ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822740313

感想・レビュー・書評

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  • 名著きたーという感じでした。

    今後の自身の関わる組織の設計に関して
    圧倒的に役立てます。

  •  節目に何度も読んでいる本の一冊。
     読むごとに、目に留まり、再認識すべきことが違ってきます。
     今回は、「文化」とBHAG(大胆な目標)について熟考してみました。

     ケネディ大統領の1960年代「月旅行計画」は、国民をわくわくさせる
     目標であり、1950年時代まで停滞していたアメリカが
     猛烈な前進をしていく礎になったのは間違いありません。

     「宇宙開発計画」ではなく、「月旅行計画」としたことも、
     人々に、意欲を与え、心を動かしたのだと思います。
     より具体的だからこそ、わくわくさせられたのでしょう。

     僕自身の活動体のBHAGについて考えていたけれど、
     今、日本にBHAGがあれば、もしかすると…と思ってしまいます。
     国民全体がわくわくする大胆な国の目標…そんなことを考えました。

  • 「ANDの才能」。そうもっと欲張らないといけないのだ。

  • 以前、この日記でも紹介した「ビジョナリーカンパニー2」の
    前に書かれた本です。時代を超えて際立った存在であり続ける
    企業は、優秀といわれる(た)比較企業と何が異なるのかを
    分析した本です。

    ビジョナリーカンパニーがもつ、基本的な概念は以下。

    ・時を告げるのではなく、時計をつくる
      偉大や指導者やアイディアに頼るのではなく、経営の
      世代交代や製品サイクルを通じて環境の変化に適応できる
      組織の仕組みをつくる。
    ・ANDの才能
      いくつもの側面で、両極にあるものをどちらも追求する。
      目的と利益、持続と変化、自由と責任、長期と短期、
      など。
    ・基本理念
      基本的価値観や目的を徹底させ、長期にわたり意思決定
      の原則とし、組織全体が力を奮い立たせる原則にする。
    ・基本理念を維持し、進歩を促す
      基本理念をゆるぎない土台にしつつ、それ以外のすべての
      面では、変化、改善、革新、若返りを促す。
    ・社運を賭けた大胆な目標をもつ
      進歩を促すために、社運を賭けた大胆な目標を掲げ、
      それに邁進する。
    ・カルトのような文化
      理念への熱狂、教化への努力、同質性の追求、エリート
      主義の特性をもつ
    ・大量のものを試して、うまくいったものを残す 
      失敗を恐れず試行錯誤する、誤りが生じることを認め、
      一歩を踏み出せるよう、社員に必要なだけの自由を与え
      る。

