天才の証明

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822259211

作品紹介・あらすじ

あなたには才能がある 私がそれを証明する

既存のルールに縛られるな 新しい視野と思考を手に入れろ



オリエンタルラジオ、RADIO FISHの司令塔による

才能を開花させる「戦略」と「選択」



卓越したプレゼンテーションやコメンテーターとしての鋭い発言、

RADIO FISHとしての音楽&ダンスパフォーマンスなど、

芸人の枠に収まらず多彩に活躍する、オリエンタルラジオの中田敦彦。

トライ&エラーを繰り返してきた著者だからこそ語れる新時代の才能論です。



多くの自己啓発書が「あなたの意識を変えなさい」とうたっていますが、

著者は「あなたは変わらなくていい」と言います。

「あなたは今のままで、進む道やルールを変えてみることに知恵を尽くしてほしい。

その努力を諦めないでほしい」と。



どんな人にも適材適所があり、

その人が生まれ持った資質を伸ばし磨いていく方法があります。

それを30の視点から語っています。





・才能はピンポイントで考えるべき

・優れるな、異なれ

・自分を変えるな、ルールを変えろ

・今ある支配的価値観は1つの考え方にすぎない

・自分のことは他人にしか分からない

・空気は読まず、時代をつかめ

・イイ男は武士からジェントルマンへ





★著者からのメッセージ

時代が変化していくなかで、正しいことや考え方も

常に変化していると私は考えています。

そのうえで、古いルール、価値観、体制に縛られて

もがき苦しんでいる人たちに、その才能を遺憾なく発揮してほしい。

タイトル『天才の証明』は自分自身の才能を証明したい思いもありますが、

読んでいただいたみなさんも1人1人が天才であり、

それを私がこの本で証明したい。そんなメッセージを込めています。

感想・レビュー・書評

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  • すべての人間が自分にしかない才能を備えています。
    だから、自分なりの闘い方を見つけ、自分が評価される場所を探し続けていくべきです。
    冒頭「はじめに」の部分にあるこの文がささった。
    自分では気づかない長所、短所は長所、目的と手段を履き違えず、自分に合う場所で闘う。
    50冊目読了。

  • 仕事に合わせて自分を変えるか。
    自分に合わせて仕事を決めるか。

    どちらも必要だとは思いますが、
    根本的に自分が得意とする資質は
    なかなか変えられないもの。

    本日ご紹介する本は、
    自分の才能を生かすための
    考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「見つける努力」

    今の仕事のスキルを上げる努力をすることは重要。
    しかしながら、同時に自分の才能を見つける努力、
    そして、自分がより評価される場所を探す努力も重要。


    人は、今の環境が一番居心地がいいもの。
    ほかの世界を見ようとは思いません。

    自分がもっと活躍できる場所を探す努力は
    常にしたいものです。


    「勝てる場所」

    全ての人間には自分にしかない才能があって、
    勝てる場所はどこかにあるはず。

    もし今、周りからあまり評価されていないとしたら、
    勝てる場所を探す努力をしていないだけかもしれません。


    「ある程度できる」


    人はやろうと思えば、ある程度のことはできるもの。
    でも、ある程度では勝てません。

    限られた時間の中で、どこに力をつぎ込むかの取捨選択が大切。
    自分自身の武器は自分では見えにくいもの。
    自分はどういう起用のされ方をすると最も活躍できるかを
    考えることが重要です。


    何が優れた才能かは、その時代に役に立つかどうか。
    自分は何に役に立つのかを考え直してみるきっかけになる1冊です。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    全ての人間に自分にしかない才能がある。
    あなたは変わらなくていい。進む道やルールを変えることに知恵を尽くすべき。
    一人の人間の才能はとてもピンポイント
    人は向いていることに投資しないといけない
    「優れるな、異なれ」
    勝てないなら、勝てる別の場所を見つける努力をするべき。
    1つのルールの中で優れようと固執すれば、アドバンテージを見過ごしてしまう
    自分を変えるのではなく、ルールのほうを自分の得意なことに近づける
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 誰もが天才、まず自分を分析せよ
    第2章 自分を変えるな、ルールを変えろ
    第3章 空気は読まず、時代をつかめ
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 天才=異質を最小単位で丁寧に掘り下げてある。
    学ぶは真似るというけれど、コモディティ化することへの懸念。
    守破離をコマ切れに説明されてるよう。
    おそらく中田さんの中で真似るとは洞察、
    観察、分析、抽出、選択が要素であるように感じる

