- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822250485
作品紹介・あらすじ
素晴らしい絵を描きたい、ビジネスを立ち上げたい、ピアノを演奏したい、飛行機を飛ばしたい……
そんな思いを抱きつつも、あなたが一歩を踏み出せずためらっている最大の理由は、上達するまでにかかる時間と、うまくなるために努力をしなければならないことだ。しかし、たった20時間の練習で、まったく何も知らない状態から、上手にこなせる状態にまでもっていくことができる方法がある。著者のジョシュ・カウフマンは、ベストセラー『Personal MBA』(ビジネススクールに行かずに、MBAの知識を身に付ける方法を説いた)の著者。人が何か新しいスキルを身に付ける際に、短時間で効率よく習得できる単純なアプローチ法を開発した。そのアプローチ法を、ヨガ、コンピュータープログラミング、碁、ウクレレ、ウインドサーフィンなどの習得の実例(著者の経験)を通じて解説する。
あなたは、どんなものを学びたいだろうか? マルコム・グラッドウェルは、1万時間費やして練習すれば、誰でも習熟レベルに達すると説いた。でも、そこまで我慢できる? たいていのことは上手になるまでおもしろくない。普通の人がそこまで打ち込むのは難しいはずだ。もちろん、プロのレベルにはいかないが、何とか楽しめるレベルだったら、20時間あれば何とかなる。これから新しいことをいくつも習得したい人に、学習マニアのジョシュ・カウフマンが開発した速習術をお届けしよう!
感想・レビュー・書評
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読んでた。大抵のことというのが、何を指すのか。また習得できるとは、自分の思っているレベルに合っているのかを考えれば、すべての領域で上手くなる必要は無いというか、時間が足りないので、自分で妥協できるレベルの技能を習得する方法としては良いと思う。
まずは始めてみないと、それに時間をかけていいのかすらわからないのだし。いや、もちろん始めるにあたっての目論見ってのはあるので、別のスキルとのシナジー、自分や他人を喜ばせるためとかのザックリとした所から本気になることもあるだろう。
自分のスキルをアセットとして考えるのに補助となるのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大変面白かった。以前著者がウクレレの短期修得方法をTEDでプレゼンしていたのを見て、ず〜と羨ましく思っていたところ、この本を読むことができてとても嬉しかった。ヨガ、囲碁、プログラミング、ウインドサーフィンなど、とても魅力的なプロジェクトを驚くほど要領よく学んでいるのには感心しました。地頭が抜きに出て良い感じ。年初に読めて良かったです。今年こそ、少しは学ぶぞ、という気になりました。とりあえず、目標を設定して、20時間はこなさないと。
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訳者あとがき
様々なノウハウに負けないぐらい刺激的なのは、人生を味わい尽くそうとするかのように、次々と新たなスキルに挑戦する著者の姿だ。
学ぶことをやめたとき、人は老いる ヘンリー・フォード
寝る前45分、意識的学習。1か月で一つのスキルをモノにしていく。プロになる必要なんてないのだから。 -
感想
徹底的に下調べする。どうすれば良いか、何をしないか。知識を得たらあとは実行。20時間心血を注ぐことでアマチュアの扉を叩くことができる。 -
著者がスキルを習得した話は斜め読み。
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オリンピック出場や世界記録を出すことを目指すのであれば1万時間でも足りないだろうが、趣味のレベルで楽しむためにスキルを身につけるのであれば20時間で十分ということを示してくれる。
事前準備の時間は20時間に含まれておらず、また相当の準備を必要とするが、「練習時間を20時間しかとることができない」と仮定して計画を立てるとするのであれば当然のことだろう。20時間しかないのだから無駄なことをしている暇はない。そう考えれば入念に準備をして当然である。
1万時間の練習を否定するものではないが、1万時間という言葉が独り歩きし、1万時間という言葉に怯んでしまって挑戦をやめてしまっているのも否定できない。本書はこの1万時間という言葉の呪縛から解き放ってくれる。 -
大抵の事は20時間で習得できる、と言う考え方に関してははっとさせれると部分があった。
効果的学習のための10のルール。1スキルとそれに関連したトピックについて調べる。2わからなくてもやってみる。3心的モデルと心的フックを知る。4望んでいることの逆を想像する。5実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる。6環境から気が散る要素を取り除く。7覚えるために間隔をあけて反復と強化をする。8チェックリストとルーティンを設ける。9予測を立て検証する。10自分の生物学的欲求を大切にする。 -
「本書は<b>超速スキル獲得</b>の技と科学、つまり新しいスキルをできるだけ早く身につける方法を探求した」、著者の経験をまとめた本。
プロになるためには1万時間の練習が必要、という「1万時間の法則」が有名だが、プロを目指すのではなく趣味で“そこそこ”のレベルになればいいというのであれば、それほどの練習時間は必要ない。むしろ、練習の量より質が重要だ――。こういう考えに基づいて、本書では合計20時間でそれなりのスキルを獲得する方法を説明している。
【超速スキル獲得法10のルール】
1.魅力的なプロジェクトを選ぶ
2.一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
3.目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
4.スキルをサブスキルに分解する
5.重要なツールを手に入れる
6.練習の障害を取り除く
7.練習時間を確保する
8.すぐにフィードバックが返ってくる仕組みを作る
9.時計のそばで一気に練習する
10.量と速さを重視する
【効果的学習のための10の基本ルール】
1.スキルとそれに関連したトピックについて調べる
2.わからなくてもやってみる
3.心的モデルと心的フックを知る
4.望んでいることの「逆」を創造する
5.実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる
6.環境から気が散る要素を取り除く
7.覚えるために間隔をあけて反復と強化をする
8.チェックリストとルーティーンを設ける
9.予測を立て、検証する
10.自分の生物学的欲求を大切にする -
本書は通読する必要はなく、エッセンスは3章までで、そのあとはケーススタディ。後半が筆者の身につけたスキルについての内容で冗長に感じたので星2つ。
タイトル通りの内容を期待するなら初めの方を読むだけで満足できる。
概要
目標とするパフォーマンスを定義し、
習得したいスキルを細かい粒度に分割する。
そして必要なツールは惜しみなく手に入れ、
練習する障害を取り除き練習時間を確保する。
フィードバックがすぐに返ってくる仕組みを用意し、
量と速さを重視して一気に練習する。
豆
運動技能の練習後、4時間以内に眠ると定着しやすい -
マルコム・グラッドウェルは、1万時間費やして練習すれば、誰でも習熟レベルに達すると述べた。
本書の著者ジョシュ・カウフマンは、たった20時間の練習で、まったく何も知らない状態から、上手にこなせる状態にまでもっていくことができる方法(速習術)があるという。