    これらの考え方は、「ビジョナリーカンパニー2」で紹介され
    た飛躍企業の特性を長期にわたり継続していくために必要な
    要素と位置づけられるようです。

  • 時代を超えてビジョナリーカンパニーとして、成長し続けるにはどのようなことが必要なのか、ビジョナリーカンパニーをピックアップし、その特徴・比較対象企業との違いを分析した本。全てを受け入れられるわけではないが、かなり参考・勉強になる良著。
    <キーワード>理念の浸透・BHAGの設定・進化する文化
    <その他>
    ・ビジョナリーカンパニー基準 業界で卓越している。経営者・企業幹部の間で尊敬されている・社会に消えることのない足跡を残している・CEOが世代交代している・主力製品がライフサイクルを超えて繁栄している
    ・崩れた神話 すばらしいアイデアが必要→× カリスマ指導者が必要→× 利益の追求が最大の目的× 正しい基本的価値観がある× 優良企業は危険を冒さない× 誰にとっても素晴らしい職場× 綿密で複雑な戦略がある× 社外CEO× 競争に勝つことが第一×自らに勝つこと OR× 
    ・変化を奨励する環境があること。自ら発展し、変化する組織
    ・ORではなくANDを実現する。短期的な利益と長期的な成長両方を実現させる
    ・収益力は会社が存続するために必要な条件であり、もっと重要な目的を達成させるための手段だが、それ自体は目的ではない。利益とは人間の体にとって酸素や食料や水や血液のようなもの。人生の目的ではないが、それがなければ生きられない。
    ・理念に不可欠な要素はない。理念が本物であり、企業がどこまで貫き通しているかの方が内容より重要。
    考えを公言すると、それに従って行動するようになる。理念は目標戦略戦術組織設計などで一貫性を保つことが大事。
    ・基本理念=基本的価値観(不変のもの=信念)+目的(会社の根本的な存在理由)
    ・基本的価値観は3つから6つ。多すぎた場合、本当にそれが外部の環境が変わって、利益に結びつかなくても百年間守り続けていくべきものか考えてみる。基本理念を掲げるときには心から信じているものを表現する。基本理念は企業の内部にある要素。
    時代の流れや流行に左右されることもない。
    ・基本理念は変わらないが、具体的な行動は変わる。例 個人の自主性を尊重するが、15%ルールは変わる。(3M)
    ・基本理念を維持しながら進歩を促すこと
    ・基本理念は発展、変化の基礎となる。これを明確にすることで、それ以外を全て変化させられる。基本理念は保守
    ・進歩への意欲があるから基本理念を維持できる。革新
    ・進歩を促すための具体的な方法①社運をかけた大胆な目標
    ②カルトのような文化③大量のものを試してうまくいったものを残す④生え抜きの経営陣⑤決して満足しない
    「指標」・時計をつくる設計者か ORの抑圧をはねのけANDの才能を活かしているか 基本理念をもち単なる金もうけをこえた基本的価値観と目的があるか 進歩への意欲があるか 組織は一貫性をもっているか 
    ・BHAGは社内から見たときより社外から見たときの方がはるかに大胆に見える。登山でほんににとってみると自分の力量を考えて十分登れるいわばを上っている感覚
    ・BHAGはきわめて明確で説得力があり説明する必要もないほどでないといけない。目標であり声明ではない(登るべき山や月)組織内に活力がみなぎらなければ意味がない
    ・気楽に達成できるものであってはならない。なんとかできるが、英雄的な努力とある程度の幸運が必要だと思えるもの
    例 B747開発 五十億ドル投資しての開発 業界トップになる 業界標準ではなく自分たちのイメージでランドをつくる 
    ・ビジョナリカンパニーのカルトに似た特徴・理念への熱狂・教化への努力・同質性の追求・エリート主義
    ・病原菌を追い払い、残った従業員にエリート組織の一員としての感覚を持たせる。
    ・進歩には二種類ある。BHAGによる進歩と進化による進歩である、進化は目標はあいまいであり、それまでの事業の延長線上にある小さな一歩である。
    ・3M進歩を刺激する仕組み
    勤務時間の15%まで自分で選んだテーマや創意工夫にあてることを奨励15%ルール
    25%ルール 売上25%を過去5年間の新商品と新サービスであげるよう
    問題解決派遣チーム 小人数の精鋭部隊を顧客の現場に送り、顧客に固有な珍しい問題の解決にあたる
    教訓
    ①試してみよう。なるべく早く②誤りは必ずあることを認める③小さな一歩を踏み出す④社員に必要なだけの自由を与えること⑤重要なのは仕組みである、着実に時を刻む時計をつくるべき
    ・自分がいなくなったとき、次はだれがそこにくるか。引き継ぎが円滑にいくような方法をとっているか
    ・明日にどうすれば今日よりうまくできるのかを考えることが最も大事。
    ・安心感はビジョナリーカンパニーにとっての目標ではない。ビジョナリーカンパニーは不安感を創りだし、それにより外部の世界に強いられる前に変化し、改善するよう促す強力な仕組みを設けている。
    ・他者より先にいろんなことを取り入れてみること
    一貫性の教訓
    ・全体像を描くこと・小さなことにこだわること・下手な鉄砲ではなく、集中砲火を浴びせること。連携し、集中できる仕組みを作る
    大事な教訓①時を告げる預言者になるな。時計を創る設計者になれ。②ANDの才能を重視しよう③基本理念を維持し、進歩を促す④一貫性を追求しよう

  • 本当に必要な部分までそぎ落とした具体的な理念を掲げること
    それを浸透させ維持、進歩させる具体的な活動、仕組みの構築

    ビジョナリーカンパニーにとっては、絶対的な理念だけが変えてはならないもので、そのほかの仕組み、施策はすべて変えてよい

    経営者の最たる仕事は、
    素晴らしい製品、サービスを生み出すのではなく、
    それらを生み出す組織、文化、仕組みを作り出すこと
    そこには、カリスマ性のある経営者も必要ない

    自分の仕事の仕方が択一性の「ORの抑圧」に大きく影響を受けていることを認識し、「ANDの可能性」を最大限とれるように努めねばならないと認識。

    ちょうど、コーチングの書籍を平行して読んでいたこともあり、仕事をしているときとは、まったく違う視点で自分の環境を見つめることができた

  • 50年間以上「ものすごくうまくいっている企業」か「すごくうまくいっている企業」とどう違うのかを研究してまとめた有名なビジネス書。

  • 自分で会社を経営したい方、事業を始めたい方は読んで損はないです。
    なぜ潰れる会社といつまでも残る会社があるのか
    面白い視点から分析されており、参考となります。

