あらためて、ライティングの高大接続—多様化する新入生、応じる大学教師

制作 : 飯山和哉(装丁イラスト) 
  • ひつじ書房
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本棚登録 : 8
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784823410826

作品紹介・あらすじ

もとより高校と大学の間で構造的に切れてしまっているライティング教育をどうつなぐか――を考える『ライティングの高大接続』の続編。今回はもっぱら大学教師の実践的研究にフォーカスし、理念と実践のベスト・バランスを目指す。「書くこと」の経験も能力もますます多様な新入生たちを迎えてなすべきは、結局「学習者のことを知って、教える」ことである。

感想・レビュー・書評

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  • 本書82頁あたりの次の点が参考になる。
    ・教えるのに適当な市販の教材は少ない。
    ・自分の文章力に不安を感じている者が多い。
    ・文章を書くのも、書き方を教えるのも面倒くさい。

  • 『ライティングの高大接続』の第二弾。
    前の執筆者に加え、大正大学や阪大などでライティング教育に当たっている人たちが加わった。
    そのせいか、前著より、多面的に論じられている気がする。

    ただ、高校での取り組みが相変わらずほとんどない。
    「高大接続」なのに。
    自分の経験から考えても、高校が何も指導していないとは思えないし、鳥羽高校の取り組みはかなり特殊だろう。
    もう少し、普通の教科の授業で取り組んでいる事例を紹介すればいいのに。
    本書の後半で、国語以外でも高校生の書く機会はいろいろな教科に広がっているという報告もある。
    英語や、社会や、あるいは理数系の教科での書く指導も紹介されていれば、さらに理解が深まりそうな気がする。

    ちょっと面白かったのは、大阪大学初年次学生への調査。
    「明瞭かつ効果的に書く能力」に対する学生の肯定的な自己評価と、高校時代の書く経験の関係。
    だいたい2000字以上の文章を書く経験が、肯定的自己評価形成に影響していそうだという。

    大学では学生の苦手意識を払拭することが課題であるらしい。
    書く経験が、能力への肯定的自己評価を生むのか。
    それとも、2000字を書き上げる学生は、そもそも適性が高かったのか。
    いろいろな解釈が成り立ちそうな気がするが。

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著者プロフィール

大正大学総合学習支援機構DAC 基礎学力研究室専任講師

「2021年 『あらためて、ライティングの高大接続』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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