HARD THINGS

制作 : 小澤隆生 
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822250850

作品紹介・あらすじ

「偉大な会社をつくり、育て、運営したいすべての人に、信じられないほど価値ある本」

マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)

「本書は、意志の力だけで会社を破滅の淵から救えるという証言」

ラリー・ペイジ(グーグルCEO) が絶賛!



目指すものが大きいほど、困難(HARD THINGS)も大きい

シリコンバレーのスター経営者に慕われる

最強投資家からのアドバイス

感想・レビュー・書評

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  • 単に企業の成功物語/CEOの自慢話、というでわけでなく、企業家/CEOにむけた真の指南書と思えた本。(いや、おれ企業家じゃないけど。)きっとすべての企業家は読むべきだと思ったけど、逆に自分はやっぱり企業家にはなれないのかなーとも思わされた本。(こんな大変な状況は乗り切れん気も。)とはいえ、普通のビジネスマンだとしても読んだらなにかしら発見はあるのではないかと。
    訳者のあとがきにあるように、まさしく「フェイスブック若き天才の野望」と双璧をなす本といっていい気がします。
    また、序文で小澤氏が書いているとおり「たいていの本は成功した話をあとから分析して紹介するものが多い、一方本書が素晴らしいのは、次々と深刻な困難に直面した著者が、うまくいかないときにどう考えたか/切り抜けたかを紹介しているところ」というのもその通りと感じた。

    p33 きみは事態の深刻さがわかっていない。この次は自分でインタビューを受けてみろ。くそったれが。

    p102 あらゆる人間のやり取りにおいて、必要なコミュニケーションの量は、信頼のレベルに反比例する。あなたを全面的に信頼していればあなたの行動について何の説明もコミュニケーションも必要ない。まったく信頼していなければ、いかなる会話・説明・推論もなんの影響も及ぼさない。なぜならあなたが真実をいっていると思っていないからだ。

    p158 経済的な事情を別として人が会社を辞める理由は2つ①マネージャーが嫌い②何も教えられていない

    p224 なぜ肩書は重要なのか①社員が望む。次の面接に臨んだとき、「セールスのヤツ」だったとは言いたくないだろう。②やがて社員同士でも誰が誰なのか知る必要が起きてくる

    p226 ピーターの法則。有能なメンバーは次第に昇進していく、しかし、遅かれ早かれ、メンバーは自分の能力の及ばないちいに達してしまう。無能レベルに達する

    p233 性格が本質的に反乱者。⇒常に反乱をおこしていあにと満足感が得られない⇒社員よりCEOのほうが能力を発揮する

    p259 組織の小さいうちは問題ないが、大きくなると困難になる①組織内コミュニケーション②共通認識③意思決定

    p262 組織デザインで第一に覚えておくべきルールは、すべての組織のデザインは悪いということだ。

    p279 最初の問題は、CEOになるためのトレーニングが存在しないこと。CEOのトレーニングは実際にCEOになる以外ない。マネージャーディレクターその他なんであれ管理職の経験は会社運営という職務に役に立たない。役立つ唯一の経験は会社を経営すること。

    p285 WFIO俺たちはやられた。この会社はおしまいだ。We're Fucked, It's Over

    p302 真に偉大なリーダーは、周囲に「この人は自分のことよりも部下のことを優先して考えている」と感じさせる雰囲気を作り出すものだ。

    P339 私は今の今でも、アーンスト&ヤングを憎み嫌っている

    p373 採用は強さを伸ばすために行うべきで、弱さを補うために行うべきではない

  • シリコンバレーのベンチャーキャピタリストが書いた、CEOやマネージャー、部長職がどう困難に立ち向かうべきか、その参考になる一冊です。

    著者のベン・ホロウィッツは現在はベンチャーキャピタリストですが、以前は上場会社のCEOとして厳しい環境の中でビジネスの舵を握った、事業側も経験している方。

    ベン・ホロウィッツに降りかかったタイトルにある「HARD THINGS(困難)」がこの1冊にてんこ盛りに収録されいて、そのときどう立ち向かったが書かれています。

    表紙にあるコピー「答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか」とありますが、この本には答えはないです、基本的に。
    しかし、先人がどう立ち向かったかを知ることでとても参考になり、自分の頭で考えて行動するきっかけになると考えています。

  • 社長かCEOになった時に大いに役に立つ本。

    自分が将来そうなったら再読したいと思いました。
    ならんけど(笑)

    世に数多ある社長の成功本・自慢話ではなく
    吐き気と戦く苦難の連続をつづった内容が良い。

    一般people向けの内容として一つ上げると下記。
    「つらいときに役に立つかもしれない知識」
     ・ひとりで背負い込んではいけない
     ・長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
     ・被害者意識を持つな

    管理職向けの内容として一つ上げると下記。
    「個人面談で役に立つ質問」
     ・この職場で働く上で一番不愉快な点は?
     ・この会社で一番頑張って貢献しているのは誰だと思う?
     ・われわれが本来やっていなければならないのに
      やっていないのはどんなことだろう?

