本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826219532
感想・レビュー・書評
-
選者に問題があるような気がしないでもない。ホイットマンの読み方にはこうある、『草の葉最大傑作である、私自身の歌は省いた』と。そして続く、私自身の歌についての解説。
ホイットマンの詩は引用でしか読んだことがなかったので勝手なイメージがついている。それを体半分ゆすぶって意識しないようにしても、胸熱くなる詩が数編しかなく、拍子抜けしたのが正直なところ。
理解しやすい詩を選んだとあるが、幅広い年代から選出してこの少ないページ数で一詩人にふれるためには、せめて傑作だと思われる詩は掲載すべきだし、それを省いて解説を長々と載せるのはどうかと思う。
僕が想起した本著からのホイットマンに対するイメージは、死に対しておびえた心をなんとか奮い立たせようとした詩人というものだった。自由にしてもそう、アメリカに対しても自分を鼓舞しようとしてる人として印象づけられてしまった。もちろん、僕の思い込みも多分にある。
もう一冊読んでみなくちゃあなんない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示