FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289607

感想・レビュー・書評

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  • 世界は、少しずついい方向に変化している。
    だから変に悲観的にならなくていい。思い込みを乗り越えて、世界を正しく見て、もっとよくするために自分にできることを考え、実践しよう。
    こんなに世界に対して希望を抱ける本を他に知らない。

  • この本から、
    【事実に基づく「世界の見方」と「自分の見方」】
    を教えてもらいました。

    この本を読んだ理由は、
    世界のことを何も知らない自分が恥ずかしかったからです。
    いつも自分の身の周りのことばかり考えていて、
    世界に思いを馳せることはほとんどありませんでした。

    もっと「自分の身の周りのことだけじゃなく、世界に目を向けたい」と思ったので、この本を読むことにしました。


    この本から、
    ・「先進国」や「途上国」という分類はもはや存在しないこと
    ・人々の生活は文化や宗教よりも所得が関係していること
    ・世界は変わり続けていること
    などを学びました。


    また、わたしたち人間は10の本能に支配されると
    勘違いや過ちを犯してしまうことがあって、
    本能に負けてしまいそうな自分に気付いて
    「ちょっと待てよ」とブレーキをかけることの大切さを教えてくれました。

    そうやって本能ではなく事実に基づいて世界と自分を見ることが人生の役に立つし、何より心が穏やかになるとのことです。


    10の本能のうち、自分が特に気を付けたいと思ったのは
    「犯人捜し本能」です。

    物事が上手くいかないときに、ついつい誰かを責めてしまいそうになる。
    でも、そんなときはこの「犯人捜し本能」が働いていることを思い出して、「犯人」ではなく「原因」を探す。
    なぜなら、犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまい、ほかの原因に目が向かなくなってしまうから。
    誰かを責めることに気持ちが向くと、学びが止まってしまい、正しいことに力を注げなくなってしまうから。


    本能にブレーキをかけ、謙虚になり、事実に基づいて世界と自分を見ること。
    その大切さを、この本から学ぶことができました。



    最後に、この本の著者の1人であるハンス・ロスリングさんは、亡くなる前の数ヶ月間をこの本の執筆に注いだそうです。
    ほかの仕事を全てキャンセルし、残りの人生をかけて「事実に基づく世界の見方」を広めるためにこの本を書いてくださったということを知りました。

    そんな「おわりに」を読んで、ハンス・ロスリングさんの情熱に改めて感動しました。
    この本に出会えたこと、ハンス・ロスリングさんの思いに触れられたことに感謝して、この本での学びを今後に活かしていきたいです。

  • 最近、中島京子の「のろのろ歩け」を読んだ。そこでの北京、上海、台湾はオイラが持つイメージを刷新してくれた。古いものと新しいものが混在しているけど、間違いなく街やそこに住む人たちが進化しようとしている。アメリカやヨーロッパにばかり素敵なものがあると疑わなかったオイラにとってはいい刺激になった。「ファクトフルネス」ではこれからのアジアやアフリカの躍進が取り上げられているけど、納得できる。駅や電車では多くのアジアの人たちを目にするようになった。観光はもちろん働きに来たり勉強をしに来たりしているんだろうけど、オイラなんかより教養や経済力とか豊かな人が大勢いるんだと思う。でも、そんなふうに思うようになったのは最近のことだ。日本は豊かだと疑わなかったし、そこにいるオイラだって世界の中で、いやアジアでは特に豊かだと思っていたけど世界を知らなかっただけみたい。そういえば、最近は台湾のエレファントジムってバンドをよく聴いている。学生の頃だったら考えられないし、興味を持たなかったはず。アジアにロックなんて!と先入観を持っていたけど他にも魅力的なバンドはたくさんある。知らないって怖い、というか勿体ない。謙虚さと好奇心があれば、心を楽にしていつも何か面白いことを発見し続けられる!頭が固くなっているからこそ実践しなくちゃと思う。

    • onecupmikaさん
      あいちょーや周りの方々の優しさ、ちゃんと届いていますよ。
      だから、私、会社のことも出会った一人一人のことも大切で忘れられなかったのかもしれま...
      あいちょーや周りの方々の優しさ、ちゃんと届いていますよ。
      だから、私、会社のことも出会った一人一人のことも大切で忘れられなかったのかもしれません。
      私こそ、頭固くて見えてなかったものがたくさんあることに気づけたように思います。
      読書や音楽っていいですね。
      2019/04/14
  • ヘルスケアの医師が自分の経験から生まれた疑問を解決すべくデータに基づいて歩んできた内情を披露している。
    マスメディアの偏った報道や嘘で固まった偏見を認識させてくれる。目に見えるものの表面だけをみて全て理解したと思うな。本質を追求せよ。というメッセージ。
    話の展開の仕方も受け入れやすい。なぜなら、著者自身も含め的確な失敗談がふんだんに取り入れられているからだ。

