- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784827205145
作品紹介・あらすじ
「これがいい」より「これでいい」。シンプルな生き方。過ぎた装飾とは無縁の簡素な美。おとなしくも、常に「気になる」存在でファンを引きつける。主張をしない"ノーブランド"の戦略を紐解く。
感想・レビュー・書評
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無印良品の事実として学ぶべき点はたくさんありましたが、随所に出てくる著者による感想や指摘はあまり的を射ていないような印象を受けました。
各セクションのタイトルは惹かれるものがあっても、セクションの結末が意味不明だったり、そもそも本のタイトルと内容もあまり一致していないような。
本という形で世に出して伝えたいことがある、という熱意があまり感じられ無かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無印良品の関係者への取材を元に構成。
ところで、問題提起から結論までの道程が長く、
結論が見えにくかったり、誤字脱字が気になった。
推敲する時間がなかったのだろうか。
少々気になった。この手の本にありがちではあるが。
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1980年に西友のPB(プライベート・ブランド)として生まれた無印良品は、
低価格を実現するために無駄・虚飾を削ぐことから始まった。
芸術好きのオーナー堤 清二とアートディレクター田中 一光の二人は、
他のPBと一線を画す決定的な決断をくだした。
コンセプトは「ものの本質をカタチにする」こと。
本質をシンプルに追及した商品には“機能美”が宿った。
素材の良さが露になり、知性を秘めた素朴という価値からは、
美意識や豊かさを謳歌できる。と田中 一光は語る。
そして、すっぴんでいたい、流されず自分らしくいたい、という生活者が
無印良品のフォロワ―となった。
今の無印のメインユーザーの年齢は30代だそうだ。
この1~2年、節約志向を背景にスーパー、CVSのPB売上が拡大しているが、
無印は、ひたすらコスト削減した低価格PBを求めない。
シンプルに素材の良さを商品にする。
例えばポテトチップならじゃがいもの味そのものの素材の風味を楽しむため、
味付けをしない商品を発売した。
「MUJI TO GO」という旅行用具専門の新店では、外観、内装、品揃え、
すべてに於いて無印良品のコンセプトを高いレベルでカタチにできたらしい。
今、無印良品は新しいコンセプト案づくりを始めている。 -
他の企業の内部と比較しているのでMUJI以外の企業の勉強にもなる!
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就活の為に読みました。「オフィシャル」なエピソードが多く、参考になりました。
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これがいい、より、これでいい。
何をたいせつにしているか、
お客様のたいせつなことが、会社のたいせつなことって
とってもだいじ。
そのマーケ力・周知力はすごいなぁ。 -
全く関係の無いエピソードを随所に織り込んでいて、冗長。エッセイ風と言えないこともないが、まるで大学生のレポートのようだった。
興味深い事例も書かれているのに勿体無いかも。 -
特に目新しい情報は無かった。ちょっと掘り下げ方も浅いんじゃないかと思う。もっと問題点も探ってほしかった。