FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289607

作品紹介・あらすじ

ファクトフルネスとは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。
世界で100万部の大ベストセラー! 40カ国で発行予定の話題作、待望の日本上陸

ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛!
「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」 ビル・ゲイツ
「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」 バラク・オバマ元アメリカ大統領

特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。

◆賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている

本書では世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズを紹介している。たとえば、こんな質問だ。

質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%

質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%

答えは本書にある。どの質問も、大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解率が低い。
その理由は、10の本能が引き起こす思い込みにとらわれてしまっているからだ。

◆教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介

本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。
これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。でも、大丈夫。著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。
また、本書では数式はひとつも出てこない。「GDP」より難しい経済用語は出てこないし、「平均」より難しい統計用語も出てこない。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれている。

感想・レビュー・書評

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  • まず著者が強調したいことの一つは、世界は皆が思っているよりもよいものであり、さらにどんどんよくなっている、ということである。そして、その事実をデータによって確認していく。世界がよくなっているということを強調することは正しい活動である。それを数値にして認識することは、何かの判断をそこから得るためにとても大事な姿勢である。

    所得が増え、子どもの死亡率が下がることで、寿命が伸び、出生率が下がり、社会の年齢構成が大きく変わるのは全世界でほぼ共通に進みつつあることだ。その事実については、ある意味では共通理解でもあり、ベストセラーになったユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』でも、現代は、飢饉、疾病、戦争を克服して、かつてないほど寿命が伸びた、という事実が強調されている。そういえば、自分の母方の兄弟は7人いるが、今それだけの兄弟がいる家庭を探すことは大変難しい。日本でもこの1~2世代の間において大きな改善と変化があったのだ。

    この本で著者の言うことはおおむね正しいと言える。ここで注意するべきは、著者が使っている質問や数字の意味を、読者であるわれわれ自身も懐疑的に見る姿勢を持つことである。例えば、おそらくは著者が何度も使ったであろう質問1「現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう? A.20%、B.40%、C.60%」(答えはC)。
    この問題の日本人の正答率は7%だということだが、選択肢が、A.40%、B.60%、C.80%だとしたら結果は大きく違っているだろう。さらに言うと典型的なナッジングの手法でもあるが、選択肢を A.20%、B.40%、C.60%、D.80%、とした場合でも正答率が上がることが期待できそうである。これは、揚げ足取りだろうか。著者の主張に従うのであれば、こういった印象操作があることについても逆に疑って、より真実に近いものを知るように注意するべきなのである。

    さらに加えると、質問2「世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう? A.低所得国、B.中所得国、C.高所得国」(答えはB)という問題に至っては、高所得国/中所得国/低所得国の定義を明確にしないと質問として成立しないし、正解は中国とインドがどのレベルに当てはまるのかによって変わってくる。著者もこの後の議論においては高所得/中所得/低所得という分類ではなく、所得層を独自に複数のレベルに分けている。レベル1は1日1ドルの所得、レベル2は1日4ドル、レベル3は1日16ドル、レベル4は1日32ドル。このレベルの差で大きく生活の質が変わってくるということを具体的な例を引いて説明している。著者は、ここでレベル2とレベル3を中所得国として30億人の人がこの層にいるという。しかし、レベル2は低所得と言っても間違いではないだろうし、実際にレベル2とレベル3は差があるからこそレベルを分けている。これもまた揚げ足取りなのだろうか。

    しつこいが、質問4「世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?A.50歳、B.60歳、C.70歳」(答えはC)。これも選択肢をA.60歳、B.70歳、C.80歳にすると正解率が劇的に上がるだろうし、選択肢を増やしてA.50歳、B.60歳、C.70歳、D.80歳、としても、単に知識の問題だとしたらおかしなことだが、正答率はおそらく上がると思っている。

    単純な「世界はどのように変化していると思いますか?」という質問についても、その質問をどういう文脈に置くのか、どういう質問と並べて訊くのかによって数字は大きく変わってくるだろう。

