- Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822250096
感想・レビュー・書評
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恐ろしいです
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ジャンクフードでトップセールになった
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膨大な取材と食料品の研究内容、肥満に関するデータから語られている、ドキュメンタリー作品。ある一面を見れば、タイトル通り至福の罠であり、その罠と半分認識しつつやめられない消費者とのリアルな関係を垣間見える一冊。
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健康に関わる食品の世界も消費者ではなく株主の利益第一主義に走っているのだと知り恐ろしくなった。正しい情報と見極め選択する力が必要だと思った。
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砂糖、脂肪酸、塩化ナトリウムは、人の味覚を依存症にしてしまう強い力があり、かつ(現代の摂取状況では)体に悪い、という話
加工食品を食べないという対策しか無いかも
厚すぎる。長過ぎる。なんで500ページも必要なの。 -
私たちが日頃食べている食品、特に加工食品の恐ろしさを科学的に説いた本だった。
糖、脂肪、塩分の3つのカテゴリーを1つ1つ丁寧に書き上げ、これまでの科学者の発見に基づく加工食品が生み出されてきた。
人々の健康よりも利益を追い求め、私たちはそれに気付かず、ただただ至福なひと時を求め、身体を壊して行くことになっていた。
至福ポイントを見つけ出し、それらを操作する技術の進歩は素晴らしいものだった。
私たち購買者は、これからの時代は1人ひとりがよく自分の身体をよく考えて食品を選ぶことが必要だと思った。
そうしなければ、加工食品の依存性、中毒性に引き込まれてしまうからだ。
私たちが食品を選ぶのではなく、食品が私たちを操作していることに気づくべきだ。 -
食
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アメリカっちゅー国はコワイよの~
なんせ、国民よりも利益の方が需要っていうんだから~
「SALT」「SUGAR」「FAT」
この3つを制するものは全てを制す!
アメリカの食品業界においてこの3つこそが食品の売り上げを決める要素と言っても過言ではないのだとか。
砂糖の甘みが増せば増すほど脳は快感を感じ
油は人間の体がリミッターなく求めてしまうもので
塩は全ての生き物が細胞レベルで要求するもの
砂糖をもっと入れろ!
将来大きな消費者になる子供たちの脳に甘さをすり込め
油をたっぷり使った食品を手軽さをうりにして主婦に売れ
塩化ナトリウムが問題なら塩化カリウムでごまかせ!
みたいな国民の健康を無視して利益を追求(いかに売れるか)するメーカーがあまりにも多すぎる。
「いや~うちは色々守ってますよ。でも消費者さんが食べすぎるんですよね~」
なんて言い訳する恐ろしさったらない!
お手軽なインスタント食品や冷凍食品を売り込みたいがために、アメリカで家庭料理を作らなくさせたのはとある食品団体らしい。
こわ~!食文化が崩壊してるよ!
って思うんだけど、
日本でもすでに崩壊しかけてるのかな~?
人の味覚というのは作られるもの
子供の頃に甘いジュースやスナック、加工品、お菓子で育った子供たちは自然の甘みや旨みは感じなくなるそう
自由の国・アメリカが抱える肥満問題や貧困問題
それらは食文化の崩壊とは全く無関係ってわけじゃないそこには文化を犠牲にしても儲けたいという人々の恐ろしい罠が隠されている。 -
この本はアメリカのことを書いているけど、ではひるがえって我が国の状況を考えると、どうでしょう。食品を売るためにどんな味付けが仕組まれているか。必要以上に欲求を高めるための仕掛けづくりはどうなっているか。実質以上のみかけをつくりだすために偏った情報提示をされていないか。最後のことでいうと、「食物繊維の量を示す基準がレタスになってることが多いけど、レタスはあまり食物繊維は多くない。ゴボウのほうがずいぶん多い。でも、レタスのほうが〇個分っていうときに大きな数字が出やすいのでよく使われるのだ」という噂を聞いたことがあります。検証したわけではありませんが、今でもなんとなく頭に残っています。(2014年7月26日読了)