ネットワークアライアンス戦略

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822248888

作品紹介・あらすじ

その「提携」で危機を乗り越えられますか?効率化やコスト削減だけでなく、「結びつきによる価値の創造」を目指し、「海外進出」「合弁解消」など多様な局面に柔軟に対応できる企業提携スキームを構築するための実務ノウハウを、この1冊に凝縮。

感想・レビュー・書評

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  • 経営戦略論とアライアンス、パートナー戦略がいい具合にミックスされている。BSCやアンゾフのフレームワークをベースに、どのようなパートナーとどのような形態を組みあげるかについて考えるきっかけになる。また、販売戦略や技術戦略ごとに主要な契約形態も紹介されている。細かい事例までは紹介されていないが、アライアンス戦略を考える際に手元に置いておくと役立つ。

  • 戦略、法律の両面からアライアンス実務を解説しており、実務者として理解しやすい。

  • アライアンスに携わる人のための教科書。昨今、国内外問わず企業間で様々な形での提携が生まれており、提携によって「経営資源の共有」だけでなく「新しい価値を生み出す」ことの重要性は高まってきている。との著者の主張に始まり、提携に関わる業務が体系化されている。

    アライアンスの種類やフェーズ毎に必要な考え方やタスクの網羅と、主に法的なリスク等気をつけておきたいアライアンスの落とし穴が事例などと共に紹介されているため、担当者は是非デスクに常備しておきたい一冊。ただ、特に目新しい内容が書いてあるわけではないので、それ以上でも以下でも無い。

    著者のセミナーにも参加したが、今後この領域で活躍できる人材は、特にクロスボーダーにおいて重要性が高まると著者は考えている。一方で、合致する人材は国内に不足しており育成環境も無いというのが現状の見方。特にアライアンス担当に必要な要件として本著にある契約事の法務的な専門性や調整力もさることながら、最も重要なのは「ビジネスモデル、事業戦略を描く力」と置いているため若手の育成難易度は高いとしている。

    著者曰く「失敗プロジェクト」の経験が豊富な人材であるほどこの領域で活躍しているとかいないとか。

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著者プロフィール

ニューチャーネットワークス代表取締役。1987年上智大学卒業。旭硝子株式会社で、材料の製品開発、新製品マーティング業務などに5年間携わった後、大手コンサルティング会社に転身。30歳で経営、事業コンサルティング会社、ニューチャーネットワークスを創業。化学、製薬、住宅、半導体、電機など、激変してきた日本の主要な製造業の事業戦略、技術開発、などに関わる。日本企業の弱点でもある、トップマネジメントの意思決定プロセスの変革を推進し、同時に短期で成果を出すことで組織体質を変革する「ブレークスループロジェクト」をこれまで500プロジェクト以上で実践し、「突き抜けた人と組織」づくりに貢献。「戦略理論は一流で当たり前、クライアントの生き延びようとする才能に火をつけ、成果を出す」ことをモットーに日々コンサルテーションを進めている。主な著書に『事業戦略計画のつくりかた』(PHP研究所)、『ネットワークアライアンス戦略』(共著、日経BP)など。

「2014年 『90日で絶対目標達成するリーダーになる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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