相対性理論が驚異的によくわかる

  • 白揚社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826900508

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  • P.93 西へ 3/4*c の速度、東へ 3/4*c の速度で飛ぶロケットを観測することは出来る。その相対速度は 3/2*c (光速より早い)に見える。しかし、どちらかのロケットから他方を観測しようとすると状況は変わる。
    速度=(x+y)/(1+xy/c^2) つまり 24/25*c となる

    P.97 まわっているコマを座標の基準に取ると、月は光速を越す早さになる

    P.99 時計のゼンマイを巻いてエネルギーを補給すれば、時計はほんのわずか重くなる (エネルギー→質量)

    P.113 砲丸と気の玉がなぜ同時に落ちるのか。砲丸は気の玉より100倍大きい重力を受けているが、同時に100倍大きな慣性力が重力に逆らって押しとどめているため。

    P.120 一般相対性理論では、重力と慣性は全く同じ物である。加速度運動によって重力場が生まれる (加速している方向へ引き寄せようとする力)

    P.139 3次元の空間と1次元の時間軸を持つ4次元の中で 物体は運動している。我々が見る運動は、それを3次元空間に投影した物に過ぎない。その像は観測する座標の取り方で全く変わってきてしまう。(静止か回転座標)

    P.142 重力の大きな惑星は、まわりの時空をゆがめる

    P.145 宇宙のなまけ法則 - 重力だけの影響を受けて運動している物体は、それ自身の時計で計ったとき、最も長い時間がかかるような道筋を通る。

    P.147 重力子 (グラヴィトン) 宇宙が膨張するに連れ、重力が弱まり始めている

    P.153 一般相対性理論の実証。・水星の公転軌道の回転のずれ ・光の赤方偏移 ・太陽の裏側にある星が見える

    P.160 反物質が負の重力を持っているとすれば、相対論は成立しない

    第8章 マッハの理論 - 全宇宙に物質が何もないとしたら、地球が回転していることをどう表現できるのか。ロケットが加速していることをどうやって分かるのか。慣性は働くのか。我々の銀河が回転によって円盤状に膨らんでいるのは、その周りにある数々の他の銀河のおかげなのだ。まだ結論は出ない

    第9章 ふたごのパラドクス - ロケットで移動する方に座標を合わせると、地球で待っている方は確かに時間の進み方が遅くなるが、方向転換するために加速度運動するときに全宇宙の重力場を受けるため、時間が遅くなる。

    P.224 もしも宇宙が膨張していなかったら、ひとたび発した光が永久にめぐり続け昼と夜の境界がないだろう (宇宙が閉じている場合)

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著者プロフィール

1914年アメリカ・オクラホマ生まれ。批評家、数学者、サイエンス・ライター。ルイス・キャロルその人と作品に関する世界有数の専門家。これまで100冊以上の著書を持ち、『サイエンティフィック・アメリカン』誌上では1956~1981年まで25年に渡って人気コラム「数学ゲーム」を連載した。『ゲーテル、エッシャ、バッハ』のダグラス・ホフスタッターからも「20世紀アメリカの生んだ偉大な知性」と評されている。邦訳書に『マーチン・ガードナーの数学ゲーム』(全3巻、日経サイエンス)、『ルイス・キャロル――遊びの宇宙』(白揚社)、『奇妙な論理』(全2巻、ハヤカワ文庫)など多数。

「2019年 『詳注アリス 完全決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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