ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門

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感想 : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822249007

作品紹介・あらすじ

ビジネスの原理原則を体系的に学ぶために最適の入門書。前半のパート1「戦略思考の基礎」では、ビジネスプランを描くために知っておくべき知識を解説。後半のパート2「マネジメントの基礎」では、ビジネスプランを絵に描いた餅で終わらせないための実行方法を解説。考えることと実行すること。その両方の基本をバランスよく学べる。勉強するなら、まず、この1冊!

感想・レビュー・書評

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  • 早稲田大ビジネススクール
    基礎知識としてMBA入門

    本書は古いです。
    だから、勉強しているひとには、物足りなさが残るかもしれません。

    ただし、基礎を知る→活用/実践→暗黙知、形式知への転換は、どの年代のビジネスパーソンにも必要かとも判断しています。

    少なくとも、私には必要でした。

    自社と対比したのは、青山フラワーマーケットのモデルです。
    小スペース×低単価×エキナカ
    →日常のひとときに花を

  • 面白かった!
    経営者になりたいわけでもないけれど、社会人として働く上で知っておこうと思い読み始めました。
    時々、自社の方向性などに疑問があったりするけれど、それは自身の知識不足では?と思ったから。
    それぞれの役割や、物事・企画など、実際の仕事をして行く上でも大変勉強になりました。
    足らないもの、これから学んで行きたいと思いました。

  • 2019年9月読了。
    会社の指定図書。
    こちらはMBA修了でも何でもない一般会社員ですが、
    本書のこの内容はおそらくMBAの本当に「基礎中の基礎」、基本的な問題点が網羅的に一冊にしたという印象。文体も平易、所々対話形式を用いており、内容は入ってきやすい。ここから更に学習してねという感じ。

    29ページ
    「サービス・ドミナント・ロジック」
    物を売っている会社も、実は物を売っているのではなく、物によって実現できるサービスを売っている
    →耳にタコができるくらい聞いた理屈。そして部品やアフターサービスの方が利益率が高い。

    45ページ
    サウスウエスト航空の儲けの仕組み。
    →儲けの「ツボ」を抑えた会社でありたいと思う。

    116ページ
    ジャパネットたかたの「自社の経営資源」
    →彼らは佐世保に自社スタジオを持っている。とかく固定資産は少ない方が良いという議論に流れがちだし、その方向性は間違っていないと思うが、事業のために真にクリティカルな物は自前になっても可と読み取った。

    124ページ
    戦略は「整合性」が取れていなければならない
    →どこの、どんな人に、どういう方法で買ってもらうのか、これが一連のストーリーとして説明できないと事業の成功は覚束ない。

    127ページ
    整合性が取れた戦略で成功したとしても、そのまま成長を続けられる保証はない
    →まあstay hungry,stay foolishということで。

    158ページ
    ビジネスモデル=「戦略とオペレーションが合体したもの」
    →現場偏重になりがちだけど、戦略とオペレーションは車の両輪。

    208ページ
    インターナル・マーケティングではオフィス空間のあり方や優秀な人材を集めることが重視される。過剰な備品や什器は以ての外だけど、やはり必要なら投資すべき。

    220ページ
    リーダーシップの基本3要素とそれを構成するいくつかのコンピテンシー。さて、自分にはどれだけのものがあるか?

    222ページ
    「20-30-50の法則」
    →支持者20%、抵抗者30%、傍観者50%の意味。最も注意すべきは50%の人たち。

    231ページ以下
    グローバルマネジメントの項、とても面白い。いくつか見るべき箇所があったけど最も共感したのは「1980年代、1990年代には、英語と数学ができればビジネスができると言われていました。確かにできました。しかし、これからは歴史と地理も頭に入っていないと、より良いグローバルビジネスはできないでしょう。情報の粘着性や知識の粘着性が消えたわけではないからです。」(244ページ)
    →というわけでセッセと勉強を続けていくしか生き残る道はないのです。

    他にも色々感想はありますが、とりあえずここまで。

    「MBAなんていう横文字学科、企業のケツモチ集団」と敬遠しがちでしたが、最近はそんなことも言ってられないよなと思うと同時に、何も学習せずに企業で仕事をするという「徒手空拳」な感じに危機感を持ったり持たなかったりする日々です。


  • 入門でとっつきやすく、わかりやすいです。実際に授業を聞いてみたくなります。

  • いろいろな具体例があって、基礎知識を学べる形式だった。
    MBA については詳しくないので、なんとも言えないが、経営に関係するような
    ことは、それなりに範囲を網羅しているのでは、という印象である。
    ざっと読むのに3時間程度だったが、こういった本は一度読むだけではなく、
    何回か復習することで身に着けることが大事であるので、
    また機会を見つけて読んでおきたい。

