日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方

著者 :
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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822258962

作品紹介・あらすじ

あなたは、本当の仕事の勝ち方を知っているか?
パワフル経営者、永守重信氏が「部下の耳にタコができて、
そのタコにまたタコができるくらいまで、私は言い続けた」
という門外不出の名言録を初公開!

世界一のモーターメーカー日本電産。
その創業者、永守重信会長兼CEOは仕事における「勝ち方」を熟知している。
日本電産社内で門外不出とされてきた名言録をはじめ、
永守氏の珠玉の100の言葉から、仕事の極意を抽出。
「仕事と情熱」「人と組織」「教育と成長」「上司と部下」「経営者と志」「変化と創造」
の6つのテーマで、氏を長く見てきた経済誌記者が分かりやすく解説する。

新入社員から経営幹部まですべてのビジネスパーソンが体得したい「普遍的な仕事術」を学ぼう。

感想・レビュー・書評

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  • 1973年京都で創業、永守28歳。2015年に売り上げはついに1兆円を突破。1970年以降に創業した日本の製造業で、ここまで成長した例はなく、当分追随できそうな企業もない。
    ●Kプロとは、人件費、仕入れ外注費を除く、消耗品や光熱費、出張費、物流費、交際費等を売上高1億円当たり500万という枠を設けて削っていくと言うものだ。
    ●もっていくのは会社案内だけ。金型代を相手に出してもらって、要望に合うモーターを作る。何もないからこれでやるしかなかった。
    ●2番と言うのは、1番近いかビリに近いかと問われれば、それはビリに近い。すなわち1番以外は皆ビリと同じである。
    ●人の能力の差はせいぜい5倍まで。意識の差は100倍まで広がる。
    ●すぐやる、必ずやる、出来るまでやる。
    ●「赤字と言うのは罪悪なんです。これからいろんなことを皆さんに言うけど聞いてほしい。結果は必ず出ます。結果が出ないなら責任は私にあります」
    ●三協精機はスケート部が有名。買収した業績不振企業を再生するにあたってもその企業が歴史を非常に大事にしている。
    ●長森は、世界中グループ企業の幹部と四六時中メールのやりとりをしている。
    ●失敗をした時。「勉強したか」そして「この損を取り戻すまで仕事をしろ」
    ●最近は少し大声で怒鳴られ叱られると参ってしまう若者が増えている。しかしこれは、「部下を叱ることのできない幹部が増えている」と言うことだ。
    ●社内結婚をしたくなるような会社はいい会社。
    ●失敗を恐れて何もしない人は進歩しない。しかし同じ失敗を3度続けてやる人間は問題がある。
    ●永守は高校時代、自ら小中学生向けの塾を経営していた。大卒の初任給の倍以上稼いでいた。
    ●もっと働くために、お酒を飲むのはやめた。長森は45才の時に酒を飲むのを止めている。
    ●脱皮しない蛇は死ぬ。常に成長すること。

  • 日本電産はこのところの日本の電機メーカーの中で
    気を吐いている貴重な会社のうちのひとつだろう。

    積極的にM&Aを繰り返しながら、
    それぞれを再建させていって、独自の地歩を築いている。

    精神論的なことを言うので、あまり信頼感は高くないのだけれど
    実際に成功している以上、認めなければいけない部分はあるはずだ。
    口にする精神論の中にもよいマインドセットはあるんだろう。

    さて、実際に中を見ればモーレツ社員的なこともあるが
    3現主義の徹底というのが永守のポイントで、それを
    工場の外にも適用しているのが永守の原則であるように見える。

    3現主義とは「現場、現物、現実」のことで問題に最接近するかたちで
    解決を目指すような手法だ。
    こうした現場主義的な発想は工場のラインから離れるほど薄れていくが
    それぞれの現場にプレッシャーを常にかけるのが特徴的だ。
    むしろ、現場というよりは経営幹部に示す方向性に永守らしさが現れていて
    こうした指向性が再建を成功させる哲学として錬成されているのだろう。


