世界基準の「論理力」

  • 日経BPマーケティング (2012年8月1日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784822248536

感想・レビュー・書評

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  • 以前の著者の本(プロの論理力!)を読んで、
    結構印象に残っていたので、この本も読んでみました。
    ちなみに著者は色発光ダイオードの特許裁判で
    中村修二さんの弁護人をしていた弁護士の先生。
    知らない間にMBAを取って、
    ファンドマネージャーになってらっしゃいました。

    弁護士→ファンドマネージャーと
    何ともピカピカな経歴ではありますが、
    著者は著者なりに日本の未来を考え、
    弁護士ではなくファンド運営を通じて、
    日本の社会を良くしていこうと考えていらっしゃるようです。

    一見関係のない経歴をうまく組み合わせて、
    自分だけが発揮できる強みを出されているようで、
    とても参考になりました。

    一方、著者のファンドに対する考え方は、
    ややファンド万能よりな気がしています。
    著者のように志高い人たちばかりがファンド運営をしていれば、
    もっと世の中は良くなるのに、
    残念ながらそうでない(=金儲けに走り過ぎる)ファンドが
    多いが故に、規制が厳しくなったり、
    ファンド不要論が出てきたりするのではないかと思っています。
    著者のような人がもっともっとたくさん出てきて、
    ファンドマネージャーになることを祈ります。

    いや~、しかしながら今回の本のタイトルにも
    「論理力」の文字が。著者はよっぽど
    ロジックが好きなんでしょうか!?(笑)

  • 世界基準の「論理力」 武器としてのロジカルシンキング!
    荒井裕樹

    あの升永弁護士のアシスタント弁護士から出世した弁護士の本。
    弁護士から投資の世界に参入した。
    著者に会ったことはないが、あまり好きになれない感じ。

    自分への自信が文章から溢れんばかり出ている。
    少しは消した方が良いと思う。

    ただ、この自信家が著者のセールスポイントだろうから。
    自分とは違う世界に住む人の書いた本という印象が最後までぬぐえなかった。

    人間力を感じなかった。


    ただしそれは文体から判断しただけで、もしかしたら編集者の意図かも知れない。
    会ってみたらナイスガイであったというのはよくあることなので。

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著者プロフィール

荒井祐樹(あらい・ゆうき)
二松学舎大学文学部教授。日本近現代文学・障害者文化論(マイノリティの自己表現活動)。著書『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房、2020年)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房、2021年)などがある。2022年「第15回 池田晶子記念 わたくし、つまりNobody賞」受賞。

「2025年 『【新装版】ここから始める文学研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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