地銀の次世代ビジネスモデル 押し寄せる業界再編の波を乗り越える
- 日経BPマーケティング (2020年5月10日発売)


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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784822289898
作品紹介・あらすじ
「テクノロジーの進化と業界再編」を克服するヒント満載!
銀行業は、近年の金融環境の変化とともにテクノロジーの脅威にさらされています。特に地銀は、基盤となる地域経済の持続可能性に疑問が投げかけられる中、現在の形を維持できるのかどうか、模索が続いている状況です。
さまざまなテクノロジーの出現は、銀行業にとって「ディスラプション(破壊)」をもたらす恐ろしいイノベーションと捉える向きもあり、高齢化が進む地方においても、テクノロジーが進化・浸透していくことが確実です。地銀は自らの変革により、新しいテクノロジーの長所を積極的に取り入れていかなければなりません。
ただし、テクノロジーがいかに進化しても、地銀の存在意義である「地域密着型金融」は大きな価値を持ち続け、そこが最大の強みであることに変わりありません。今後も、地域産業育成や社会的課題の解決などを軸にした「地域密着型金融」にいっそう注力することが期待されています。
本書では、今、地銀が抱えているこれらの経営課題を解決するための方向性を示しながら、銀行業という今後ますますオープン化していく世界と、地域というクローズしたままの世界の両方をコントロールしながら、地域と銀行を両立させていく「地銀の次世代ビジネスモデル」を提言します。
感想・レビュー・書評
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仕事で必要な知識を収集するための資料として読了。とても良かった。さすが大和総研…。地銀の抱える課題を、本業のビジネス、社会動向、技術動向、など様々な視点でざっと見渡すことができ、かつ、次世代ビジネスモデルに関する根拠ある考察や提案が記述されている。図書館で借りて読んだが、購入しても良いかも、とも思った。
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ものすごい勉強になった。「銀行」というくくりではあるものの世界中と争っているメガバンクとは全く違うビジネスで、ある意味その地域の「オンリーワン」(もしくは少ないチョイス)で地域の金融エコシステムの再構築をしないといけない事、人・カネ・モノ・情報をつながないといけないことなどとても難しい問題があることが良く理解できた。
地銀についての問題だけを語るのではなく、金融の役目などを理解し、世界で起こっていることや日本で起こっていることから地銀の役割などを話して、などとても丁寧に説明がしてあって理解しやすかった。
著者プロフィール
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