HARD THINGS

制作 : 小澤隆生  滑川海彦、高橋信夫 
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822250850

感想・レビュー・書評

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  • 160410読了

  • ネットスケープの創業者マーク・アンドリーセンとの出会いから、ラウドクラウドの創業、オプスウェアの経営を経て、アンドリーセン&ホロウィッツというベンチャーキャピタルを立ち上げた著者の、苦難に満ちた企業経営史とそこから得た教訓から成り立っている。私は欧米の経営者に対して「人を簡単に解雇する」「合理的で感情に左右されずに経営判断をする」と思い込んでいたので、いい意味で裏切られた。これは、かつて日本的経営と言われていたものではないのかと思える部分も多かった。
    それから、「友達の会社から採用してもよいか」という部分では、以前DeNAの南場さんが書いていたエピソードを思い出した。確か、出資してくれた企業から応援に来てくれていた社員を、その人のたっての希望でDeNAで雇い入れてしまったといった失敗談のことだ。そのように、起業し会社を大きくするうえで起こりがちなことが網羅されているようなので、ベンチャー起業家には、きっと役立つ内容だと思う。

  • 確かに皆さんいう通り面白い。でも、なんか、肝心なことはアンディグローブが全部書いてるよっていうんでアマゾンで調べるとあまりの中古価格の高騰ぶりにもうなんじゃこれ、そんならkindleで原書で読むよ。って思いました。それはまた簡単ではないけどね。やっぱ、献身ってことなんだよね。まあ当然だ。CEOってのは特異ノードになるってことだから、エネルギーがたいへん必要でしかもphaseがあってなきゃいけない。

  • ・CEOかそれにもっと近い人が読めば星5はかたそう。それ以外の人にとっては理解度や共感度、役立ち度がどうしても減ってしまうので星3くらいと感じた。もしCEOになることがあればもう一回読んでみる
    ・社内政治の定義が目からウロコだった

  • 著者がシリコンバレーのスタートアップでCEOとして困難にどう立ち向かったか。その戦いの記録のような本。通常の「こうやって成功しました」というビジネス書とは違う。会社を経営するならぜひ再読したい。「人生は苦闘」という言葉が印象に残った。

  • おもしろかった。
    メジャーなCEOの、ありきたりのサクセスストーリーではなく、失敗を必死に切り抜けたときの記録。
    この人の場合、あるいは、多くのCEOには、次から次へと、困難が押し寄せるものなのだ。
    最高責任者っていうのは、当然のことながら、責任が重い。

  • 仕事と私とどっちが大事なの?

    人によっては簡単に答えが出る問題なのかもしれないが、
    比較することはできない問題だと思う人はたくさんいるだろう。
    そしてこの答えは出せるわけがないと思う人もたくさんいるだろう。

    だが世の中は理不尽にできており、姿を変えながらこの問題を突きつけてくる。
    無理だと思ったそこから、決断という一歩を踏み込むためには、
    大事なものは何か、ということを整理しておくことかもしれない。

    (以下抜粋)
    ○母がこの上なく辛抱強い人間でなかったら、私は学校教育を受け損なっていたに違いない。
     この子供には心理療法が必要だという声が周囲では強かったそうだが、
     母は私の気持ちが落ち着くまで、無限に長い時間を待ってくれた。(P.15)
    ○自分がしたいことではなく、何がたいせつなのかという優先順位で、
     世界を見ることをこのときに初めて学んだ。(P.25)
    ○もし私が家へ帰れば、会社は間違いなく倒産する。
     もし、ここに残れば・・・・・・(P.53)
    ●それは約20万ドルと安くはなかった。
     その上、われわれはジョンをほとんど知らなかったし、義務も負っていなかった。
     しかし、ジョンはまもなく命を失おうとしている。
     私は彼の医療費を払う決断を下し、費用を工面することにした。
     そうした理由はおそらく、絶望がどんなものか知っていたからだろう。(P.81)
    ○完全に間違っているアドバイスは、必要以上に「ビック」な人物を雇えというものだ。(P.114)
    ○ベン、きみとマイクが探そうとしている特効薬は悪くないが、
     われわれのウェブサーバーは5倍遅いんだ。 それを直せる特効薬は存在しない。
     だから、われわれは何にでも効く魔法の銀の弾丸ではなく、
     鉛の弾丸を大量に使うしかない。(P.130)
    ○良い組織では、人々が自分の仕事に集中し、
     その仕事をやり遂げれば会社にも自分自身にも良いことが起こると確信している。
     こういう組織で働けることは真の喜びだ。(P.148-149)
    ○大きな会社と小さな会社でもっとも大きく違うのは、
     経営している時間と、創造している時間の長さだ。(P.176)
    ○純粋に数字だけによるマネジメントは、数字通りに色を塗るぬり絵キットのようなもので、
     あれはアマチュア専用だ。(P.189)
    ○HPでは、会社が現在と将来の両方で高い売上を求めていた。
     完全に数字だけに集中している今のHPは、将来を犠牲にして成り立っている。(P.189)
    ●この職場で働く上で一番不愉快な点は?
     この会社で一番頑張って貢献しているのは誰だと思う?
     われわれがチャンスを逃しているとしたら、それはどんな点だろう?
     この会社で働くのは楽しい?(P.248)
    ○勇気と決意に投資するのは私にとって簡単な決断だった(P.277)
    ●心を静めるテクニック(P.286)
     友達をつくる。
     問題点を書き出す。
     側壁ではなくコースに意識を集中する。
    ○凡庸な製品と魔術的に素晴らしい製品との差は、往々にして、
     社員にあまり厳しく責任を求める会社運営と、
     社員が創創造性を発揮するためなら必要なリスクを取ることを許す経営との差にある。
     社員の約束に責任を持たせることは重要だが、重要なことはほかにもたくさんある。(P.345)