  • ホルダーですけど、入門ですけど…。

    さて、本書は早稲田MBAで昨年(2011年)行なわれたチャリティ講演「MBA ESSENTIALS」をまとめた一冊。さすが早稲田MBAということで、かなり実務的な内容となっており非常に楽しく読むことができた。私が出た法政MBAはどちらかというとアカデミックなアプローチでの教育となっており、実務から見ると若干の乖離感が否めない。というのは、「データ」というものはあくまでも「過去」の遺産であり、将来を保証するものではないからである。
    一方、早稲田MBAは教授陣に元実務家が多いせいか、内容がさまざまな企業のケースに寄っている。もちろん「ケース」も過去の遺産であることは変わりないが、“そのとき、その経営者がどのように意思決定を行なって、どのような結果になったか。”というアプローチが多いため、データ分析でのアプローチよりも臨場感があり、自身のビジネスにもアレンジできるのではないかという気になる。というのも、ビジネスは大なり小なり意思決定の連続であり、どういう視点で判断を下すかということがとてもわかりやすく書かれているのだ。
    詳しい内容はというと、早稲田MBA教授陣の得意分野が惜しげもなく披露されている。ウッチーの十八番である「異業種競争戦略」や、遠藤功教授の「現場力」、守口教授の「マーケティング」、木村教授の「ブランド論」など本当に学びが多い。根来教授がIT戦略ではなく、サウスウエスト航空のケースだったのがちょっと意外であった。(ビジネスモデルという解釈であれば納得)
    戦略論やマーケティング論でよく使われる分析フレームなども多数登場するのであるが、各フレームについて事細かに解説がされているわけではないので、本当の初心者だと少々難しい部分があるかもしれない。各章ごとに「もっと詳しく学ぶための本」ということで、参考書籍が列挙されていることも評価できる。(執筆担当者の広告っぽくもあるが…これはご愛嬌)
    最終章の法木秀雄教授の最後のほうには、「ビジネススクールに行くと頭でっかちになる」と揶揄されることもあろうと。でも、それを乗り越えてこそのビジネスリーダーたるものだというニュアンスが書かれている。たしかに私も進学を決めたときにはそのように揶揄されたこともあった。卒業して2年とちょっと経つのだが、改めて身が引き締まる想いだった。
    それにしても、早稲田MBAはマーケティングというかプロモーション活動が上手。そろそろKBSをも凌ぐ志願者数になったんじゃないか。

  • 早稲田ビジネススクールで
    一線を張っている教授陣によって入門書用に
    これから更なる深みに誘うようにできている書籍ではあるが
    実際の実務における問題点と理論との融合が
    示されており、自分の会社における問題点や
    クライアントに提案できるような内容が多分に含まれていて
    有意義なものであった。

  • ▪目的
    どの企業どの国でも役立つ一般化された理論を学ぶために読む。実践につなげることを常に考えなければならない点に注意。

    ▪実践
    前半の章からはマーケティング、後半からはリーダーシップから実践することをピックアップする。

    ▪重要点
    リーダーシップのコンピテンシー各々を上げる=全部の章に絡むことになるので、その箇所をメモに残して置くことにする。

    以下は気になった点の抜粋
    【戦略的思考】
    ・戦略の条件
    ①事実に基づく
    昔からこうなどの固定概念は捨て、事実に基づいて仮説建てする。
    ・例
    ディスプレイは昔からあるので設置してる。ではだめ。本当に見られているのか調査し、結果悪ければ小物展示はやめ何が見られているかに基づき(フォトスポット件ディスプレイにするなど)仮説建てする
    ②やらないことを決める
    全社一律…は、戦略ではないので取捨選択する
    ③全体最適にする
    甲子園代表は部分最適、日本代表は全体最適

    ▪異業種との競争
    ・未来の競合予想のために業界変化を捉える5視点
    置き換え、省略、束ねる、選択枠の広がり、追加
    ‥写真の例
    カメラ→携帯に置き換え
    現像作業→プリンターのみに省略
    フィルムやメモリカードとカメラ→携帯で束ねる
    写真アルバム→データ、パソコン閲覧など選択枠
    メール送付の追加

    ・ビジネスモデル3要素
    顧客への価値提案、設けの仕組み、優位性の継続
    ‥顧客価値
    SCは日常品から洋服まで購入ができ便利。個々の店舗が商店街ほど独自性ない点は弱み。
    ‥儲けの仕組み
    お客様を呼び混むことでSC価値は上がる=テナントからのSCに対する価値もあがり出店したいとなる→賃料収入
    ‥優位性の継続
    駅前立地、人員数

