TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

制作 : 関 美和 
  • 日経BP社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822255565

作品紹介・あらすじ

新しい「信頼」がビジネス、経済、社会を動かす!

政府や企業、マスコミへの不信感がこれほど強いのに、他人の口コミで宿泊先やレストランを選び、知らない人が運転する車を頻繁に利用するのはなぜだろうか?

前作『シェア』で共有型経済を提唱した著者が、急激なパラダイムシフトのなかで企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説。

ウーバー、アリババ、エアビーアンドビー…
成功者は「信頼の壁」を打ち破る!

これまでとは違うやり方で何かをするときに「信頼の飛躍」が起きる。それによって人々は「信頼の壁」を飛び越え、新しい可能性が生まれる。アイデアやミームを意外な形で混ぜ合わせ、新しい市場を開き、これまで想像もできなかった新しいつながりや協力が可能になるのだ。
(本書より抜粋)

「信頼の3原則」でビジネスチャンスをつかむ

・馴染みのないものを身近に感じさせる「カリフォルニアロールの原則」
・自分の得になることを知らせる「メリットの原則」
・独自の影響力をもつ人を味方につける「インフルエンサーの原則」

内容
政府や企業、マスコミへの不信感が強い一方で、見知らぬ人の口コミを簡単に信用するのはなぜだろうか? 前作『シェア』で共有型経済を提唱した著者が、アリババ、ウーバー、エアビーアンドビーなど多数の事例をもとに急激なパラダイムシフトのなかで企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説。

感想・レビュー・書評

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  • 久々にいい本。

    人が新しいものを信頼する3つの原則=アイデアを受け入れる3原則。
    それは何? 自分にどういう得が? 他に誰がやってる?
    人間は本当に新しいものは欲しがらない。馴染みのあるものがこれまでとちょっと違うやり方で提供されると欲しい。アップルのデザイナーの目標は「はじめてなのに見慣れたもの」。カリフォルニアロールの話。

    持たない会社Pferとして成功してる。
    「ウーバーは車を持たず、世界最大のメディアのフェイスブックコンテンツを作らず、世界一の小売企業のアリババは在庫を持たない、宿泊業者のエアービーは不動産を持たない。何か面白いことが起きている」

    サービスが原因でえ何か問題が起きた時Pferはその責任を負うべきか。
    Pferは問題を抑止できる存在であるがゆえににある程度責任は負うべき。
    ただし、利用者側もそのような不安定な信頼の上で成り立っていることを意識すべき。過度に簡単に信頼する(信頼の飛躍)には気をつけるべし。我々はクレジットカードをブラックボックスに入力している。システムが滞りないと感覚が麻痺してしまう。

    信頼の3要素。有能さ、頼りがい、正直さ。

    分散した信頼を成り立たせる主要な方法は口コミ。
    偽レビューの可能性や問題もあるがユーザにみメリットがあり売り手にも責任ある行動をとらせる有効な手段。

    データを預けているという意識は持ちづらいが、その弊害ともいうべき動きが出てきている。
    中国では社会信用制度(国民格付け制度)。2020年には強制参加になる。
    セサミクレジットという会社がユーザにあらゆる行動を点数付けするサービスを国の指示のもと提供。
    何をやってるかが全て監視されて点数付けされる社会。プライバシーはもはやなし。

    信頼のステージは、F2Fに直接的な相手を信頼してたステージ。制度を信頼するステージ(ブランド力、業種、学歴、名声、資格、評判など)(BCの世界はこれを揺るがす)。
    そして今は、分散された信頼のステージ(レビューシステム)。



  • かなりおもしろかった。
    アリババ、エアビー、ウーバーなど、ネットを介して見ず知らずの人や初対面の人を「信じられる」のはなぜか?AIチャットボットの信頼性とは?ロボットは信じられるのか?
    ダークウェブでの薬物の闇取引でECサイトのような「レビュー」がしっかり機能している話、そして同じく評価を水増ししようとする者がいるとか…。
    中国で進む個人の信用スコア(国民の格付け)、最後はブロックチェーンまで、「信頼」についての興味深い事例と論考。

  • 東2法経図・6F開架 335.15A/B66t//K

  • 前作『シェア』で共有型経済(シェアリング・エコノミー)を提唱した著者が、企業・個人がデジタル時代の「信頼」を攻略する仕組みを解説した書。誰もが様々なモノ・サービスを評価しレビューを書く時代だからこそ、改めてオンライン上での「信頼」の功罪について考えたい。

    第1章 信頼の壁を飛び越える
    第2章 信頼が地に墜ちるとき
    第3章 はじめてなのに見慣れたもの
    第4章 最終責任は誰に?
    第5章 偽ベビーシッター
    第6章 闇取引でも評判がすべて
    第7章 人生の格付け
    第8章 われわれはボットを信じる
    第9章 ブロックチェーン1 デジタル・ゴールドラッシュ
    第10章 ブロックチェーン1 信頼のマシン

  • 共有ビジネスが広がったり、ネットのレビューに重きを置いたり、信頼につけこもうとするようなサイトを簡単に信頼したり。考えたら、いずれもこの10年程度のことであり、変化のスピードに改めて驚愕する。
    本書は、信頼をテーマに、このような変化を綴ったもの。何か結論を導き出そうとするわけではないので、まどろっこしい感じもしたが、変化の様子、劇的な利便性の一方で、プラバシーや個人の社会性を平気で踏みにじられそうな恐ろしさをひしひしと感じることができる。

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著者プロフィール

作家、ソーシャルイノベーター。『シェア』(2010)で提唱した「共有型経済」は、タイムズ誌による「世界を変える10のアイデア」に選ばれた。2013年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダー」にも選出。ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、WIREDなどで寄稿編集者を務めるほか、インターネットとテクノロジーを通したシェアリングエコノミーの可能性やビジネス・社会における変化についてコンサルタントや講演などを行っている。またオックスフォード大学サイード・ビジネススクールで「協働型経済」コースを教えている。

「2018年 『TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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