  • 1読む目的
    2この本への問い
    3サマリ
    4感想

    1視座を高めること
    2スタートアップのCEOはどんなことを考えるのか
    3※全部は読んでおらずかいつまんでいる
    ①何かを生み出す人に必要な力は2つ。一つは現状を正しく把握する力。すぐ止む雨か嵐になるか。もう一つは、嵐が起きたときに次々と手を打つ力
    ②スタートアップのCEOは確率を考えてはいけない。決めるのは自分である。
    ③成功するCEOは、良い手がない時に集中して最善の手を打ち続けられること。
    ④戦うべき時に逃げていると感じたら、こう自分に問いかけるべきだ。「我々の会社が勝つ実力がないのなら、そもそもこの会社が存在する必要などあるのだろうか?」
    ⑤何を壊してもいいから全速力で動け、リスクなしに大きなイノベーションは生まれない。
    ⑥企業が大きくなるとコミュニケーションの問題が発生する。優先しなかったコミュニケーション経路を認識し、その損失を最小化することが必要
    ⑦側壁ではなくコースに集中する。
    ⑧勇気は他の様々な性格と同様、努力によって発達させられる。
    ⑨困難だが正しい決断をするたびに、人は少しずつ勇気を得る。逆に安易な間違った決断をする度に、人は少しずつ臆病になっていく。それがCEOの決断なら、企業を勇気のあるものにも臆病にも変化させる。

    4まず、スタートアップは山あり谷ありで大変だけど魅力的という印象だったが、本当に絶望的であることを認識できた。いくつかあるスタートアップを啓蒙する書籍は、何はともあれサクセスストーリーだが、本書はそうではない。困難から得た教訓、苦しいものを教えてくれる。
    この本を読んで、逃げないこと・打ち手を次々と打ち続けることを仕事のこだわりにしようと決意した。
    それらは自分が身につけることが困難だと思っていたが、努力によって、鍛錬によって得られる力なのでできないのは怠慢だと気付いた。常に最善を尽くしたい。それが相手への敬意であり、自己成長の唯一の手段だから、

  • この本は非常に面白く、そして参考になりました。 IT業界でいくつも大きな企業を立ちあげ、様々な苦労をしたその時時の状況をつぶさに書き上げ、更にどうそれを解決したのか? 非常にわかりやすく説明されています。今は著者はベンチャーキャピタリストとしても大成功しているわけですが、自らが様々な苦労を経験しているからこそ理解できる点もたくさんあるのでしょう。 この本は良い本ですよ。。是非読んでみてください。

  • 会社に置いてあったので何となく読んだ一冊。
    結論として今まさに読むべき一冊だった、自分がCEOになる時には改めてもう一度読みたい一冊。
    本書の序文やあとがきでも触れられているが、本書は経営書によくある「ヤバかったけど私はこうして成功した」という方向ではなく「常にヤバくて、失敗しまくったし、生き残るのに必死だった」という方向から経営を語った稀有な一冊である。
    実際にスタートアップの事業に触れていると大体の場合でヤバい状況であり、ぶっちゃけどうすれば良いか分からないという事が殆どだと想います。たまに良い事が起きてもせいぜい3日しか持たず、あとはヒーヒー言いながらギリギリで意思決定して実行して検証して「うわぁやっちまった!」となっている事が殆どだと思います。
    著者のベン・ホロウィッツは赤裸々にそれらを語り、心の底からアンチパターンを捻り出して紹介しているのが分かります。そしてCこの本から得られる重要なポイントは、CEOはこういう場面でどのような感情になっていて、部下や会社に対してどのような想いを持つのかを、CEOでは無い人が知れる事はスタートアップの成否を分ける上で大きな意味があると感じます。
    そしてポール・グレアムも良く言っている「反直観的」という言葉。この意味が生々しいアンチパターンを通して知れるのがこの本を重要な存在にしています。

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