    ▪戦略の整合性
    顧客は誰で、その顧客は何を求めていて、それに対して何が提供でき、それが競合より優位または差別化になるか、の流れに整合性が必要。
    また整合性のとれた戦略を立てても今後の課題は見越しておく必要がある。

    【マーケティング】
    購入者のニーズに答えること
    そして購入者はその商品ではなく、その商品から得られる便益を求めて購入していることを理解する
    販売者の事情ではないことに注意

    ▪STP
    マーケティング戦略はSTPで考えることが大事
    ・Sセグメンテーション
    市場を細分化し狙う顧客の切り口は何が良いか検討
    最もポピュラーなのは年齢性別、以外にどのような細分化があるか、例えば家族構成という切り口、それとも趣味という切り口があるなど
    その切り口の人口ボリューム少ないと意味がない

    ・Tターゲティング
    どの細分化された市場、切り口を狙うか決める
    年齢性別にしたならその中でもさらに30~40代女性にするなど深堀

    ・Pポジショニング
    そのターゲットに対して競合比較などの市場環境からどのような優位性や差別化を狙うか決める
    ↓検討方法
    ‥他より優れた特徴やイメージをつける
     他と異なる特徴やイメージをつける
     ①つまりナンバーワンオンリーワン訴求
     デイリー利用しやすさNo.1を理由つけてなど
    ‥②土俵を変える
    ↓手段
    …物的価値訴求
     世界最小、最軽量
    …機能的価値訴求
     ハゲ防止ジャンプーミノキ配合
    …心理的価値訴求
     オールフリーの開放感ご褒美感
    …顧客価値訴求
     日産セレナのものより思い出
     かわいいをつくる、私をかなえる場所
    ここまでは①
    …用途や目的価値
     ワンダモーニングショット朝専用
    これは②。

    物と機能は訴求しやすいが価値が理解されにくい、心理と顧客価値は価値提供はしやすいが根拠が説明しづらい。

    【オペレーション】
    ▪現場力強化
    ・必要な3要素
    1問題解決力
    何が問題なのか見つけ解決できる現場は強い
    2全員参加
    一部の人だけでは解決されないため
    3独自の優位性
    地道な問題解決により他社より優れた絶対的部分をつくる

    ‥見える化
    問題解決の前に発見する必要があり、その為に見える化が重要
    他社例
    トヨタはラインにトラブルあるとすぐ知らせられる掲示板の取り組みあり
    別企業では朝一ホワイトボードで個々人の業務量を70~150で自己申告
    70=少し余裕あり、100=余裕なし、150=余裕なく終わらない

    問題が見えなくてはそもそも解決ができない。タイムリーに問題提起が出来る仕組みが必要。

    多くの企業が見える化に取り組むがうまく行かない。理由は何でもかんでも見える化しようとするから。そうすると情報が洪水のようになり逆に問題が見えなくなる。これは見える化する事が目的になってしまってる。
    問題解決が目的なのであれば、ジャスト・イン・タイムで必要なものを必要なときに必要な量見える化する。

    【リーダーシップ】
    ▪必要な3要素
    ・ビジョンとディレクション
    方向性をつけること
    ・コミュニティ
    自分のフォロワーを持ち、そのフォロワーの自己実現と、1+1が3や4になるようにする
    そのためには50の傍観者を巻き込むコミュニケーション能力が必要。
    ‥20.30.50の法則
    フォロワー20、反対社30、傍観者50
    また大きくやり方を帰るときはそれまでのやり方を最大限リスペクトしてから変える。
    ・バリュー
    ステークホルダーに対して結果を出す

    ▪3要素のコンピテンシー(行動特性)
    ・ビジョンとディレクション
    先見力、ビックピクチャー、リスクテイキング、スピーチ力、論理的思考力、状況判断力、意思決定力、信念と熱意
    ・コミュニティ
    共感力、巻き込み力、他社の尊重、異文化対応力、リスニング力、コーチング力、オープンマインド、育成力、献身性
    ・バリュー
    自己管理力、瞬発力、エネルギー回復力、改革力、訴求力、忍耐力、論理性、誠実性、ネットワーク力

    将来になるほど見通しと現実の乖離は大きくなるが、リーダーほど崖の上から将来を見通さないといけない。マネジャーは翌年を見通すことが出来ればよい。

  • ・WBSに興味を持ち、概要を理解したいと思ったから。
    ・現職で中計策定と実行、組織強化、考課改訂、採用強化、などに従事し、経営全般の基礎知識が不足していると痛感しており、広く深くインプットしたいと考えたから。
    ・ビジネスあるいは実学の第一線にいる学者のトピックに触れ、経営者としての心構えや必要条件を体感することができた。

  • MBAとったほうが良いと説く本

    アカウンティングの章は最近流行の決算書クイズみたいなのがあり、少し興味深かった

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