    ただ、福島原発事故のその後の被爆被害についての事実分析(福島の原発事故による被曝でなくなった人は、ひとりも見つかっていない - 人々の命が失われた原因は被爆ではなく、被爆を恐れての避難だった)を考えると、悪いニュースはすぐに広がるが、そうでないニュースはそれが事実であろうがなかろうが拡がらない、ということについては著者が指摘する通り十分に意識をしておく必要があるだろう。特に、福島原発事故の前にはチェルノブイリ原発事故という参照にすべき事象もあったにも関わらずだ。もちろん、チェルノブイリの事故にこそ、事実が何であったのかを正しく知ることの重要性と難しさを教えてくれるものである。また、原発事故の事例に続いて書かれる環境保護を主としたDDTの禁止についても、トレードオフの関係について十分に考えるために事実を共有することの重要性を認識することができる。ワクチンの事故、テロの危険、飛行機事故、そういった滅多に起きないことのリスクを過大視しすぎることのデメリットについても世の中に広く共有されるに越したことはない。
    また著者の過去の経験として挙げられたものだが、モザンビーグの病院では、目の前の患者を救うことに全精力を傾けるよりも、地域全体の公衆衛生プログラムを上げることに力を使ったことが正しく効果的だったというのは素晴らしい分析とそれに基づく行動として賞賛されるべきだと思う。

    著者の言わんとすることは原則として正しく、著者が伝えようとすることもおそらくはその意図に沿って理解されると世の中はよくなるようなものだろう。そして、準備された質問がその認識を説得的にするために工夫されたものであることも間違いない。だからこそ、いったんは事実の解釈について、著者が書くことであっても懐疑的に見る姿勢を持つことが逆説的に著者の意図に沿うものなのである。

    この本を読んで、著者のいうファクトは素晴らしい、皆が気が付いていなかったところだ(自分はわかっていたけど、という態度を取る人も多いが)。目から鱗が落ちた、と単純に言う人は、おそらくはデータやメディアに騙される人だろう。本書の内容は多くのデータを元にしてはいて、多くのものよりも優れているのかもしれないが、この本に書かれていることは他のすべてのことと同じく事実に対するひとつの解釈であることは間違いない。「ファクトフルネス」の重要性を信じるのであれば、著者のいうことを事実として鵜呑みにするのではなく、より事実に近いものに当たって、そこからあなたの解釈を導き出す過程を踏むという姿勢やプロセスが大事だということだ。

    ニーチェの、「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」という言葉を侮ってはいけない。

    「事実に基づかない「真実」を鵜呑みにしないためには、情報だけでなく、自分自身を批判的に見る力が欠かせません。「この情報源を信頼していいのか?」と問う前に、「自分は自分を信頼していいのか?」と問うべきなのです。...「この情報は真実でない」と決めつける前に、「自分は事実を見る準備ができていない」と考えたいものです」

    と、訳者あとがきにある通り、虚心坦懐になることがとても重要だと思う。常に自分自身に帰ってくる言葉だ。こうやって今書いた私自身の書評の言葉にも。

    よい本だと思うが、データの重要性について考えるならば、この本自体を鵜呑みにしないことが重要だろう。この本の内容が間違っているということではない。この本が、内容自体ではなく姿勢を重視するものであるのだから、それに従うとするならば著者の言うことに対しても批判的に読み込む姿勢を身に付けることが著者の意図に適うことでもあるのだから。

  • この本を読んで学べる事は、事実に基づいて話そう語ろう考えようと言う事だけではなく、むしろ自分の思想や主張に対して批判的になることだと思う。
    1つ疑問に思った事は、この本の中ではたくさんの未来予想があるのだけれど、これらのいくつかはきっと外れることになる。でもそれはファクトフルネスと言えるのだろうか。データも結局は確からしいと言う事しか言えないし、そのデータに基づく推論にも誤謬が入る。僕たちに出来る事は、なるべく客観性の高いデータを根拠とし、論理矛盾のない推論を積み重ねること。そして何よりも自分が抱いている思想や主張を批判的に見続けることである

  • これは一早く読むべき本のひとつである。

    ビル・ゲイツが卒業生全員に本書を配布したのは,以上の言葉を体現してると言える。

    我々ヒトは,10の本能的な思い込みを有していると筆者は述べている。
    結果として,現代に生きるヒトの殆どは,如何に高い教養を有していても,世界的な影響力や権力を有していても,世界の事についてはチンパンジーより答えることが出来なかった。

    本書を読む前の段階で,私自身も本書の内容に関して心当たりのある場面が幾つかあった。

    それは,私の友人の多くが,「飛行機に乗る事が怖い」と言ってくることである。
    その理由は,飛行機が墜落したら高確率で生存できないということである。

    はたして,この理由を以て,飛行機を怖がる必要があるのであろうか。
    電車にしても,自動車にしても,事故の起きる確率は一定数存在する。
    それは自分自身の不注意から,外的要因の回避が難しいところまで,幅広い要因がある。

