エマ・ゴールドマン自伝〈上〉

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  • Amazon.co.jp ・本 (745ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827201215

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  • エマ・ゴールドマン自伝〈上〉
    (和書)2013年08月14日 16:01
    2005 ぱる出版 エマ ゴールドマン, Emma Goldman, 小田 光雄, 小田 透


    人間の自然状態における弱者への姿勢とは弱者につくことにより格差を解消することを目指し平等を考えることです。

    「そして人間を支配する技術=文明」はそういった弱者への姿勢を狙い撃ちにして抑圧し格差をつくり強者と弱者の格差の世界を創ります。

    そういった世界に対し抑圧された人間の自然状態における弱者への姿勢が高次元に回復し格差を解消しようとする哲学が生まれます。それは格差を解消しようとすることで平等でありまた格差を解消しようとすることで格差を創ろうとする「人間を支配する技術=文明」から自由であるというものです。

    それは自由と平等の哲学です。

    最近ぼくはこんなことを考えています。

    この「エマ・ゴールドマン自伝(上)」を読んでみて抑圧されても回帰する哲学的な生き方なのだろうと思いアナキズムに心酔したわけでな無いけれど生き方として勇気をもらいました。

  • 今を去ること70年前の1940年5月14日に、70歳で亡くなったリトアニア生まれの社会運動家・女性解放論者。

    いまどきエマ・ゴールドマンといってもほとんどどなたも御存じないでしょうが、そういう私も実は、1923年9月16日に大杉栄とともに虐殺されて、古井戸に遺体を投げ込まれた28歳の伊藤野枝が、『婦人解放の悲劇』という本を翻訳したことがあるのを、薄っすらと記憶していたのに過ぎません。もちろん読んだこともありませんでした。

    それがたまたま、昨年9月16日の伊藤野枝の命日に偶然ネットで無料で読める『青空文庫』に入っていることを発見して、興奮して読んだという経緯がありました。

    なんと驚くことに、この翻訳の刊行されたのが1914年(大正3年)ですから、ということは伊藤野枝はまだ18か19歳ということになります。

    しかも、自立した女性を目指して平塚らいてうの主宰する「青鞜」へ飛び込んだ彼女ですが、エマ・ゴールドマンがアメリカでアナキズムの機関紙「母なる大地」を創刊して、この『女性解放の悲劇』を掲載したものをいち早く入手してすぐ翻訳したというのですから、その俊敏な反応、大正時代にあってその世界的な同時代性・即応性にもびっくりしました。

    大正アナキズムには、まだまだ私の知らない深い広がりがあるようです。

    それと、この伊藤野枝の行動に呼応するかのように、当のエマ・ゴールドマン自身もこの翻訳刊行の4年前の1910年(明治43年)に、日本の国家権力がでっち上げた幸徳秋水たちにむけた大弾圧・大逆事件に対して、はるかニューヨークで抗議集会を起こし、日本大使館へ抗議文を送ったりしたといいますから、この時代のこの国際性にはまったくびっくりするばかりです。

    そしてなんといっても、まったく忘れ去られた人だとばかり思っていたエマ・ゴールドマンが、まさか目の前に明確に現れるとは思いもしなかったのですが、ここにこうして上下巻あわせて1473頁ものボリュームの彼女自身が書いた自伝として登場してきたのです。

    リトアニア生まれで15歳のときアメリカに移民、反戦活動などのため「アメリカでもっとも危険な女性」と認定されてロシアに送還。アナキスト(無政府主義者)ですからソビエト政府にも反対して、イギリス・フランス・カナダと転々。1936年にはじっとしていられなくてスペイン革命に参加してフランコ政権のファシズムとも闘うという人生でした。

    読み終わって彼女のことを思うと、主義主張は違いますが何故かチェ・ゲバラのことがふっとだぶって思い浮かびました。

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