神経衰弱と強迫観念の根治法: 森田療法を理解する必読の原典

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  • 白揚社
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826971454

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  •  この本は現在森田療法と称されているやり方を始めた森田正馬による一般向けの書籍です。この本のと合わせて『神経質の本体と療法』の2冊が森田先生本人が一般向けに解説した代表的な本とされています。
     123ページまでで特に気になった部分は
     病の起こる条件:素因(内因)・機会(境遇)・病因(外因)言い替えると気質・成育歴・きっかけといってもいいと思う。
     病の種類:器質的・機能的・精神的 現在では外因性・内因性・心因性というのではないかと思う。
    器質的:素質・機会・病因 があって起きる。
    機能的:素質・機会
    精神的:素質
     何かに執着する場合にも「これを自分の持ち前のことで仕方がないと決めてしまえば何でもない」という心持になればOKだ。別の個所では「これは自分の持ち前の素質であると観念すれば」OKである。「もしこれが素質であれば仕方もない」

  • 森田療法は昔から気にはなっていたものの、ネットでの概要とかくらいでしか読んだことがなく、よく聞く「あるがままを受容する」という一文だけだとどこか病に対する諦めが必要なのかと思ってそれはそれで絶望だなと感じる部分があったけど、そもそも森田氏本人の著書では異常なこと(病気)じゃない!というところからのスタートで目から鱗。

    「その症状は病気なんじゃなくて本来人間なら誰でも持ってる性質に過ぎないよ!だからはじめから薬なんかが効くわけないんだよ」って言いきってるところがかっこよかった。

    ※今後追記する予定

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