    個人的には第10章の焦り本能(今すぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み)に興味があってここから読んだところ、興味が湧いて全ての章を読みすすめた。

    人間の本質、性質をよく知り、誤りやすいことを認識させてくれる。

  • すでに日本でもベストセラーになっている話題の書である(私の手元にある本は、刊行10日目にして第4刷)。

    これは素晴らしい本だ。まだ3月なので気が早いが、今年私が読んだ本のベストワン候補。

    私たちが世界のさまざまな出来事を見るときに陥りがちなバイアス/思い込みを、「分断本能」「パターン化本能」「宿命本能」など、10の「本能」として分類し、1章ごとにその具体例を挙げて説明していく本である。

    読み進めるごとに、私たちが世界の未来について抱いている漠然とした不安の多くが、事実に基づかない思い込みであることがわかっていく。
    そして、読む前よりは少しだけ、「ファクトフル」(事実に基づく)な世界の見方ができるようになる。

    世界には悲しい出来事も多いけれど、それでも総体として見れば「世界は少しずつよくなっている」――そのことに気づかせてくれる、希望に満ちた書。

  • 数学は何年経っても使えるけど、
    社会はアップデートしなければならない。
    筆者の出した社会に関する質問に自分自身も間違いが多く、
    また、多くの人が間違っているということに驚きました。
    私たちの頭の中は、中学校時代の社会で止まっているかもしれない。

    本能に惑わされず、事実を探ることはとても大切。

  • 医師として貧困地域の医療や大学での研究に携わるとともに、 WHOやユニセフのアドバイザーとしても活躍してきた著者が、多くの人が実は誤解している世界の様々な真実と、その背景にある人々の思い込み(本能)を明らかにし、「ファクトに基づく世界の見方」を身に着けるための手法を解説した指南書。

    人間には狩猟採集社会時代に培った情報の取捨選択のための「本能」がある。それは物事を効率的に判断し、すぐに行動するためのパターン化や単純化であったり、身に迫った危険を避けるためにネガティブなものに注目したり恐怖や焦りを感じたりするもので、人類の生き残りには不可欠であったが、現代においてはそれが「ドラマチックすぎる世界の見方」につながり、実はそれほど重要ではない問題が必要以上に注目される一方、本来評価されるべき小さな進歩の積み重ねや、本当に避けるべき中長期的な危険が放置される要因になっている。

    そのような本能を克服するための手法として紹介される「ファクトフルネス」の基になっているのは、著者自身の豊富な経験からの学びであり、中には著者が35年もの間誰にも言えなかった、多くの人の生命にかかる大きな失敗の告白もある。しかし全編にわたって著者の語り口は軽妙かつユーモラスであり、多数の統計データを駆使しつつも最後まで一気に読ませる面白さがある。世界を正しく見るためにまずは自分を変えよう、そのために好奇心と謙虚さを持ち続けよう。本書出版直前に他界した著者渾身のメッセージが心に響く名著。

  • 最大のメッセージは、”悪い”と”良くなっている”は共存しうるということです。解決しなければならない問題は山ほどある、でも世界は良くなっている。それはデータが示している。
    人間は、危機感を煽ったり、それっぽく大変そうに言うのが大好きです。そっちの方が分かっている風になるから。それは自分の反省も込めて。
    でも、そんな言葉に惑わされずに、事実をしっかりと見て、希望を持ってまた頑張ろうと励ましてくれる本でした。巻末で、著者が亡くなっていることを知り、ますますそのメッセージを強く受け止めました。

  • 思い込みというのはたしかに世の中に溢れている。世の中の出来事はテレビや新聞、インターネットで手軽に情報を得ることができる。
    だがその反面、簡単に情報操作ができてしまう。本書でも言っている通り、アフリカやフィリピンなどの国は未だに靴も履かず不衛生な環境で生活しているものだと思っていたし、これからも変わらないと思っていた。貧しい国だから、これからずっと貧しいと決めつけていて、そこで思考が停止していた。
    世界は変わり続けている。人間だって、100年前と今とでは確実に技術やテクノロジーが進歩しているのだから、自分たちが義務教育で教わったことはどんどんアップデートしていかなくてはならない。
    チンパンジーのように思い込みや経験というフィルターを一切なくそうとは思わないが、常に「これって本当?」と問題意識をもつことはこれから先非常に重要になると感じた。

  • 久々の衝撃。
    思い込みは怖い。
    そんなことないと思っているのにそうだった。
    データをもとに世界を正しく見る習慣。とても大事。

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著者プロフィール

ハンス・ロスリングは、医師、グローバルヘルスの教授、そして教育者としても著名である。世界保健機構やユニセフのアドバイザーを務め、スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げたほか、ギャップマインダー財団を設立した。ハンスのTEDトークは延べ3500万回以上も再生されており、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた。2017年に他界したが、人生最後の年は本書の執筆に捧げた。

「2019年 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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