サーカス村裏通り (ノンフィクション・シリーズ“人間”)

著者 :
  • 七つ森書館
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本棚登録 : 26
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822870034

作品紹介・あらすじ

都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。
犬と駆け回る子どもたち、風雨と布一枚で区切られた生活……。
炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿。
テレビドラマにもなった名作。
ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん。行き詰まったときにページをめくりたい。

感想・レビュー・書評

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  • 読売新聞で、人生相談の回答者をしている久田恵さん。
    とても温かい回答を書く方で、「作家」ってあるけどどんな本書くのか興味があった。
    図書館で、新刊として置いてあったのを何気なく借りてみた。

    ふと思い立って、4歳の息子を連れて、サーカスの炊事係として働くことになったシングルマザー。
    サーカス村での生活、サーカスの芸人達、サーカスの子どもたち、その他もろもろ。
    ノンフィクションならではのリアリティ、サーカスがとても身近に感じられ、「行ってみたい!見てみたい!」となる一冊。
    綱渡り、空中ブランコ、危険と隣り合わせの芸。
    1~2ヶ月で次の興行地に移動していくサーカス。
    晴れ・曇り・風・雨に影響されるテントでの生活。
    中に入って生活した人の視点が物珍しく、そして何か別世界のように思っていたサーカスの人たちも、色んな経歴を持ってる普通の人たちなんだということを知った。
    とても面白かった。

    これ読んで、よし、今度行こうと思って調べてみたら、
    キグレサーカスはつい最近、破産してなくなってしまったとのこと。
    全然知らなくて、この本に出てくる人たちもバラバラになって、
    テント生活も今はないのかと思うと、とてもショックだった。

  • 80年代のサーカス興行についてのルポ。シングルマザーの著者が幼い息子を連れ、炊事係としてテント暮らしをした記録。

  • あまり読んだことのないノンフィクション。
    小説とはちがう惹き込まれ方で、夢中になって読みました。
    最後、涙が止まらなくて、それが、何に感動したのか自分でもわからない涙で、嗚咽している自分に驚きながら、ノンフィクションてこういうことかと思ったり。

    最後まで、テント村の様子やヤサが頭に映像として浮かべられなかったし、あんなにも個性豊かな住人たちなのに、どういう人だったっけとページを戻って読み返したり、わたしには決して読みやすい本ではなかったけれど、読み終えてひとしきり泣いたあと、閉じた本を手に持ち、しみじみと重みを感じるような、そんな一冊でした。

  • サーカスのテント村に入って、一座と共に、各地を巡業した、ノンフィクションの、傑作。四歳の息子を連れて、炊事係りとして、テント村に飛び込んだ。キグレサーカス。

  • 【新刊情報】サーカス村裏通り http://bit.ly/qOqwWI 779.5/ヒ 都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿を描く

  • 離婚し、息子を連れてサーカスの世界に飛び込んだ著者がサーカスの人達との交流を主に裏方の世界を描く。どんな人間にも役割が与えられるサーカスは一見理想の世界のようだが、それぞれに色々な思いや過去がある。私は文庫版を持っていたが、今年9月にハードカバーで復活。欲しい!けど高い!!

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著者プロフィール

1947 年生まれ。90 年「フィリピーナが愛した男たち」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。執筆活動をつづけながら、シングルマザーとして子育てをし、約20 年にわたって両親を介護。著書多数。

「2017年 『主婦 悦子さんの予期せぬ日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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