    以上の考え方は飛行機に関しても,当然当てはまる。むしろ,飛行機に関しては自身の不注意等の内的要因から事故が生まれる事はほぼ無いし,外的要因と言っても,車の様に対向車がビュンビュン通っているわけでもない。空路は至って快適だ。
    本書によると,2016年には約4000万の飛行機が一人の死者も出さずに目的地に到着し,死亡事故が起きたのは10機であった。事故確率はおよそ0.000025%である。
    これは,雷が落ちて死ぬ確率と同じくらいである。
    そのような低確率にストレスを起こす必要は全くないという事だ。

    メディアはドラマチックな事象のみ取り扱う習性がある事から,その数字ひとつで考え込んでしまう。
    その裏に隠れている,それを包含した数字をしっかりと理解し,割合として比較するべきであると本書は述べている。

    そして,最も大切な訴えは,
    ”世界は以前より良くなっている”
    ということである。

    しかし,それを鵜呑みにするのではなく,「良くなっている」事実と,「悪い」事実を両方理解しなければならない。

    筆者が造った,「可能主義者」の目線を良しくするべきである。

    可能主義者・・・根拠のない希望を持たず,根拠のない不安を持たず,いかなる時も「ドラマチックすぎる世界の見方」を持たない人の事。


    また本書を読んで刺激を受けたことは,もはや「途上国」「先進国」の括りでは世界を表すことが出来ない,不適切であるという事である。
    もはや途上国と先進国の間のギャップは無くなりつつある,という事実を知らなければならない。

    世界はこんなにも前進しているのに,世界に関して我々は何もアップデートできていない。

    これからビジネスマンとして生きていく上で,世界を良く知る事は急務である事,そして世界に関してもっと関心を持たなければならないという事を教えてくれた本書に感謝したい。

  • ここ近年、世界は平和になってきたのではと感じていた。テロや小規模な戦争はあるが大戦は起こっていないからそう思っていたのだけれど、この本を読んでやはりそうかと確信した。マスコミュニケーションでは悪いニュースばかりが流れているので、どんどん世界は悪くなっているように思わされているが、実際は全体的に裕福になってきているし、人口増加も徐々に収まりつつある。この本に書かれていることは、昔学んだことは時が経つにつれ古い情報になっているので、常に学んでいかなければならないということ。文中に出てくるマカンガの女性のように、偏見や思い込みなく人の話を聞き、きちんと状況を把握することが必要。

  • 仕事柄、思考の際は「データを基に」「事実ベースで」ということが叩き込まれているが、データをどのように解釈するかは難しいと日々感じている。
    本書は私たちが事実を解釈する際につい掛けがちなフィルターを教えてくれる。公衆衛生学の観点から世界の問題を例に挙げられているが、国内でも同様の事例は見受けられると思った(食品添加物、放射線、首相批判etc…)。

    データの必要性や、それを自らの思い込みによって捻じ曲げずに解釈するための考え方は本書から知ることができる。しかし私が最も大切だと思ったのは、一度知った事実も変わりゆくものであり、アップデートする必要があると認識することだった。

    私はこれまでそれなりの教育から知識を身につけてきたと思っていたが、イントロダクションのクイズは15問中1問しか正解しなかった。
    振り返れば、世界の貧困や発展途上国(この言い方が適切かわからないが)について私が持つイメージは、小中学生の頃ちょうど流行っていた「世界がもし100人の村だったら」の本やテレビ番組から得たものが大きい。
    本・テレビとも初回が2001年であるため、これらの情報はすでに約20年前のものとなっている。その間に世界は着実に進歩していることに私は気づけなかった。自分がまだ30歳にも関わらず古い考えで物を見てしまっていたことに衝撃を受けた。

    さらにこれらの情報は、既にフィルターをかけられたものであることを忘れてはならない。
    上記のテレビ番組では、貧困にあえぐ子供たちの様子がドラマチックに描かれていた。このイメージが幼い私の心に深く残ったことが、世界を悪く捉える一因になってしまったと思う。

    これを機に「世界がもし100人の村だったら」を読み返したいと思い探すと、2016年のデータで作り直したものを見つけることができた。
    https://grapee.jp/180655
    ここで示されているデータそのものはファクトといえるだろう(出典が正しければ)。しかし示し方にフィルターがかかっている。「〇〇できる人は何人、できない人は何人」という二項対立の書き方が多く、これは本書で言う「分断本能」を引き起こし得る。また、この文章を読む人は「できる人」であると想定されるため、「できない人がたくさんいる」という衝撃から事実を過大視させるだろう。
    この記事の最後には2000年版との比較があり、その点は現状を理解する点で役に立つと思った。