    作者のパートナーがMosaic/Nectscapeを作った
    マーク・アンドリーセンというのも感慨深いです。
    学生の頃にそれらを使うともに、あのころ
    研究室のhttpサーバーを独力で立ち上げたなあ、、、
    と懐かしく思いました。

  • 視座をあげてくれる本。

  • 正直なところ、序盤はつまらなかった。
    色眼鏡で見ていたからだろう。これは作者の回顧録みたいなもの、回答のない困難に答えを出す方法を学ぶことを探していたからだ。
    実はそんな方法はないのだと気付いてからは、読むスピードが早まった気がする。

    気になったところ
    p88 自分へのメモ、やってないことは何か?を聞くのは良いアイデアだ。
    p133 われわれの会社が勝つ実力がないのなら、そもそもこの会社が存在する必要などあるのだろうか?
    p248 個人面談で役に立つ質問の例
    われわれがやり方を改善するとしたらどんな点をどうすればよいと思う?
    われわれの組織で最大の問題は何だと思う?またその理由は?
    この職場で働く上で一番不愉快な点は?
    この会社で一番頑張って貢献しているのは誰だと思う?誰を一番尊敬する?
    きみが私だとしたら、どんな改革をしたい?
    われわれの製品で一番気に入らない点は?
    われわれがチャンスを逃しているとしたら、それはどんな点だろう?
    われわれが本来やっていなければならないのに、やっていないのはどんなことだろう?
    この会社で働くのは楽しい?

    p277
    私が起業家として学んだもっとも重要なことは、何を正しくやるべきかに全力を集中し、これまでに何を間違えたか、今後何がうまくいかないかもしれないかについて無駄な心配をすることをやめるという点だろう。

  • 僕は起業家でもなんでもないヒラ社員であるが、それでも自分の会社経験と想像力をフルに働かせて読み続け、共感に次ぐ共感から冷や汗握り締めながらエキサイティングに読破。
    おそらく生ぬるい嘘なんてない、筆者の経験から学んだ経営の本質が明解な理由と共に綴られている。
    会社が存続する以上、CEOは感情を捨て吐き気や悪寒と共にドライに判断や意思決定をし、問題解決のため的確に行動し続けるという連続が永遠に続く中で、逆に大切なものとは結局、感情をもつ人間なのだという感も感じた。
    文章には急に音楽カルチャーなどのキーワードもでてきて、CEOや起業家たる人も我々と同じレイヤーの世界にいる人間なんだと妙に安心もするし、なかなかどおして読みやすい文体で面白かった。

  • CEOの苦悩が赤裸々に語られている本。

    答えがない難問と困難にどう立ち向かったか、が経験として語られています。
    世の中の起業の成功本とは裏腹に起業における苦悩がこれでもかと語られます。

    しかし、正直、起業に興味を持たない人にとっては、
    「ふーん」「それは大変だ」
    ってところにしか落ちないかも。
    なぜなら、その内容があまりにも壮絶。

    資金ショート
    上場する直前でのごたごた
    株価の急落
    社員の解雇
    とりわけ、人を正しく解雇する方法や
    さらには幹部を解雇するための準備、
    一緒に立ち上げた親友を降格させるとき、
    友達の会社から採用してよいか、
    などなど、つらい決断を迫られ、結果どう行動したかまで語られています

    一通り読み通すとほんとCEOのつらさがひしひしと感じられます。経営者ってほんと大変!

    そういった経営の大変さとはちょっと別に、本書で述べられていた
    「つらいときに役立つかもしれない知識」
    として

    一人で背負い込んではいけない
    単純なゲームではない
    長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
    被害者意識をもつな
    良い手がないときに最善の手をうつ
    と紹介しています。

    うん、これなら使えるかも(笑)

  • ビジネスでつらい局面に遭ったときにどうすればいいか、みたいな本。
    思考がポジティブな時に読むのをお勧めします。

  • 自分の立場として、常にCEOのポジションにいたときにどう判断するか意識しようと思い手に取った。また、自社の置かれた状況がジェットコースターのように最高潮からドン底まで落ち、這い上がるタイミングに読んで良かった。ずっと好調な会社なんてない。転び、学び、成長していく。

  • 「やっていないことは何か」

    To Do Listもいいけれど、もっと何かできるのではないか、ということを確認するのも重要

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著者プロフィール

ベン・ホロウィッツは次世代のテクノロジー企業のリーダーとなる起業家に投資するベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の共同創業者兼ゼネラル・パートナー。ニューヨーク・タイムズのベストセラー『HARD THINGS』(日経BP)の著者でもある。アンドリーセン・ホロウィッツを立ち上げる前はオプスウェア(旧ラウドクラウド)のCEO兼共同創業者を務めた。ラウドクラウドは2007年にヒューレット・パッカードから16億ドルで買収されている。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でコンピューターサイエンスの修士号を取得。またコロンビア大学でコンピューターサイエンスの学士号を取得している。妻と3人の子供と共にサンフランシスコ・ベイエリアで暮らしている。

「2020年 『Who You Are(フーユーアー)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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