  • ビジョナリーカンパニーとは、先見性のある企業のこと。
    長くに渡ってリードし続ける企業にはどういう特徴があるのかについて研究された結果を述べている。

    結論から言うと、大事なことは
    ・理念が明確であり、わかりやすい
    ・理念が企業の細部にまで渡って浸透している
    ・理念に即して行動するが同時に利益も追い続ける
     (理想を常に口にし続け、同時に現実的な思考も行う)
    ・進歩を促す仕組みを持っている
    ・理念に背く行動は企業のどんな細部でも行わない。
     (一貫性を常に意識する)

    進歩を促す仕組みとは。
    ・社運をかけた大きな目標を常に持っている
    ・カルトのような文化(社風)を持っている
    ・大量のものを試して、上手くいったものを活かす
    ・生え抜きの経営陣を幹部に採用する
    ・決して満足しない

    以下は感想。
    ビジョナリーカンパニーになるために、個々人が働く上で重要なことは、
    『目の前の仕事が好きであり、その企業内での働き方が自分のスタイルに合っていること』
    であると思った。
    この理由を説明する。

    まず、「目の前の仕事が好きであり」について。
    これはつまり、仕事が好きであることは、企業の理念と自分の意見が合っているということだ。
    これにより、努力すべき対象が自分自身の中で正当化されることになる。
    今まさにやっていることが自分のやりたいことであり、自分を成長させてくれるんだ!という気概を持てることである。」
    これは、社運をかけた大きな目標に取り組んでいる時に上記のように全社員が感じていれば、ビジョナリーカンパニーに1つ近づく。

    次に「その企業内での働き方が自分のスタイルに合っている」について。
    これは、基本理念を皆が信じていることが前提にある。
    その上で、正当な評価がなされ、個々が尊重されていることが重要である。
    なぜなら、決して満足せずに挑戦し続けるためには、正当な評価が必要であり、大量のものを試すには、年代に関わらず全ての社員の意見が尊重される必要があるためだ。

    生え抜きの経営陣が必要だということは、その企業の理念を体現できるのは生え抜きの社員であるためである。
    すなわち、外部の人間をCEOにしても良いが、理念を体現するのは実際難しいという理由がある。

    企業といっても、それは個々の人間の集まりである。
    よって、どのような人間を会社に入れるかは非常に重要である。
    理念に共感した優秀な人がベストである。

    仮に現在務めている企業の理念や社風が合わないとしても、まずは無理やりにでも合わせてみることが必要であると思った。
    そうすることが社内の評価に繋がるのではないかと思う。

  • 世の中でいう、いわゆる「素晴らしい企業」を作るためにはどのようなことをすればよいかということを学んだ。
    他と違うことをしながら、理念を崩さないように、自分も生きていきたい。

  • 目次

    第1章 
      最高のなかの最高
      十二の崩れた神話
      調査プロジェクト
      データはあくまでデータ

     第2章 
      時を告げるのではなく、時計をつくる
      「すばらしいアイデア」の神話
      「すばらしいアイデア」を待つのは、悪いアイデアかもしれない
      企業そのものが究極の作品である
      偉大なカリスマ的指導者の神話
      建築家のような方法 - 時計をつくる
      CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ

     挿話 「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かす

     第3章 
      利益を超えて
      現実的な理想主義 - 「ORの抑圧」からの解放
      基本理念 - 利益の神話を吹き飛ばす
      「正しい」理念はあるのか
      CEO、経営幹部、起業家への指針

     第4章
      基本理念を維持し、進歩を促す
      進歩への意欲
      基本理念を維持し、進歩を促す
      CEO、経営幹部、起業家のためのキー・コンセプト

     第5章 
      社運を賭けた大胆な目標
      BHAG - 進歩を促す強力な仕組み
      重要なのは指導者ではなく、目標 - 時を告げるのではなく、時計をつくる
      CEO、経営幹部、起業家への指針

     第6章 
      カルトのような文化
      「病原菌か何かのように追い払われる」
      IBMが偉大な企業になった過程
      ウォルト・ディズニーの魔法
      プロクター&ギャンブル - 本社に浸りきる
      CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ
      イデオロギーの管理と業務上の自主性

