- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826901031
作品紹介・あらすじ
最新の研究成果をふんだんに取り入れフルにアップデート。帰ってきたトムキンス氏の、もっと奇妙でもっとスリリングな冒険が今始まります。
感想・レビュー・書評
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理論物理学の絵本といえる面白い本です。
ロシアの理論物理学者の著者ジョージ・ガモフは原子核のアルファ崩壊理論やビッグバン宇宙論で知られた世界的な物理学者です。
一般人にわかり易く量子学や相対論を伝えるために1940年に書かれた第一巻『不思議の国のトムキンス』、続編『原子の国のトムキンス』とを合わせ科学解説者ラッセル・スタナードが編纂しなおしたものを2001年に『不思議宇宙のトムキンス』に改題して日本国内に翻訳出版されたものです。
少年時代に図書室に通い読んだ原書訳本の『不思議の国のトムキンス』にはガモフ自身が書いたとされる何んともいえない不思議で面白い挿絵がありましたが本書では挿絵も現代風に理解しやすいものに差し替えられていました。
原書ではガモフ自身が「これは物理のマンガだ」と宣言したように空想科学の為の空想物語として少年向けに書かれたものですが理論物理学に、とくに興味のない大人が読んでも実に楽しく読めます。
検証や反証の複雑な論が無く、それぞれのテーマごとに理論物理の摩訶不思議な結末が理解しやすい日常会話風にユーモラスに書かれています。
手元においておき暇なときに繰り返し少しずつ読んでいくにはちょうどいい本ですね。
読後感=気分は今日からアインシュタイン・・・
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昔の名著トムキンスシリーズを現代に改作したもの
名著。
量子物理学の入り口を覗ける。 -
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1685.html
難しかったが トムキンスと一緒に居眠りしながら〜〜、何とか最後まで読み終えた!
「相対性理論」や 「量子」については、いろんなアプローチで書かれたわかり易い本を何冊も読んで 慣れること しかないと思う。
用語や たとえ話になれることで、そのうち・・・身近でわかった気になるでしょう。 (*^_^*)♪
2010/6/25 予約 7/3 借りる。7/14 読み始める。 7/19 読み終わる。 -
「この本は謂わば、物理学の漫画である」京都の古本市で見つけた本、昭和17年初版、平成27年の今読んでも十分におもしろい。子供の時に読んでいたら物理の世界に進んでたかもしれない。
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挿絵よい。困り眉のトムキンス!
旧版も気になるけど、モード嬢の性格が全然違うようなので、やめとこう。
図書館で借りたのだけど、買わなきゃだ。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA5230026X
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ジョージガモフのトムキンスシリーズのリメイク。現代風にしてあるという点以外は別に…な感じ
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“東京大学数物連携宇宙研究機構機構長の村山斉先生は、小学生のときにこの本を読んで、物理学の面白さに目覚めたそうだ。子どものときに『白と黒のとびら』を読んで、将来、数学や認知科学の研究者になる人が出てきたらいいいなぁ。” #引用
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高校生くらいの頃に読むべき物理学のガイドブックって感じ。版を重ねた名著である。
ブルーバックスやニュートンを読み漁った若かりし頃が懐かしい。その頃と比べて、現代はあまりファンタスティックなことがないように思うのは気のせいかな。
相対性理論って本当に不思議。もっといえば、光はまさにミラクルだなぁ。ハードSF が仮想現実っぽい話に収斂してきた気がするが、基本に戻ってこんなテーマの作品読みたいな。タウゼロとかいろいろあるなぁ。