メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

著者 :
  • 日経BP社
3.81
  • (4)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 75
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289508

作品紹介・あらすじ

希代の起業家たちに迫る圧倒的ノンフィクション!

メルカリはいかにして、5年で3000億円市場を築くほど成功したのか。
後発にもかかわらず、なぜフリマアプリでトップにのし上がれたのか。
起業経験者たちがなぜ、メルカリ創業者の山田進太郎氏のもとに集まるのか。
国内事業の足元が固まっていないうちに、なぜ海外を目指すのか。
――日本のスタートアップの雄、メルカリの疑問について、
日米スタートアップを取材してきた日本経済新聞社編集委員の著者が解き明かそう。

◆5年で急成長した理由がわかる
ベンチャー不毛の地ともいわれた日本で、メルカリは設立5年でユニコーン(企業評価額が10億ドル以上)となった。アプリのダウンロード数は7100万を超え、フリマアプリという新しい市場を築いた。実はメルカリは、フリマアプリでは後発だった。

それでも競合を引き離して圧倒的な成功をつかめた理由には、創業者である山田進太郎の経験と勝負強さ、スター起業家を集めたチーム力、トラブルを素早くリカバリーする体制などがある。メルカリ創業前を含め、その強さの理由がわかる。

◆挫折、全面つくり直し、不振、炎上……
順風満帆に見えるが、実はさまざまな苦難もあった。共同創業者の山田進太郎は、自ら創業した企業を売却後に退社。心機一転、メルカリを始めたものの、当初はエンジニアの離脱、アプリの全面つくり直し、振るわないダウンロード数などに頭を抱えた。その後も、現金出品での炎上など困難が続くが、それを乗り越えてきた。

◆なぜ海外を目指すのか、今後は?
メルカリは米国、英国に進出し、大きな投資を続けている。これが赤字を生み、上場後には株主からは批判も出ている。それでもなぜ、メルカリは海外事業を目指すのだろうか。その理由に加え、メルカリがめざすテックカンパニー、決済プラットフォームなど今後の挑戦にも迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • メルカリのチーム組成並びにサービスがどう拡散されていったかを記述した本。
    スタートアップ界隈の人読んだほうがいいよね....

    個人的に好きなのは、広告費月5000万ずつ突っ込んできたいから高バリュエーションで高額調達する所。そりゃやりたいけど、それ通しちゃう胆力凄い。

  • ‪メルカリの創業から上場までの5年間を追ったノンフィクション。急成長の秘密を分析しているわけではないが物語として純粋に面白かった。登場人物は全員雲の上の存在ばかりだったけどwそういう人が集まってくるというのもまた一つの力なんだろうな。ライバルであるフリル側の視点が入っているのもストーリーを立体的にさせている。5年ないしは10年後に続編を読みたい。‬

  • 希代のスタートアップ、メルカリの創業からの5年間を時系列的にまとめた本。アマゾンのレビューにも合った通り、登場人物が多くあまり焦点の定まらない本ではあったが、メルカリの創業から2018年10月に至るまでの主な出来事を網羅的に知ることは出来たので、興味を持って読むことができた。

    あまり深いと思えるような考察はなかったが、メルカリについてこれほどの情報量がある本は今のところ他にはないので、読む価値はあったと思う。

  • 馴染みのある創業者の自伝とは対照的に、第三者視点でドキュメンタリー的にまとめ上げられるというのは新鮮。そしてドラマと登場人物に事欠かない歩みが5年間の凄まじさを物語っており、圧倒される。創業者の仕事の一つとして採用、キーパーソンを増やしていけるか、ともよく言われるが、その重大性がよく読み取れる内容です。

  • 創業までの山田進太郎氏の歴史や、創業期に参画した人の背景や口説きがまとまっていて興味深かった。
    筆者の思いやストーリー性があまりなく、日経記事の集約に近いが、メルカリの歴史を知るのにいい本だと思う。
    テレビCMや大規模な資金調達により、フリルを抜いて業界トップのサービスに成長した話で、メルカリのスピード感と意思決定の早さに驚いた。

