デザイン思考の教科書 欧州トップスクールが教えるイノベーションの技術
- 日経BP (2015年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822250645
作品紹介・あらすじ
イノベーションはアートではない。それを生み出す「メソッド」がある。
世界最高峰のイノベーター集団「デルフト工科大学」初の公式デザインガイド!
デルフト工科大学工業デザインエンジニアリング学部の学士および修士課程で使用されているプロダクトデザインのモデル、アプローチ、視点、デザイン手法を一挙紹介。デザインには、その複雑さゆえに、構造的・体系的なアプローチと、高度な創造性が必要です。本書は、目的や求める成果に応じて使い分けられる多様なデザイン手法(広く活用されている手法+オリジナルの手法=約70 種類)を収録。それぞれの手法をビジュアルとともに見開きで解説します。
若く血気盛んなデザイナーは、問題を見つけ、定義する作業を軽視し、革新的な製品をデザインしてやろうと思いがちです。本質的な問題がまったく別のところにあることをクライアントに伝えるには、ある程度の経験と勇気がいります。例えば、自動車を買いたい人にとって問題は移動手段です。それを解決するのは自動車の所有ではなく、自動車の利用かもしれません。こうした考え方が製品をサービスで置き換えるカーシェアリングのようなコンセプトにつながるのです。(本書より)
感想・レビュー・書評
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デザイン思考の教科書 欧州トップスクールが教えるイノベーションの技術
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近年バズワード的に流通している「デザイン思考」という概念を整理し、各要素をカタログ的に紹介する書。各要素の深堀りの程度が犠牲になっている感はあるが、その代り一覧性やビジュアル性は極めて高くイノベーションの一メソッドとしてデザイン思考という領域を俯瞰するには適した一冊。(技術経営戦略学専攻)
配架場所:工3号館図書室
請求記号:336.2:D69
◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003277428&opkey=B147995495923380&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0 -
見開き単位で淡々と、デザインプロセスの中で行いうる作業のフレームワークが紹介される。
ひとつひとつの紹介は淡泊なので、実際にやってみようとするときには、本書以外に、もう少し踏み込んだ事例などを参照しないと難しいかもしれない。
各方法のイメージ写真はよく選ばれていて面白い。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784822250645 -
アイディア出しの機会が最近増えている為、ベースアップの目的で手に取った。まさに沢山の手法が客観的視点で纏められておりイノベーション創出の教科書そのもの。各手法の弱点が明記されている点が個人的には印象的。