    世界はますます複雑化し、情報社会が加速しているが、以下のことを心にとめて生きていきたい
    ・事実は変わるものと認識し柔軟に考える
    ・既知の情報のアップデートを行う
    ・ファクトにかけられたフィルターに気づき適切に捉える

  • 『FACTFULNESS』一気読み。早くも今年のベスト本かもしれない。曇りなくありのままに世界を見つめる技法が具体的にまとまってる。著者が人生の使命を魂とともに一冊にしたのが伝わる。ある意味で『ホモ・デウス』の副読本としても。だから読書はやめられない。

  • 読むだけなら「へーそうだったんだー」くらいな感覚で、サクッと読めてしまいます。
    正直感情的に揺さぶられるものはなかったため、最初は3点をつけました。


    しかし、読了後に世界を見るときに認識が変わっていることに気づきました。

    たとえば
    ・日本の観光客が年々増えてるけど、海外のオタクに人気なのかな?
    →レベル4の人々が増えるに従い、観光できる人口は増える。つまり日本が何もしなくても今後観光客は増えていく。

    ・自動翻訳の精度が上がれば、英語は勉強しなくてもなんとかなるだろう。
    →しっかり教育を受ける人口が増えていくに従って、労働市場における日本語人口の割合は今後減っていくに違いない。特に雑談における細かいニュアンスは自動翻訳で補えないので、英語力は必須になる。

    ニュースや海外滞在中の思考が明らかに変化していました。
    そしてその思考に合わせて行動にも良い変化が起きていると実感できたため、人生が変わる良書でした。

  • 面白かった。
    人間は過去に学んだ知識に引っ張られ過ぎて現実を見誤る。
    そういった様々な「本能」に抗う術、すなわち「ファクトフルネス」=現実を正しく認識する方法と心構え を学べる本です。

    • 大野弘紀さん
      私も、これは良書だと思います。
      私も、これは良書だと思います。
      2019/05/12
  • 世界は、少しずついい方向に変化している。
    だから変に悲観的にならなくていい。思い込みを乗り越えて、世界を正しく見て、もっとよくするために自分にできることを考え、実践しよう。
    こんなに世界に対して希望を抱ける本を他に知らない。

  • この本から、
    【事実に基づく「世界の見方」と「自分の見方」】
    を教えてもらいました。

    この本を読んだ理由は、
    世界のことを何も知らない自分が恥ずかしかったからです。
    いつも自分の身の周りのことばかり考えていて、
    世界に思いを馳せることはほとんどありませんでした。

    もっと「自分の身の周りのことだけじゃなく、世界に目を向けたい」と思ったので、この本を読むことにしました。


    この本から、
    ・「先進国」や「途上国」という分類はもはや存在しないこと
    ・人々の生活は文化や宗教よりも所得が関係していること
    ・世界は変わり続けていること
    などを学びました。


    また、わたしたち人間は10の本能に支配されると
    勘違いや過ちを犯してしまうことがあって、
    本能に負けてしまいそうな自分に気付いて
    「ちょっと待てよ」とブレーキをかけることの大切さを教えてくれました。

    そうやって本能ではなく事実に基づいて世界と自分を見ることが人生の役に立つし、何より心が穏やかになるとのことです。


    10の本能のうち、自分が特に気を付けたいと思ったのは
    「犯人捜し本能」です。

    物事が上手くいかないときに、ついつい誰かを責めてしまいそうになる。
    でも、そんなときはこの「犯人捜し本能」が働いていることを思い出して、「犯人」ではなく「原因」を探す。
    なぜなら、犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまい、ほかの原因に目が向かなくなってしまうから。
    誰かを責めることに気持ちが向くと、学びが止まってしまい、正しいことに力を注げなくなってしまうから。


    本能にブレーキをかけ、謙虚になり、事実に基づいて世界と自分を見ること。
    その大切さを、この本から学ぶことができました。



    最後に、この本の著者の1人であるハンス・ロスリングさんは、亡くなる前の数ヶ月間をこの本の執筆に注いだそうです。
    ほかの仕事を全てキャンセルし、残りの人生をかけて「事実に基づく世界の見方」を広めるためにこの本を書いてくださったということを知りました。

    そんな「おわりに」を読んで、ハンス・ロスリングさんの情熱に改めて感動しました。
    この本に出会えたこと、ハンス・ロスリングさんの思いに触れられたことに感謝して、この本での学びを今後に活かしていきたいです。

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