    >>
    「部下を思ったように動かせないと感じているリーダーは、自分の何気ない言動を見直して、むしろその反対をやってみるべき」(p.130)
    <<

    極端に動かないと変わったと感じてもらえないことも多いし、
    何より自分自身の行動を微妙にチューニングするのは割と修行がいる感じ。

    >>
    毎週土曜日の朝、各社の社長の元にはそれぞれ大量のメモが集まる。それを社長たちは読んで要点をまとめ、昼頃、永守にメールする。永守は世界のグループ企業、308社から集まるそれを土曜日にすべて読みこなし、別に各地の中堅クラス以上の幹部から寄せられるメール約1000通にも目を通すという。
    もちろん読みっぱなしということはなくて、日曜日は朝から週報リポートにもメールにも返事を送り始める。(p.193)
    <<

    これも現場主義的な発想だろう。すさまじい。

  • 間違いなく日本を代表する経営者の一人で、MAをとにかく失敗させたことがない鬼。わりと当たり前のことを徹底してるような感じに読めなくもない(けどそれができない。できるがわけないレベル。たぶん)。それにずっとついて行ってる小部副会長ってのもたぶん化け物、、、

  • ワンマン経営者が率いる巨大な中小企業。徹底した合理主義、エンドレスに働くガンバリズムで成長を続ける優良企業。
    働き方改革で残業代ゼロを目指しているとのことだが、その分仕事の効率アップを求めるということは、仕事の厳しさは変わっていないんだな(むしろ大変になっているのかも)。
    働きたい企業かといわれると…。

  • 雑誌などで見る永守社長のイメージから、精神論ばかりの暑苦しい本かと思いきや意外とまともな啓発本でした。経営者としての悪戦苦闘や思考の積み重ねの結果がアフォリズム的に結実しているということがわかります。ただ客層を明確に意識して編集されているので全体として予想通りというか、退屈というか・・・

  • 永守語録
    ガンバリズム

  • 考えていること、感じていることを知りたいと思うひとりだったので読みました。ひとりの人間で、内から湧いてくるパワーを持てる、持ち続けられる人ってどれだけいるんだろうか?

  • 1970年代以降創業の製造業では唯一の1兆円企業となった日本電産を育て上げた永森重信の言葉とその経営を描く。社員の士気こそが会社の土台、成功率100%の起業再建術、三流の人材も一流にする教育、中間層のリーダー論、経営者論、先を読む力、人間力。

    経営者というのは、社員とは別種の人間なのだということを、再認識。

  • 永守重信の考え方がわかる本です。
    日経の記者が取材してまとめた内容。
    永守氏の言葉ごとに解説してますが、同じエピソードが何度も出てくるのは退屈でした。

    すぐやる、必ずやる、できるまでやる。

  • 日本電産といえば永森さんの「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」という語録から、モーレツな仕事を求められる厳しい会社だというイメージがあるが、時代の流れの中で変化をしつつも結果を残せるような会社だということが分かった。

    気に入った言葉
    ・物事の成否はやる気で決まる。無気力でやる気のない社員を歓迎する会社はどこにも存在しないし、存在すれば会社は倒産するか業績悪化するかのどちらかだ。
    ・必ずやるという信念/できるまでやるという執念/必ず良い結果をもたらすという自信が大事
    ・担当する仕事の成果が利根に最良の結果で終わる人は自己の仕事に対して常に自分自身で厳しいチェックのできる人である
    ・楽を追えば楽は逃げていく。苦から逃げれば苦が追いかけてくる
    ・2番というのは1番に近いかビリに近いかといえばビリに近い。1番以外はみなビリと同じ
    ・自分の勤める会社と仕事に誇りを持てない社員に立派な実績が上がるとは思えない
    ・人間のタイプ
    自分自身で燃えられる人・他人が燃えたら燃える人・いかなる材料があっても全く燃えない人

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著者プロフィール

日経ビジネス主任編集委員/日経トップリーダー主任編集委員1981年大学卒業後、全国紙を経て88年に日経マグロウヒル(現・日経BP社)入社。日経レストラン、日経ビジネス、日経ベンチャー、日経ネットトレーディングなどの編集部を経て2002年から日経ビジネス編集委員、13年から同誌主任編集委員。15年から日経トップリーダー主任編集委員を兼務。税・財政、年金、企業財務、企業会計、マクロ経済などが専門分野。著書に『マネー動乱』(日本経済新聞出版社)、『日本電産 永守重信、世界一への方程式』(日経BP社)など

「2017年 『経済ニュースの「なぜ?」を読み解く11の転換点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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