プレモダン建築巡礼

制作 : 日経アーキテクチュア  磯達雄 
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822256524

作品紹介・あらすじ

戦前に建てられた「プレモダン(モダニズム以前)」の名建築50件をイラスト・写真・文章でリポートします。

特別対談:井上章一(国際日本文化研究センター教授)×磯達雄(建築ジャーナリスト)
「隈、妹島はコンドルの上に花開いた」
戦後建築を理解するために知っておくべき明治~終戦の建築家10人

■主な内容
PART1:明治期
富岡製糸場(オーギュスト・バスティアン)/旧済生館本館[現・山形市郷土館](筒井明俊)/旧札幌農学校演武場[現・札幌市時計台](開拓使工業局・安達喜幸)/手宮機関車庫3号(平井晴二郎)/道後温泉本館(坂本又八郎)/京都国立博物館(片山東熊)/旧岩崎久彌邸(ジョサイア・コンドル)/日本銀行本店本館(辰野金吾)/大阪図書館[現・大阪府立中之島図書館](野口孫市)/旧日本郵船小樽支店(佐立七次郎)/旧津島家住宅[現・斜陽館](堀江佐吉)/浜寺公園駅(辰野金吾)/旧東宮御所[現・迎賓館赤坂離宮](片山東熊)/旧松本家住宅(辰野金吾)/日本銀行旧小樽支店(辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎)/網走監獄 五翼放射状平屋舎房(司法省)

PART2:大正期
東京駅丸の内駅舎(辰野金吾)/梅小路機関車庫[現・京都鉄道博物館](鉄道院・渡辺節)/旧秋田商会(秋田寅之助)/函館ハリストス正教会(河村伊蔵)/名和昆虫博物館(武田五一)/旧京都中央電話局西陣分局舎[現・NTT西日本西陣別館](逓信省・岩元禄)/自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト)/日本基督教団大阪教会(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)/帝国ホテル(フランク・ロイド・ライト)/旧山邑家住宅[現・ヨドコウ迎賓館](フランク・ロイド・ライト)/下関電信局電話課[現・田中絹代ぶんか館](逓信省)/大宜味村役場(清村勉)

PART3:昭和期
一橋大学兼松講堂(伊東忠太)/聴竹居(藤井厚二)/イタリア大使館別荘(アントニン・レーモンド)/甲子園ホテル[現・武庫川女子大学甲子園会館](遠藤新)/綿業会館(渡辺建築事務所/渡辺節、村野藤吾)/東京中央郵便局(逓信省/吉田鉄郎)/横浜市大倉山記念館(長野宇平治)/大阪ガスビルディング(安井武雄建築事務所)/大丸心斎橋店本館(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)/日本橋高島屋(高橋貞太郎、村野藤吾)/旧日向別邸(渡辺仁、ブルーノ・タウト)/築地本願寺(伊東忠太)/軽井沢聖パウロカトリック教会(アントニン・レーモンド)/万平ホテル(久米権九郎)/黒部川第二発電所(山口文象)/国会議事堂(大蔵省臨時議院建築局)/宇部市渡辺翁記念会館(村野藤吾)/旧東帝室博物館本館[現・東京国立博物館本館](渡辺仁、宮内省内匠寮)/原邦造邸[現・原美術館](渡辺仁)/東京女子大学礼拝堂・講堂(アントニン・レーモンド)/橿原神宮前駅(村野藤吾)/前川國男邸(前川國男)

感想・レビュー・書評

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  • 明治や大正期の洋風建築などはプレモダン建築とくくるのですね。紹介されている建築も、結構、見てきましたが、弘前は見訪の地です。東北に咲いた洋風建築にそそられました。有名なジョサイヤ・コンドルですが、英国人なのでコンダーが正しい読みだそうです。ちなみに、コンドルはオランダ語読みとのこと。

  • 建築学を専攻する友達からの誕生日プレゼント。
    ついつい行ったことのある建物に目を引かれる一方で、日本にはまだこんなに知らない建築物があるんだなあと知的好奇心を擽られる。
    いつかこの本を片手に建築物巡りをしてみよう。

  • 建築巡礼4シリーズで一番古い年代(明治~昭和初期)の建物を扱う。辰野金吾、片山東熊、フランク・ロイド・ライトなどの有名建築を軽快な解説と親しみやすいイラストで紹介していてとても楽しい本。

  • 建築ジャーナリストの磯氏と建築ライターでイラストも描く宮沢氏がタッグを組んで日本各地にある建築を巡礼し紹介するシリーズのプレモダン編。
    明治から昭和初期まで、日本に西洋の建物が伝わってからいわゆるモダニズム建築が席巻する前までの時代に建てられた名建築50点を紹介している。

    紹介されている建物は有名どころばかりで目新しさはないのだけれど、単純な建物紹介ではなく、ふたりそれぞれの思い込みや独断と偏見が個性となって表れていて、読んでいて面白い。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/566629

  • 日本には明治時代から現在に至るまで多くの建築物が築かれた。
    群馬の富岡製糸場や東京駅、札幌の時計台や日本橋高島屋など
    一度は見たり聞いたりする建物の建築の特徴が記されている。
    えっ!建築ってこんなに面白いの!?と思うと同時に
    旅行でここ見てみたい!!とも思うはずだ。
    建築に目覚めるか旅行に目覚めるか、はたまたその両方か。
    日本の建築の凄さを体感し、あなたも巡礼してみてはどうだろうか。

    【中央館3F : 図書/1300806597/523.1/I85】
    https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26028028?hit=4&caller=xc-search

  • 宮澤さん、絵が達者。

  • ・撞球(どうきゅう)ビリヤード

  • 行ってみたい(稀に行ってみた)建築満載。好みのタッチのイラストが、目の付け所を提案してくれていて、探訪欲が掻き立てられる。
    こういう取材の人は「普段は入れないエリア」に入れたりで羨ましいことこの上なし。

    他のシリーズも読んでみることにする。

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