国債が暴落しても長期投資家は平気だよ

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 46
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822263744

作品紹介・あらすじ

アベノミクス開始後、異次元とも称される2度の大規模金融緩和の影響で、国債市場がおかしくなっています。
日銀による大量買い入れのために金利が全体的に低下し、短期国債ではしばしばマイナス金利という
異常事態が発生。これにより2年物の個人向け国債では昨年から募集停止が繰り返されているが、
15年1月にはついに5年物まで初の募集停止となりました。ただし今後、景気回復が鮮明になってくるにつれ
金利は上がらざるを得ず、とすると金利と逆相関で動く国債価格は大暴落する可能性があるということです。
これを発端とした経済クラッシュの懸念も既に指摘されています。
では、こんな状況の中で一般の個人投資家はどうやって虎の子の資産や退職金を守ればいいのか?
本書は、資産運用の第一線で44年以上活躍してきた著者が、なぜこんなことが起こっているのか
(金融緩和と国債価格、金利の関係)をすぐ分かるようにQ&A形式で解説。
また、この状況に対し個人が取るべき対策や、クラッシュが来ても資産を守れる長期投資の考え方を指南。
さらに、著者が日経マネー誌上で14年半も継続している長寿連載の中から、国債暴落や長期投資の神髄に
ついて書いた回を抜粋し、備えをさらに強固なものとします。

【第1部】 国債暴落は本当に起こるのか? 誰もが知りたい40の質問にズバリ答える

【第2部】 今すぐに長期の株式投資を始めよう 資産を守り育てる実践ノウハウはこれだ!
 [第1章] インフレとデフレを繰り返す世界(株式投資ってインフレの時だけ?)
 [第2章] 長期投資ってそもそもなんだ?
 [第3章] 長期投資のリアルな体験談
 [第4章] 日本固有の社会問題と世界の課題について
 [第5章] 長期投資で豊かな老後、豊かな日本

感想・レビュー・書評

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  • http://naokis.doorblog.jp/archives/long_term_investment.html【書評】『国債が暴落しても長期投資家は平気だよ』

    <目次>
    はじめに
    第1部 国債暴落は本当に起こるのか?
     誰もが知りたい40の質問にズバリ答える。
    第2部 今すぐに長期の株式投資を始めよう
     資産を守り育てる実践ノウハウはこれだ!
     第1章 インフレとデフレを繰り返す世界(株式投資ってインフレの時だけ?)
     第2章 長期投資ってそもそもなんだ?
     第3章 長期投資のリアルな体験談
     第4章 日本固有の社会問題と世界の課題について
     第5章 長期投資で豊かな老後、豊かな日本
    おわりに

    2015.11.03 美達大和氏のレビューより
    2015.12.09 予約
    2016.06.07 読書開始
    2016.06.09 読了

  • 国債暴落説…
    個人的には日本人のメンタリティとして利率が無いに等しくても銀行に預ける国民性ですからインフレターゲットで2%が達成したとしても売り急ぐかなあと疑問に思います。
    こればかりは当たるも八卦当たらぬも八卦ですから…

    でも後半の長期投資のススメは役立つと思います。
    時間軸を長く持つと短期で精神をすり減らす事もないですし。
    焦りがなくなればタイミングを間違えることもないでしょう。
    そういう意味で長期にお金に働いてもらうノウハウの詰まった本でした。

  • 国債暴落説について知りたかったが、素人にとっては、分かったような、分からないような。で終わった。
    言いたいことはなんとなくわかるけど、自身のさわかみファンドをおススメしてくるので、正直、本に書いてあることが信用できないというのが本音。

  • うーん、結局さわかみファンドの思考法がいかに優れてるか、というアピール本の様な気もするが。。。

    まあしかし、国際暴落しても株式投資しておけば被害を少しは回避できるとか、株を買うにしても国際暴落局面でも耐えられる優良企業を探すべきとか、まあなるほどという内容は多い。