     第7章 
      大量のものを試して、うまくいったものを残す
      進化する種としての企業
      3M - ミネソタの突然変異製造機がいかにしてノートンをつきはなしたか
      3Mでの「枝分かれと剪定」
      CEO、経営幹部、起業家にとっての教訓
      「機軸から離れない」ではなく、「基本理念から離れない」 

     第8章 
      生え抜きの経営陣
      社内の人材を登用し、基本理念を維持する
      CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ

     第9章 
      決して満足しない
      現状を不十分と感じるようにする仕組み
      将来のために投資する - そして短期的にも、好業績をあげる
      マリオット対ハワード・ジョンソン - アメリカの偉大なチェーンの没落
      CEO、経営幹部、起業家へのメッセージ
      黒帯の寓話

     第10章 
      はじまりの終わり
      一貫性の力 - フォード、メルク、ヒューレット・パッカード
      CEO、経営幹部、起業家のための一貫性の教訓
      これは終わりではない

  • 経営者の教科書と呼ばれる本です。
    今までの良い会社と呼ばれる定義を覆すような
    内容に目からうろこでした。
    「経営者にカリスマは、いらない」
    「orではなく、AND」

    ビジョナリー(未来志向型)な企業をつくるには?
    起業したい人は、ぜひ読んで欲しい本です。

    価値観変わります。

  • 偉大なる企業のエッセンスとして挙げられている様々な内容は、経営だけではなく人生という個人的な観点でも応用すべきものだと感じた。

    ・利益ありきではなく、利益以上の目的を追求すること
     ➡金儲けより自分が情熱を傾けられる何かを大切にすること
      その結果に価値があれば、金は後から付いてくるはず

    ・基本理念を維持しながら、進化すること
     ➡自分の中で大切にしている根源的な軸はブラさず、
      社会の変化に対応しながら仕事の成果に変化を加えて行く

    ・社運をかけた大胆な目標を掲げること
     ➡手の届きそうな目標を掲げても成長できる幅はしれたもの
      大きな目標に真摯な姿勢で取り組めば、
      自ずと成長にドライブがかかるはず

    ・大量のものを試してうまく行ったものを残すこと
     ➡個人で試すには限界があるが、ハナからダメだろうと思わないこと
      まずはやってみるということが大切

    その他にも組織論として大切な内容が多様な分析結果をベースとして散りばめられている良書

    本の中で著者も書いていたが、この本に書かれているエッセンスは新しい業界の新興企業についてもすべからく応用できる、普遍の法則なんだろうと感じた

  • 現在で、始めてこの本を読むとデジャヴを感じるかもしれない。
    これは昨今の経営書が意図しているかどうかは不明であるが、似たような内容の本が溢れている。
    だが陳腐なそれらと本書が決定的に違う点がある。
    よく経営学は後付だと揶揄されることがある。本書も現在の企業の歴史を研究した上での結果である。だが、この研究が有象無象の本とは違う点である。表面の一点を見つめるのではなく(例;ソニーを叩く書籍)流れを汲むことが経営学である。これを実際に行われ、その結果として本書が生まれ、そして評価された。
    しかし、ビジョナリーカンパニーの弊害も考慮しなければならない。過去の成功を研究する経営学が現在の主流であるが、この流れを変える違った観点から経営を探ることも必要である。今の経営学にはパラダイムシフトが求められる。
    ※違った観点とは、「確固とした経営理念を創造し、イノベーションを行う」このような思考停止とは違うことは理解していただきたい。

  • ビジョナリー・カンパニーとは、時の試練を乗り越えてきた真に卓越した企業のこと。
    これらの企業の秘密を膨大な比較データから分析して抽出された結果が記述されている。

    ビジョナリーカンパニーには偉大なカリスマ的指導者が必要ではなく、すばらしいアイデアも必要ではないという。
    一言で言うと、基本理念を維持し進歩を促す仕組みを作ること。
    本では「時計を作る」と表しています。

    すごいテクニックや魔法があるわけではなく、やるべきことをひたすらやっていくという印象です。
    経営者だけでなく中間管理職や社員も読む価値があり、実践可能な内容だと思います。
    そして企業だけでなくあらゆる組織で適用できると思います。
    今の職場で実践してみようと思いました。

