サ-カス村裏通り (ノンフィクション・シリーズ“人間” 3)

著者 :
  • 七つ森書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822870034

作品紹介・あらすじ

都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。
犬と駆け回る子どもたち、風雨と布一枚で区切られた生活……。
炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿。
テレビドラマにもなった名作。
ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん。行き詰まったときにページをめくりたい。

感想・レビュー・書評

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    著者、久田恵さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    ---引用開始

    久田 恵(ひさだ めぐみ、1947年10月7日- )は、日本のノンフィクション作家。北海道室蘭市出身。上智大学文学部社会学科中退。本名・稲泉恵。花げし舎主宰。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。
    犬と駆け回る子どもたち、風雨と布一枚で区切られた生活……。
    炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿。
    テレビドラマにもなった名作。
    ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん。行き詰まったときにページをめくりたい。

    ---引用終了


    久田恵さん、現在は、75歳になられています。
    サービス付き高齢者住宅に単身で住んでいることを公表されています。
    現在61歳の私は、今後の居住先として、サ高住を考えているので、中々興味深い情報を提供してくれている方です。

    が、本作は、著者が若かりし頃の作品で、著者が39歳位の時に書かれたものですか。
    息子さんの連(れん)君が4歳で登場していますね。

    その連さんも、今は、ノンフィクション作家になり、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されています。
    この受賞により、恵さん、連さんの親子受賞とのことで、話題になったようです。

  • 息子である稲泉連さんの『サーカスの子』を読んで、こちらにも手を出した。
    大宅壮一賞親子、凄すぎんか。

    そして、この本は母である久田さんのデビュー作なのだけど、本当に素晴らしかった。
    読み終わる前にアマゾンでポチってしまいました。
    (しかしすでに絶版で高騰し始めている!オリジナルや文春文庫だとさらに高騰してる。やめてくれー)

    パパさんとれんれんの絆。
    名古屋のホームレスとの別れ。
    コレで泣かない人います?

  • サーカス内で暮らした様子を綴った本。独特の世界、自由で定住しない、皆が付かず離れずの仲間。
    そんな世界で生活した経験は、自分を強くしてくれるかも。枠の中にいないようで、枠の中で暮らしてる人たちの話。
    後半、少し読み飽きた感じ。

  • 80年代のサーカス興行についてのルポ。シングルマザーの著者が幼い息子を連れ、炊事係としてテント暮らしをした記録。

  • あまり読んだことのないノンフィクション。
    小説とはちがう惹き込まれ方で、夢中になって読みました。
    最後、涙が止まらなくて、それが、何に感動したのか自分でもわからない涙で、嗚咽している自分に驚きながら、ノンフィクションてこういうことかと思ったり。

    最後まで、テント村の様子やヤサが頭に映像として浮かべられなかったし、あんなにも個性豊かな住人たちなのに、どういう人だったっけとページを戻って読み返したり、わたしには決して読みやすい本ではなかったけれど、読み終えてひとしきり泣いたあと、閉じた本を手に持ち、しみじみと重みを感じるような、そんな一冊でした。

  • サーカスのテント村に入って、一座と共に、各地を巡業した、ノンフィクションの、傑作。四歳の息子を連れて、炊事係りとして、テント村に飛び込んだ。キグレサーカス。

  • 【新刊情報】サーカス村裏通り http://bit.ly/qOqwWI 779.5/ヒ 都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿を描く

  • 離婚し、息子を連れてサーカスの世界に飛び込んだ著者がサーカスの人達との交流を主に裏方の世界を描く。どんな人間にも役割が与えられるサーカスは一見理想の世界のようだが、それぞれに色々な思いや過去がある。私は文庫版を持っていたが、今年9月にハードカバーで復活。欲しい!けど高い!!

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著者プロフィール

1947年生まれ。ノンフィクション作家。『フイリッピーナを愛した男たち』(文藝春秋)で第21回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。主な著書に『母のいる場所――シルバーヴィラ向山物語』(文藝春秋)、『シクスティーズの日々』(朝日新聞社)、など。両親の介護歴20年。現在、花げし舎を主宰し、編集&取材チームを率いている。

「2018年 『100歳時代の新しい介護哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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