  • いつもどおりの澤上節。生活に密着している事業を行っている企業に投資していこうということだと理解しています。

  • 円が暴落しても、円で取り引きしている株は、大丈夫なのでしょうか。

  • 国債が暴落するという本を初めて読んだのは新入社員の頃だったので、もうかれこれ30年位経つと思います。国債発行額がGDPの2倍に迫りそうな勢いですが、いまだに金利は上がらず、最近ではこのような本はあまり見かけなくなったような気がします。

    そんな私がこの本のタイトルを見て興味を持ちました。確かに今まで国債を購入してきた市中銀行が手持ち国債を売り始めて、その代りに日銀が自分で購入している様子で、状況は変わりつつある様に思いますので、これからの国債の動きには注意が必要かもしれません。

    この本の著者は、国債が暴落して、その結果として生じる「日本円の信用下落」に備えてどのような手を打っておくべきかについて述べています。直接的には述べていませんが、著者が経営する投信会社のファンドを購入すれば良い、という結論になっていますが、1つの会社で1本のファンドしか保有していないというのは特徴があると感じました。

    自分が応援したくなるような会社の株を長期に保有して、目先の利益確定にとらわれない運用方針は私の考え方に合っているなと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・世界の運用現場で44年以上戦い抜き、1970年代前半の強烈なインフレと債券相場の地獄を乗り切った経験からも、ここは長期の株式投資あるのみ(p4)

    ・決算時、つまり実際の国債依存度はひどい。2009年は51%以上、この16年間で720兆円発行していて、GDPの1.5倍(p37)

    ・現在は国債費23兆円のうち、国債発行費用12兆円、利払い費10兆円程度、金利水準が10年もので0.4%なので(p45)

    ・1654兆円の個人金融資産のうち、現金預金は815兆円、株式関連が203兆円、」保険年金が440兆円程度(’p48)

    ・1992年9月の総合経済対策費として、10.7兆円の巨額予算を投入して、2010年10月までに合計349兆円を計上した(p54)

    ・815兆円の預貯金から日本の家計が得る収入は、金利が0.02%なので1630億円程度、これが通常金利ならば30兆円程度になり、それが消費に回れば日本経済には、3%程度の成長要因になる(p61)

    ・国債、株式市場が暴落しても、人々の毎日の生活はなくなるわけではない、そこが大事であり、長期投資家が最も頼りにしている土台(p91)

    ・815兆円のうち、民間銀行は600兆円、残りは郵便貯金、ペイオフ制度の資金プールは、1.6兆円程度でありこころもとない(p107)

    ・さわかみファンドは設定して15年半であるが、その間の成績は、年複利で5.3%(p135)

    ・2015年度予算では、税収見込み額が企業収益の向上、賃上げ、消費税増税により、1991年(58.8兆円)以来の高い水準(54.5兆円)となったが、それでも37兆円は新規国債の発行が必要(p160)

    ・米国の人口は3.2億人、二人に一台は必要、耐用年数10年とすると、年間1500万台は更新需要がある(p194)

    ・日本は産業用ロボットの分野で世界をリードしている、ロボットのみならず、重要部品のほとんどすべてにおいて世界トップレベルの部品産業が国内にある(p219)

    ・ペリー来航した6年後に石油産業が米国ペンシルバニアで誕生、1859年にドレーク氏が原油採取に成功して、需要は鯨油から石油にシフトした(p223)

    ・日本のエネルギー戦略としては、藻類から石油を生み出すバイオマスの推進が有望(p227)

    ・日本の工場において生産性が高い理由は、熟練工ではなくて、生産性をあげられるような小さな工夫が随所にされているから。さらに専用機やロボットを内製化しているのに加えて、高度な技能を学ぶための修練場をつくり更に生産性向上を図っている(p244、245)

    2015年5月2日作成

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著者プロフィール

さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。著書多数。『日経マネー』で 2000 年 9月号から連載執筆中。

「2022年 『暴落相場とインフレ 本番はこれからだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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