引き算思考 「減らす」「削る」「やめる」がブレイクスルーを起こす

  • 白揚社 (2024年8月19日発売)
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感想 : 9
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  • 本 ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826902618

作品紹介・あらすじ

「問題解決の最良の方法は『引き算すること』だ」――バリー・シュワルツ(スワースモア大学名誉教授・『なぜ働くのか』著者)

何かを変えようとするとき、私たちは「足すこと」ばかり考えがちで、「引くこと」を思いつかない。
だが、現状を打破するときに役立つのは、じつは「引き算」なのだ。
実生活やビジネス、人間関係や社会の問題に直面したとき、「引き算」を活かして有益な効果を得るにはどうすればよいか?
科学や経済、歴史など、多様な分野のエビデンスと豊富な実例をあげながら、引き算思考がもたらす画期的な問題解決法を提唱する。

「成功と幸福を求める人間が犯してきた根本的な間違いを教えてくれる。われわれは仕事や義務や所有物を増やし続けてきたが、減らすことを見落としていたのだ」――アダム・グラント(ペンシルベニア大学教授・『THINK AGAIN』著者)

「私たちの生活から物事を削ぎ落としていけば、新たな境地に達することができる」――キャロル・S・ドゥエック(スタンフォード大学教授・『マインドセット』著者)

「本書を読むのに今ほどふさわしいときはない。現代ほど『引くこと』が必要とされている時期はないからだ」
――エルケ・ウェーバー(プリンストン大学教授)

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと難しかったけど、なんとなく分かった。
    途中でマリエ・コンドーが出てきてびっくりした。
    コスタリカが森林育成に力を入れ、二酸化炭素排出を削減し、そのお金で国を豊かにした話は私たちも見習わないといけないと思った。

    「人間は引き算を見落とすもの」
    サン=テグジュペリは「完璧とは付け足すものがなくなったときでなく、取り去るものがなくなったときに達成される」と言っている。
    「あなたが私と同じなら、除籍にする本をどれか一冊でも選ぶのは、たとえ自分が一生読まない本であろうとも、おそろしく心の痛むことだろう。それでも図書館員は除籍が必要であることを知っている。」

  • 引き算の効用は高い。
    人は意識しないと、つい足し算をしてしまう。
    引き算思考を意識して、引き算で物事を解決するようにする。

  • #読みたい本

    家の中のモノをいろいろ処分したら生活が快適になった。フリーランスの仕事でやることを減らしたらストレスが減った。「引く」ことがもたらす効果を実感しているだけに、「引き算」をじっくり考えるために読みたい

    #引き算思考
    #ライディ・クロッツ
    24/8/19出版
    https://amzn.to/4fROj9O

  • 概念としてはそうたよね、と思ったのだが、読んで新たにそうか、と整理できるところはあんまりなかった。

  • 著者が強調するほど目新しい考え方とは思えない。制度や法律など「引き算」をすべきところが多いのは事実だが。気候変動への対応はあまり説得力がない。著者の息子の事例が多いのは(小さい子がかわいいのはわかるが)スタイルとしては好きではない。実人生には「こんまり」のほうが有用な気がする。


    SUBTRACT The Untapped Science of Less

    【目次】
    序章 別の変化のありかた

    第1部 世界にあふれる足し算

    第1章 引き算の見落とし――レゴから実験室へ、そしてさらにその先へ
    第2章 足し算本能――「モア」の生物学的背景
    第3章 神殿と都市――足し算が文明を生み、文明が足し算を呼ぶ
    第4章  増やすが善――時間、お金、現代の足し算の福音

    第2部 世界に広める引き算

    第5章 気づいてもらえる「レス」――引き算を見つけて分かちあう
    第6章 引き算の基準――「レス」を使って系を変える
    第7章 「レス」が残せるもの――人新世での引き算とは
    第8章 情報から知恵へ――引き算からの学び

    まとめのようなもの

  • 読了

  • こんまり
    ドーナツ
    マヤ・リン「ベトナム戦争戦没者慰霊碑」

  • 引き算で考えるということが如何に難しのかということが例を変えて沢山書かれていた。
    少々事例に偏りすぎている感は否めないが、数々の本が組み合わせということを訴える中で、ここから引き算してみたらどうだろう。という視点を持っておくのは重要だと思う。

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