HARD THINGS

制作 : 小澤隆生  滑川海彦、高橋信夫 
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822250850

感想・レビュー・書評

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  •  昔にシリコンバレーで起業して、バイアウトしたのち、今はベンチャーキャピタリストをしている人のCEOだった頃のあれやこれやを自叙伝的に書いた、そしてそこから得た知己を書いた本で、起業家って本当に大変だよって言っている本です。
     そして、それでもなぜ起業するのかという部分は書いてません。多分ケインズが言うアニマルスピリットってやつでしょう。人前では「事業は好調私はハッピー」と振舞っているけど、実はものすごく悩んで苦しんで臆病になっている、(私はそうだった、そして他のCEOもそう)という読むだけてしんどい本。題名のHARDTHINGはそのままの意味で「キツイこと」という意味。

     英語圏の思考方法がそうだからか、翻訳するとそうなるのかよくわからないけど、英米系の本は総じてこんなことがあった→こう考えた→こうやった、と非常にロジカルに考えていることがわかる。ノンバーバルなコミュニケーションについても、これでもかという程に言語化定型化していて、このあたりのぼんやりしたものを固定化する力はいつも凄いなと思います。

     最近思うことは、決定するってとっても大変だってこと。あと、金をどっから引っ張ってくるかはとても大きな要素だってこと。

  • 160410読了

  • ・CEOかそれにもっと近い人が読めば星5はかたそう。それ以外の人にとっては理解度や共感度、役立ち度がどうしても減ってしまうので星3くらいと感じた。もしCEOになることがあればもう一回読んでみる
    ・社内政治の定義が目からウロコだった

  • おもしろかった。
    メジャーなCEOの、ありきたりのサクセスストーリーではなく、失敗を必死に切り抜けたときの記録。
    この人の場合、あるいは、多くのCEOには、次から次へと、困難が押し寄せるものなのだ。
    最高責任者っていうのは、当然のことながら、責任が重い。

  • CEOの苦悩が赤裸々に語られている本。

    答えがない難問と困難にどう立ち向かったか、が経験として語られています。
    世の中の起業の成功本とは裏腹に起業における苦悩がこれでもかと語られます。

    しかし、正直、起業に興味を持たない人にとっては、
    「ふーん」「それは大変だ」
    ってところにしか落ちないかも。
    なぜなら、その内容があまりにも壮絶。

    資金ショート
    上場する直前でのごたごた
    株価の急落
    社員の解雇
    とりわけ、人を正しく解雇する方法や
    さらには幹部を解雇するための準備、
    一緒に立ち上げた親友を降格させるとき、
    友達の会社から採用してよいか、
    などなど、つらい決断を迫られ、結果どう行動したかまで語られています

    一通り読み通すとほんとCEOのつらさがひしひしと感じられます。経営者ってほんと大変!

    そういった経営の大変さとはちょっと別に、本書で述べられていた
    「つらいときに役立つかもしれない知識」
    として

    一人で背負い込んではいけない
    単純なゲームではない
    長く戦っていれば、運をつかめるかもしれない
    被害者意識をもつな
    良い手がないときに最善の手をうつ
    と紹介しています。

    うん、これなら使えるかも(笑)

  • シリコンバレーの何かの会社のCEOが書いたCEOはマジでこんなに大変なんだよ、という本。

    以下格言

    良いマネージャーは
    ※howだけでなくwhatが実現出来るまでを整理
    ※重要な事は書面で見解を示す
    ※問題を要素分解する
    ※成功を定義する

    顧客獲得と維持は全く違う。顧客満足度は定性なので数字には現れない。

    正しい野心の持ち主・・・自分メガネしかない人ではなくチームで考える

    ピーターの法則とダメ社員の法則→緩和させるには昇進や肩書きに対する処方箋が必要。

    組織のデザイン→どのコミュニケーションを優先させるか

    戦略とはストーリー

    会社のスケーリングは製品のスケーリングと似ている。

    エグゼクティブの関連分野
    ①目標に対する達成度
    ②マネジメント
    ③イノベーション→目に見える定量的な評価を追わない事
    ④同僚との協調

    教育は何故大事か
    ①生産性
    ②業績管理
    ③製品品質
    ④社員を繋ぎ止める

  • ●第4~7章は大いに興味深く読めた。とはいえ、CEO向けに書かれた本なので、これをそのまま自分に当てはめて活用することはできない。

  • ベンチャーキャピタルの創業者である著者がITベンチャーを立ち上げその経営を行った際に様々な困難から得た教訓や経験を書いた一冊。

    重厚な一冊で起業家CEOとしての役割を苦難に立ち向かうための心構えが書かれていました。
    会社の売却や事業内容の変更など次々と押し寄せる危機からの経験はリーダーとしての立ち居振る舞いや精神というものを教わることができた
    また、平時と戦時や「ワン型」や「ツー型」などその時に応じて適性が変わることを本書で学ぶことができました。
    精神的な部分だけでなく報酬や昇進などの社内の制度もどのように整えていくかも書かれており実践的な内容であるとも感じました。

    常に困難がつきまとうこと、真実をありのまま話すこと、重要な役職の責務は1人に集約すること、人選や会社を売却する際の基準など経験に裏打ちされた活きた知識を得ることが出来ました。
    そして本書は優れたリーダーについてのヒントが書かれていたと感じた一冊でした。

  • マネジメント部分について部分的に読んだ。起業あるある、創業者あるあるは書かれていたがマネジメントの具体論のより詳しくはhigh output managementを参照というところか。

  • - 人、製品、利益の順で大事
    - 良い会社を作る。よい仕事場にする
    - 部下を教育をする

    - 大企業の人材とのミスマッチ
    - 大企業では仕事が来るのを待つ → ペースのミスマッチ
    - 大組織を動かす、新たに組織を作るは違うスキル

    - 採用
    - 自分が欲しいものを知る
    - 正しい野心をもった人材(会社の勝利を目標)を採用する

    - ワン型とツー型のCEO
    - ワンは会社の向かうべき方向を決めるのが得意
    - ツーは決められた方針に沿ってパフォーマンスを最高にするのが得意

    - リーダーシップ
    - ビジョンをいきいきと描写する
    - 正しい野心を持つ(天性のもの)
    - ビジョンを実現する

    - エグジット
    - a) 市場の潜在的規模は現在より一桁以上大きいか?
    - b) そこでナンバーワンになれるか?
    - a) b)ともイエスでないなら買収に応じることを検討

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