MUJI式 世界で愛されるマーケティング

著者 :
  • 日経BP
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822251963

作品紹介・あらすじ

「ムジの知」とは?
時の流れを超えていく、シンプルで地球大の思考法。

「一番普通の形」にする
人が本能的に「心地よい」と感じるものを作る
「余白の力」によってそのまま世界中で売る
最大公約数が満足する「これ『で』いい」を目指す
「それ以外」をすべて市場にする
「個性の一歩手前」で止める
「選択と集中」はしない
「1+1=1」にする
「わけ」を伝える

MUJIの商品が世界的な普遍性を持っている大きな理由はシンプルさにある。
そのシンプルさとは、使い勝手の良い「一番普通」の形を目指したデザインである。
だからMUJIは、世の中のいろいろなブランドに対して、
「特徴がない」ことが特徴となれるブランドなのである。
MUJIが世界中の文化の壁を越えていける理由もここにある。
いろいろな文化を背景にしたブランドがたくさんある中で、
「それ以外」を市場にしているMUJIの競争の仕方は、とても秀逸だといえる。
「それ以外」というポジションは、文化の壁だけでなく、時の流れも超えていける。
多くのブランドは流行を追う。MUJIは普遍を追う。
シンプルで地味な商品かもしれないが、だからこそ時代遅れにならない。

感想・レビュー・書評

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  • >最大公約数が満足する「これ『で』いい」を目指す

  • 無印良品というブランド、良品計画という会社が今まで以上に好きになった本。

    ・これ「が」いいではなく、これ「で」いいにする
    ・個性の一歩手前で止める

    コンセプトも聞いていて肩に力が入っておらず、心地いいなと思うものばかり。

    しかし、ふわふわしているだけではなく、「MUJI」とは何かをとことん考え抜き、「なぜ」を繰り返し、世界中の人に愛される商品を生み出し続けている。

    次に無印良品に行った時に、少しちがう視点で店内を歩くことができる。楽しみ!

  • 無印良品の基本的なマーケティングをわかりやすく説明してくれている本。
    ブランドではなく「商品そのもの」で勝負する頑固でありながら「ものの本質」を極めて販売したところに無印の凄さを感じます。
    最後の方では筆者の無印良品への愛も感じられた。

  • 今やグローバルブランドとなりつつあるMUJIの成功の秘密。2016年2月時点で、国内412店舗、海外344店舗だという。

    多くのブランドは流行を追うが、MUJIは普遍を追う。だからこそ、時代遅れにならない。シンプルで自然であることが価値であり、基本方針である「感じ良いくらし」の実現を目指している。

    「これでいい」というMUJIの思想は、ターゲットセグメントを設定してその人達にとっての「これがいい」を追求するマーケティング的な発想とは異なる。

  • マーケティングの本というよりはエッセイに近く、無印良品のあり方の話と自身が携わったプロジェクトのストーリーがメイン。個人的に無印良品の製品が好きなので、「これ『で』いい」「余白の力」「がんこ職人的」と言った価値観には共感。

  • MUJIがMUJIらしくある本質を垣間見られる本。どの業界でも通用するような本質を掴み、独自の手法で体現しているようだ。マーケティングに関心がある人には刺激を受けるとは思うし、その事が腑に落ちる気もするが、自らがこの取り組みにあたってのヒント的な部分は、薄味なのである。気になる所を頭にたたき込んで、あとは自分の脳みそコンピュータの活性化を願うばかり。

  • MUJIが凄いのは紛れもない事実なのだが、日頃MUJIを活用しない自分にとっては著者の愛情が深過ぎて少し胃もたれしてしまった。

  • マーケティングというよりも、ブランディングの本。
    個人的にはマーケティングというのであれば、仮説根拠が密に計算されていて、その結果たどり着いた結論を顧客にアプローチしていくものだという印象だし、一般的にもそれで間違いないのだと思う。

    無印良品の中の人、それもマーケティングという「仕掛人」の著者が語るMUJIの話なので、もうちょっと踏み込んだ内容を期待していた。第三者の目線に近い角度で書かれているのが残念でした。

    多くは帰納法で語られているからなのだと思う。
    「MUJIには◯◯という商品がある。これは購入者の◯◯という欲求を満たしている商品だ」という具合。結果的にそうなのだろうし、ビジネスの場合、売れたからやったことは正しかったと議論されてしまうため、このような書き方にいるのかと思う。「購入者の◯◯という声を商品に取り入れて、こういう製品を生み出した。」というストーリーの方が、マーケティング寄りの内容になったんじゃないのかな。

    感覚的には、ストーリー性のある雑誌とかカタログ(東京カレンダーのような?)を読んでいるような感じ。めくっているような感じ。

  • MUJIの良さをマーケティングの諸理論で解説しているが、実際はマーケティングの諸理論をMUJIの事例を活用して説明しているとも考えられる。MUJIという特異性のあるグローバル・ブランドをマーケティングの視点で見ると非常に興味深い。

  • この本を読んでいる間に、無印良品の店舗に足を運び、確認し、この本に記載のあった商品を購入してしまった。以前から、MUJIに関する記事や本はよくあり、なんとなくそのブランドについては理解しているつもりであったが、中で働いていて、マーケティングを教える立場の人が書いているので、より良くわかる。

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著者プロフィール

千葉商科大学人間社会学部准教授。上智大学経済学部経営学科非常勤講師。マーケティング、消費者行動論、国際経営論を担当。1996年早稲田大学商学部卒業。住友商事勤務を経て、2002年イタリアのミラノにあるIULM University に留学し、Master in Retail Managementを修了。ミラノ在住時の2004年に、現地企業によるMUJI商品の輸入販売を企画し、それがきっかけでイタリア1号店となるMUJI ITALIA(ミラノ)の開店プロジェクトに参加。日本に帰国後、2005年に良品計画に入社し、2014年までMUJIの商品開発に携わる。良品計画在籍中に早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA; Dean’s List)。その後、早稲田大学商学研究科博士後期課程にてマーケティング論を研究。2014年から現職。著書に『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(共著、日本経済新聞出版社)がある。日本商業学会会員、日本マーケティング学会会員、日本消費者行動研究学会会員、国際ビジネス研究学会会員。

「2016年 『MUJI(無印良品)式 世界で愛されるマーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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