  • コウゾウ設立直後の飲み会や、304をチラ見したらピリピリした空気過ぎて話しかけずにそっと扉を閉めたことや、アプリリリースの時のawabarなどを思い出した。僕も頑張らねばと思った。

  • ・山田には質問魔のようなところがある。少しでも理解できないと質問攻めにし、納得できるまで諦めない。一方山田とはバックグラウンドの異なる宮上は「なぜそんなこともわからないのか」と思う。こうした場面は一年近く永遠と展開された。だが、ある時から宮上は不思議な感覚にとらわれるようになった。「脳みそが一緒になったのではないか」。山田が考えていることが手に取るようにわかったのだ。
    ・「しまむら理論」小さな子どもを持つ地方に住む主婦が意識せずに使える。格好良さより庶民性や親しみやすさを優先。どことなく雑然とした印象を与える。
    ・ライバルではなくユーザーに向き合う
    ・小泉が12億円の調達に強いこだわりをみせたのは、ミクシィとの関わりを通じて得た体験があったからだ。ミクシィは日本のSNSの代表格となったが、実はこの分野で先行していたのはグリーだった。後発のミクシィは追撃に向け、一足早く安定的な成長軌道に乗っていた求人サイト運営事業からの収益を、集中的に投下した。プロダクトの力はさることながら、資金力の差で勝ったー。こう痛感した。ミクシィの経験を応用すれば後発のメルカリも先頭に立つことが可能だが、ライバルに先を越されたら二度と浮上することはできなくなる。勝者総取りがインターネットの掟だ。
    ・ミクシィはプロダクトが強い会社で、その成長が組織をけん引していた。自然と組織がまとまるので楽と言えば楽だが、逆にプロダクト任せになって人や組織に向き合いきれていなかった。だからこそ求心力を高め、維持するための支柱としてミッションとバリューをまず決めておきたかった。
    ・濱田は山田の仕事ぶりを見ていて不思議に思うことがあった。とにかく細かいことを含めて様々なことに気付くのだ。「なんで色々と気づくのですか?」と尋ねると「だって僕基本的にやることないから」「濱ちゃんも早く暇になることで、色々と気づくようになるよ」。経営者が幹部に暇になれというのはおかしな話の様に聞こえるが、濱田は素直に「確かに」と思った。
    ・創業者が心から反省するのであれば、会社は個人を上回る存在になれるのではないか
    ・起業はひとりの天才ではできない

    まず、読み物として面白かった。文章構成や登場人物1人ずつの大学時代までさかのぼった話など、小説を読んでいるようにも感じた。
    会社を創るにあたって、一番大事なことは本当に「ヒト」だなと改めて実感。運命やめぐり合わせ、引き寄せが働いて、資金調達や顧客サポートなどそれぞれの道を究めて来た人達がジョインしていく姿は、奇跡のように感じる部分もあった。その点山田さんはヒト集めのプロとも言えそう。
    経験に基づく戦略的な資金調達、アプリをどうCMと接続していくのか、競合であったフリルの創業話など、なるほど、という内容もあり。
    ワクワクしながら一気に読んでしまった。

  • 日本に新しいスタンダードを根付かせたと言っても差し支えないメルカリの5年間をギュッと凝縮した企業ヒストリー。
    日経BPの編集委員の方が著者ですが、過去の記事や情報を細かく拾って、傍で見ていたかのような描写で面白く読みやすい内容になっています。

    詳しいレビューはブログにて。
    http://lifeshiftdiary.com/2018/11/25/mercari/

    この本も買ってすぐ読み終わったのでメルカリで売ります。

全9件中 1 - 9件を表示

メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間のその他の作品

奥平和行の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エリック・リース
リンダ グラット...
ベン・ホロウィッ...
村上 世彰
伊賀 泰代
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印

メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間を本棚に登録しているひと

ツイートする