『3D世界規格を作れ!』の話を読んで,
(レビュー:http://mixi.jp/view_item.pl?id=1499260&reviewer_id=4073008)
電機メーカはどのような戦略を持ってるのか興味を持ち選んだ本.
本書は240ページで,内容は大きく以下の3つ,
① 映画業界(ハリウッド)からの3Dに対する期待
② 3D映像の高画質化,高画質な3DTV,3Dメガネ等の映像に関する話
③ 3Dカメラ,ブルーレイプレーヤ等の撮影,制作,再生環境の話
それぞれ約80ページずつで構成されている.
3D映画は
2009年12月公開 アバタ―
2010年4月公開 アリスインワンダーランド
2010年 9月公開 バイオハザード 海猿
などの代表作があり,
2009年:19作品
2010年:21作品
の映画が公開されている.
また世界にある3D対応映画館の数は
2006年:約2000館
2010年:約15000館(うち日本は500館)
に増えている.
高画質 裸眼3DTVの出現はまだ先だと言われているけれど.
2010年~2011年には
パナソニックは3D映像を普及させるために,
規格制定~コンテンツ制作~最終製品まで総合展開する力を持ち
市場シェアを伸ばすために①宣伝②WEBの活用③メディアの評価④展示⑤説明のマーケティングを行ってきた.
しかし,コンテンツの拡充が重要だと考えた時に,
以下のサイトにあるように
ハリーポッターと死の秘法の3D公開が取りやめられたり
『映像が暗い』『メガネをかけるのは面倒だ』と言われていることに不安な気持ちにされられます.
■3D映画ブームを一過性で終わらせないためにどうすればいいのか、歴史と技術をひもとく
http://gigazine.net/news/20101024_3d_technology_and_history_tiaf2010autumn/
■3D映画の退化の歴史
http://hakaiya.com/20110515/diary-24167
今後,3D映像業界がどう進展していくのかは
興味があることの1つです.
☆4