…。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    4.具体的にどのような点を学習したか?
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・アイデアを生み出すということではなく、相手の心に残るアイデアを作るにはどうしたらよいか?ということを学びました。

    ・仕事だけでなく、あらゆる面において、人に伝えるときに、意識するべき点を学びました。

    ・記憶に焼きつくアイデアの6原則 succes
    ①単純明快である simple
    ②意外性がある unexpected
    ③具体的である concrete
    ④信頼性がある credentialed
    ⑤感情に訴える emotional
    ⑥物語性がある story

    ・学びの話はたくさんありました。下記はその一例です。
    ①驚きは注意を喚起する。イメージが機能しないと私たちは驚き、機能しなかった理由を知ろうとする。
    ②驚きの表情は万国共通。眉毛がつり上がり目が大きく見開かれ、視野が広がる。
    ③下顎が落ちて口が開き、一瞬言葉を失う。緊急停止命令的な役割がある。活動が中断されれば、自分を驚かせた出来事にいやでも注目する。
    ④人は驚くと答えを見出そうとする。なぜ驚いたのか、という疑問を解消したくなるから。
    ⑤相手を動機づけたいのなら、大きな驚きの威力を利用すべきだ。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    5.具体的にどのような行動をするか?
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    ・「意外性があり、単純明快であること。」
    まずは、自分が発信する言葉において、この2つは意識したいと思います。そして、徐々に意識することを増やして、6つの意識するべきことを満たしているのかをチェックはできるようにしていきたい。

    ・私はジャーナリストでも、作家でもないので、すごい言葉を残す必要はないですが、せっかく人と対峙するのであれば、相手にとってよいと感じる言葉を選択できるようにしていきたいです。

    • ちゃたさん
      Manideさん、こんばんは。

      学校に通われているとのことすごいですね。尊敬してしまいます。私もユーキャンのペン字と習字をクリアしたぐらい...
      Manideさん、こんばんは。

      学校に通われているとのことすごいですね。尊敬してしまいます。私もユーキャンのペン字と習字をクリアしたぐらいでしょうか。相手の心に残るアイデア、学びのエッセンスで一杯に感じました。良書の紹介ありがとうございました。
      2023/02/09
    • Manideさん
      ちゃたさん、こんばんは。

      すみませ〜ん、まったくコメントに気がついていなかったです。コメントありがとうございました〜。だいぶ過ぎてると思い...
      ちゃたさん、こんばんは。

      すみませ〜ん、まったくコメントに気がついていなかったです。コメントありがとうございました〜。だいぶ過ぎてると思いますが…
      いろんな本がありますよね〜。ほんと、本を読むことは学びにつながりますね。

      学校行ってること自体は、たいしてすごくないんですが、そこから、いろいろなきっかけに繋がっていて、なかなか面白いです。人生、終わりに近づいてきて、いろんなことをやりたくなっています(笑)
      2023/06/11
  • 記憶に焼きつくアイデアの具体的な事例とともに、6つの原則を紹介している。
    ①単純明快である
    ②意外性がある
    ③具体的である
    ④信頼性がある
    ⑤感情に訴える
    ⑥物語性がある

    1960-70年代にアメリカで流行になったという、「ハロウィン サディスト」というお菓子に偽装した爆弾の噂はまさしくこの原則が当てはまる。

    2008年に出された本のようだが、古さは感じず面白く読めた。

  • わかりやすい!読みやすい!
    例示が多く、長い印象があります。個人的にはいくつかの例示がとても面白くヒットしたので、最後まで楽しく読めました。
    学生の時に読んだからかもしれません。同じ部類の本を読む前に導入としてぜひ!

  • ・マーケティングやアイデアに限らず、どのように働きかければ相手に理解され共感を呼び動かすことが出来るのかについての本
    ・コミュニケーションに関して答えを探している人であれば、会社員に限らず、一定の集団に属する学生や社会人でも役に立ちそう
    ・コンセプトの良し悪しを判断する基準としてSUCCESが利用できそう
    ・本書も具体的な事例を載せる(concrete)ことで伝えるパワーをあげている

  • アイデアがなぜ伝わらない?
    特に例えば、長期的なプロジェクトの大事な部分が、
    大勢のメンバー内で個々認識ズレがあったり、
    時が経つにつれメンバーが変わっていくうちにズレていったり、
    なんてことは容易にあり得る。
    それを防ぐには?を、ちょうど考えていたところに読めて、とても参考になった。