    仕事や組織に不満がある人(おそらくみんなだと思いますが)は読むべき本だと断言できます。

  • 成功しているだけでなく、長く続いているだけでもない業界における超一流企業がなぜ超一流企業たる存在なのか比較対象企業(こちらも十分有名)と比較しながら紐解く作品。ビジョナリーカンパニーの特徴は根本的な基本原理を据え、1.会社が傾きかねない大胆な目標がある2.現状に決して満足せず将来を見据える3.生え抜きの経営陣を育成(時計を作る)するにある。これらの特徴がゆえに一種のカルト的な要素も含んでいる。
    また、ビジョナリーカンパニーが実践していることをそのまま実施すればよいわけではない。他のビジョナリーカンパニーで実施されている施策が自社では成功に導かない可能性がある。成功可否は基になっている基本理念次第である。ゆえに何が正しくて何が正しくないかという評価はくだせない。
    本書を読みながら自身の会社の最近の施策が本書を参考にしているものが多いことに気づいた。社長が参考にしているのだろうか。
    ビジョナリーカンパニーと弊社との差は1.トップが変わっていない2.基礎研究投資が低い3.経営陣が生え抜きでないの3点にある。いずれにせよまだ若い会社なので今後に期待である。

  • ビジネス書を読むなら必読の一冊。

  • 組織に所属する人間は必ず読むべし。実にイイ本です。ドラッカーの経営者の条件とセットで人に勧めてます。今日から。。。

  • 何故、この本をこれまで読まなかったのだろう。

    せめて学生時代に読んでおけば、あんな失敗はしなかったはず。

    とはいえ今だからこそ感じられるものが沢山あるのかもしれない。


    ビジョナリーである事がどういうことなのか、やっとしっくり来た気がする。

    すべての組織、そして全ての人にとって心に止めるべき原則達。

    このタイミングで読めてよかった。

  • アメリカの超大企業と、超大企業になり損ねた企業の比較調査。やや後付け的な考察ではあるが、その膨大な調査量は圧巻。
    もし経営改善のヒントにしたいなら、good to greatがお勧め。

  • 購入から結構時間が経ってしまった。すっと頭に入った本。
    企業名がアメリカの企業に偏り、少し読み進めたところで、リスト(ビジョナリーカンパニーと比較対象企業一覧)にして時々眺めながら理解した。付録2、は事前に読んでおくべき。

    すぐに何かに役立つ感じはしないものの、なるほどと思わせるところは多く、続編(2)も読む予定。
    ただ、3や「ビジョナリーピープル」なる著書まで続くとなると、ちょっと迷う。

  • 『10分間リーディング』(鹿田尚樹著)で紹介されていた

  • 時代を超えて、生存している企業の特徴はなにか。

    実際の事例が豊富でわかりやすい。

    多くの人に支持されている理由が

    読んでみてわかった。

  • 事例を積み上げそこから示唆を抽出するという手法を忠実に実行し、かなりまとまった内容になっている。良書です。

  • シリーズで1番インパクトがありました。この本を読んでから、いろんな会社の姿勢に関心が持てました。自社とは一体何か、問いただすきっかけになりました。

  • 1-2共に必読の書

  • 20年近く前に出版されているが、文中にあるとおり美女なりーカンパニーであるための原理は普遍のように思われる。いわゆるビジネスのハウツー本にある内容や、ビジネススクールにある経営戦略と相反するような部分も少なくない。出版された時よりも現代のほうが注目すべき部分が多いのではないだろうか。

    主に基本理念の重要性について述べられているが、ボリュームが大きい。1/3程度でも充分に伝わるのではないだろうか。ただし、膨大なデータを下にきちんと比較しているからこそのボリューム感と納得感なのかもしれない。

  • 全米で大ヒットしたビジネス書。内定者研修第2弾の課題図書。

    ボーイング、ヒューレット・パッカード、ウォルト・ディズニー、ジョンソン&ジョンソン、ソニー、IBM...
    これら50年以上繁栄している企業は、その他の企業と比べてどのポイントが優れているのか。-という問いに、著者は膨大な資料・統計をつかって原理原則を発見した。ビジョナリ―カンパニーの豊富な実例を手引きに、読者に示唆を与えてくれている一冊。

    400ページもあった割にはすんなりと読むことができた印象が強い。ビジネス書は世に氾濫しているけれど、主張とそれを裏付ける実例とがこれだけ豊富なのは正直驚いた。ソニーなど現在は苦戦している会社もあるが、他の企業以上に基本理念を大事にし、懸命に働く企業であるならば、これからも繁栄し続けていくだろう。勉強になった。タダでもらえてラッキー。星4つ。

  • 先見性のある企業を分析した本。良い会社をつくりあげる参考にもなるし、良い企業を見つける上でも非常に参考になる本。また、自分の働き方をも考えさせられる本だと思う。就職活動にも役立つ。

  • 時計を作ることの大事さ。

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著者プロフィール

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。

「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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