    だから同じことをするのではなく、自分に置き換えたら何が出来るかを取捨選択できるのだろうなとも。
    短所の捉え方もいい。
    それと、長所を伸ばして短所は無視するの頁は熊谷晋一郎先生のいう、「自立とは依存先を増やすこと」に似たメッセージ性を感じる。
    ここがダメでもこっちがある。
    そう思える芯こそ自分は自分の天才性を肯定することになるのではと思った。

  • 「優れるな、異なれ」が全体のテーマになっているように感じた。誰にでも得手不得手、長所短所があるが、短所を克服するよりも長所を伸ばす、自分の得意なことが活かせるフィールドで勝負できるように工夫する。器用貧乏になるよりも、自分のもつ才能を最大限に活かすことが成功への道。仕事で悩んでいるとき等に読むとポジティブな気持ちになれそう。
    また、相方の藤森さんのことをこれほど評価しているのは少し意外でした。

  • 仕事に関してガチンコでやってる人は、読むとかならず刺激になって「俺もやろう」ってなる本。
    中田さんが出してきた結果が詰まってる本だし、歴史が濃縮されている本だ。
    オリエンタルラジオでブレイクした中田さんと、相方藤森さんの話しがなんとも面白い。
    そして、なによりも有り余るほどの文才があるからこそ、言い回しや言葉のチョイスが絶妙で面白く、リズミカルのある言語で書いてあるなーと言う印象があった(個人的に)、一言で言うと次から次にページをめくりたくなる一冊。
    あのperfect humanができた話も盛り込まれているので、「そういう経緯で作られたんだ!すげぇぇぇぇ!天才かよ!」ってついつい唸りあげて天井を見上げてしまうほどだ。
    一言で言うと、面白い。面白すぎる。
    (「労働2.0」に書いていた感想を転載)

  • 分析する気持ち、考えるってこういうことをいうのだな。と認識させられる書です。

    とくに残った言葉を残してコメントします。
    >「理解できない」との意見があったことも、喜ばしいこと。これまで時代を変えてきた新しいものは、前の時代からの激しい反発なしには生まれない
    ・・・芸能の世界にせよ、なににせよ、やはり新しいものを築くのはこういうこと、、、、それが世間一般でもそうなってきたのが難しい。

    >長所を伸ばす、短所は無視する
    ・・・長所も短所もだれが決めるんだいということ、しかもいつ長所が短所に、短所が長所になるかわかったものではない。

    >電球の発明に至るまで1万回失敗したエジソン本人いわく、「失敗ではない、うまくいかない方法を1万回試しただけ」
    ・・・つねにプラスの思考を持ち続けよう・・・そこに次への一歩がある。

    >自分自身の武器は、自分には見えにくい。人から見たら優れた能力なのに、自分にとっては当たり前に備わっているから気づけない。
    ・・・ やはり自分とはなにか? にいきつく、そしてそれは自分だけではわからない、ということ。


  • 自分の強みを活かしていくことを改めて考えさせられる本。
    弱みを克服するのではなく、強みを伸ばして人と差をつけていく方が良い。
    あの中田敦彦でさえ、たくさんの失敗を繰り返しながら新しいことにチャレンジしていたのだと知れた。失敗と表現すると怒られるかもしれないが。

    自分にだって強みがあるはず、好きなことを突き詰めていくことでより良い人生にできるのだと改めて認識させられた。好きな読書を強みにできるよう昇華していきたい。

  • 中田さんが芸能生活を通じて感じた、才能の表し方の極意が集結しています。
    具体例が多用されているので、そこが納得度の深い所ですね!

  • 中田敦彦さんの芸能生活の中で気づいたことがたくさん書かれていたので、おもしろいなぁと思いながら読み終えました。
    実体験から書かれているので、どうしてそう思ったのかが想像しやすいので非常に読みやすかったです。

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著者プロフィール

1982年生まれ。2003年、慶應義塾大学在学中に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。04年にリズムネタ「武勇伝」でM‐1グランプリ準決勝に進出して話題をさらい、ブレイク。またお笑い界屈指の知性派としてバラエティ番組のみならず、情報番組のコメンテーターとしても活躍。14年には音楽ユニット「RADIOFISH」を結成し、16年には楽曲「PERFECTHUMAN」が爆発的ヒット、NHK紅白歌合戦にも出場した。マルチな活動はとどまるところをしらず、18年にはオンラインサロン「PROGRESS」を開設。さらに19年からはYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の配信をスタートし、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が250万人を突破。いまもっとも注目されるユーチューバーでもある。

「2020年 『幸福論 「しくじり」の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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