  • 10年以上前に一度読んだのを、最近になって再読。

    いったん何かを知ってしまうと、知らない状態が想像できなくなるため、聴き手の気持ちが理解できなくなる。それを「知の呪縛」と呼び、自分のアイデアを効果的なものに作り替えることで、この呪縛を打破することができる、というのがこの本の趣旨。

    効果的なアイデアを作る6原則が、1章から6章にわたり一つずつ紹介される。
    1つめは「単純明快である」こと。もっとも重要なもののために、他の要素をそぎ落とし、簡潔にすること。
    2つめは「意外性がある」こと。相手が知らないことを提起すると、強烈な興味を引き起こすことができる。
    3つめは「具体的である」こと。専門家は高度な洞察力があるために、高度で抽象的な話をしたがる傾向があることに注意。
    4つめは「信頼性がある」こと。メッセージそのものが、メッセージの内容を裏付け、保証しなければならないことも多い。
    5つめは「感情に訴える」こと。自己の利益に訴えること、メリットの大きさよりもメリットを実感させることの方が重要。
    6つめは「物語性」。物語があると、人は自分の意識を潜在的な解決策に向かわせることができる。

    どれか一つだけを見れば、当たり前のことのように思える要素ばかりだが、この6要素の全てをクリアするアイデアとなると、そう簡単ではない。
    いいアイデアというのは、やはりそう楽には生まれてこないし、生み出せないんだな、ということが理解できる。

    • こまつなさん
      内容とポイントがとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
      内容とポイントがとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
      2022/07/16
  • 人の記憶に残るメッセージの5要素
    ・単純明快
    ・意外性がある
    ・具体的である
    ・信頼性がある
    ・感情に訴える
    ・物語性がある

  • アイデアを思いつく方法ではない。
    如何に人の記憶に内容を焼き付けるか。邦題が疑問。

    Simple
    Unexpected
    Concrete
    Credible
    Emotional
    Story

    短い章で構成されており、伝え方の本だけに入りやすい。特にお気に入りは、代数を勉強する理由。

    2020.3.4

  • 成功するアイデアには、6つの原則がある。(本書では“記憶に焼きつく”と表現 = 理解され、記憶に残り、持続的に影響する力をもつ、つまり相手の意見や行動を変えること)
     
    単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語(Simple Unexpected Concrete Credentialed Emotional Story = SUCCESS)であるかどうか。

    タイトルから、優れたアイデアを生み出すことを要求されるマーケティングや企画職向けの書籍を想像しがちだが、本書では、自身の考えをどのように組み立て、働きかければ、相手に理解され、共感を呼び、動かすことが出来るのかを解説している。そのためコミュニケーションに関して答えを探している人であれば、会社員に限らず、一定の集団に属する学生や社会人でも十分役立つヒントを得られると思う。
     
    「背筋を伸ばし、相手の目を見て、ある程度、身ぶり手ぶりを加えること」「これから話す内容をまず話す」「最初にジョークや逸話で関心をつかむ」「聴き手を知れ」「聴衆が何に関心を持っているか知れば、話を合わせられる」「何度も何度も繰り返すこと」(以上本文から抜粋)

    巷に溢れるコミュニケーションに関するこんな助言は、食傷気味というか、正直ウンザリしていた。本書は原題の通り聴き手にStickすることに着眼しており、アメリカの事例とはいえエピソードも分かりやすく、主張に説得力を与えている。

  • 成功するアイデアの6原則(成功するアイデアを作るためのチェックリスト):SUCCESs:単純明快、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える、物語
    3つ言うのは、何も言わない事に等しい/50個もボタンのあるリモコンでは、チャンネルを替えるのもひと苦労
    関心をつかむ基本的な方法はパターンを破ること。同じ感覚刺激を繰り返し受けると、それに注意を払わなくなる。
    怒りは自分の判断への確信を深めさせる
    マズローの欲求段階:階層的、という点は誤りだと最近の研究は示している。これらすべての欲求をほぼ同時に追求する
    自分を動機付けるのは自尊心だが、他人を動機付けるのはお金、と考えやすい
    社会現象を引き起こすには、①少数の目利きに浸透する、②記憶に粘る、③背景が味方する
    (②がこの本が深掘りした点)

全243件中 1 - 10件を表示

チップ・ハースの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×