マイケル・ハワード(Sir Michael Eliot Howard) イギリスの歴史学者、戦史研究者。1922 年生まれ。第二次世界大戦ではイタリア戦線で従軍。戦後、オックスフォード大学クライストチャーチ校を卒業して研究の道に進み、1947年にロンドン大学キングスカレッジに赴任、戦争学部の創設に尽力した。1970 年からはオックスフォード大学オールソウルズカレッジのチチェリー講座教授、現代史欽定講座教授などを歴任し、その後アメリカにわたってイエール大学歴史学部に軍事史・海軍史講座担当教授として赴任、1993年に退職した。著書は多岐にわたるが、邦訳されているものとして『第一次世界大戦』(法政大学出版局)、『ヨーロッパ史における戦争』(中公文庫)、『戦争と知識人』(原書房)などがある。また、クラウゼヴィッツ『戦争論』を英訳し、普及させたことでも知られている。
「2021年 『クラウゼヴィッツ 『戦争論』の思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」