コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

著者 :
制作 : 北野弘務 
  • ぱる出版
3.56
  • (22)
  • (76)
  • (62)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 429
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827206012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 一昔前、通称「もしドラ」という、
    書籍が流行し、映画化もされました。

    本のタイトルは
    ”もし高校野球の女子マネージャーが
    ドラッカーの『マネジメント』を読んだら”


    本日ご紹介する本は、

    この「もしドラ」のコトラー版。

    タイトルは、

    「コトラーが教えてくれたこと
    女子大生バンドが実践したマーケティング」

    です。

    コトラーと言えば、
    「マーケティングの神様」と評され
    マーケティングに関する、いろいろな理論を
    打ち立てた人です。

    本書は、「もしドラ」と同じく、小説仕立てになっていて、
    最新のマーケティング理論を、不人気な女子大生バンドの
    成長に合わせて解説したものです。


    ポイントは
    「人を理解する」

    マーケティングというと、アンケート調査や
    ヒヤリングといったイメージがありますが、
    本質は、いかに”人”を理解するかにあります。

    その人が本当は何を求めているかをつかみ
    そのことに共感できることが重要です。


    「仲良くなる」

    どうすれば売れるのかは、相手が何に価値を感じるかを
    いかに正確に理解できるかがポイントです。

    そのための方法がインタビュー。
    インタビューする上では、まず”仲良くなること”が重要

    仲良くならないと、なかなか本音がでません。

    お客さんとの日頃の関係作りが
    大切だなと改めて思いました。


    「ポジショニング」

    相手が何に価値を感じるかが解れば
    それに対して、どうアプローチして、
    競合相手とどう差別化するかを考える必要があります。

    そのことをポジショニングと言います。

    お客さんを理解することの次は、自分の”ライバル”
    について考えることも重要だと思いました。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    自分がどうしたいというビジョンやミッションがない人がマーケティングを考えても、小手先のものにしかならない
    誰しも弱みはあって、ちゃんとそれを直視することが良い戦略を考えるためには必要なこと
    強味というのは、思いのほか自分が当たり前に思っている部分にあるもの
    長すぎる期間は集中力をさげて間延びさせるもの。今できることをしなければ、明日になってもしない。
    どういう位置づけで、顧客の価値に売り込むかは、商品を作るよりも先
    マーケティング=人を理解することが基本にあって、そのための重要な方法がインタビュー
    コトラーが強調するリーダーの仕事は「ビジョンを持つこと」=人には見えていないものを見ること
    リーダーはフォロワーから「自分たちに尽くしてくれている」と思われなければならない
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第 1 章 ビジョンとミッション~なぜ、何をしたいのか。
    第 2 章 現状分析~強み、弱み、チャンス、ピンチ、ライバルについて。
    第 3 章 ターゲットオーディエンス~向き合う相手はいったい「誰」なのか。
    第 4 章 ポジショニング~どう差別化して、何に見られたいのか。
    第 5 章 4つのPのマーケティングミックス~何を、どう、社会にもたらすのか。
    第 6 章 実施計画とマネジメント~いつ、誰が、何を、いくらかけてやるのか。
    第 7 章 実行と評価~どう世界を幸せにしたのか。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/02f42fffa9e13ca9.png
     

  • コトラーのマーケティング論を物語り仕立てで実践していく。

    ビジョンとミッションに始まり、SWOT分析、ターゲッティングとポジショニング、4P、実施計画とマネジメント、評価という一連の流れを女子大生絢が実践していく。

    コトラーの入門書。

  • マーケティングの導入書。
    読みやすかった。所要時間は2時間弱。

    マーケティングに関しては「SWOT」「4P」「3i」あたりの言葉を
    ちらほら聞いたことがある程度の知識しかない私にも
    なるほど!そうだったのか!小手先の技術じゃないのね!と
    マーケティングの本質をわかりやすく見せてくれた。

    来年から社会人になる人間として、最低限の教養は付けられたのでは、とおもう。
    しかし、実社会で使うためにはもう一歩踏み込んだ学習は不可欠だとも感じたので、
    熱の冷めないうちにコトラー氏の著作に手を付けてみようかな…と思います。

    マーケティング初心者や、気にはなっているけど良くわからん…難しそう。。
    と思っている人にとっては、読んで損はない本!

    ではなぜ★-1なのかというと。
    読書中&読破後を通して、
    「…うまくいきすぎだろおおおおっ」という心の叫びを
    消し去れなかったからです。笑

  • 面白いけど、こういう軽いのを読んでも、別に何も残らないね。
    単なる娯楽と割り切ったほうが良い。

  • 「もしドラ」以上にあざとそうな装丁の「萌え系ビジネス書」を手に取りました。
    ヒロインたちのバンド活動をマーケティング手法で組み立て成功するという基本線。
    ケーススタディに徹した背伸びをしない姿勢には好感が持てました。
    しかし、ラストのソーシャルマーケティング活動では、著者の活動をそのまま重ねているようで、かなり唐突でしたね。
    しかし、著者らは「もしドラ」の派生をやろうと堂々としているところが肩透かしですね。

  • 音楽活動において、コトラーのマーケティング手法を考え
    実践していく本書
    ビジョンとミッションから実行と評価まで

    具体的な方向性を示すことで、見える形から、バンド活動をマーケティングし、さらにその先へとつなげていく

  • コトラー本に挫折(時間切れ)したので、ゆるいところから入ろうと思って買ってみました。 「もしドラ」のコトラー版そのものといった感じ。 女子大生バンドがちゃんとマーケティングをしたら成功しました、という話自体は出木杉ではあるものの、主人公の絢がまっすぐに動くタイプの人間という設定がキモだと思う。 というのは途中のコラムにある「サーバントリーダー」や「情熱/Zest」というキーワードからも読み取れる。 特にマーケティングのターゲットが顧客だけでなくパートナーも含まれる、といったあたりはぜひともいろんな人に読んでいただきたいところ。 締めの評価も忘れずに。 各章のタイトルを結びつけるだけでも概要が伝わると思うので、以下に抜粋。 ビジョンとミッション→現状分析→ターゲットオーディエンス→ポジショニング→4つのPのマーケティングミックス→実施計画とマネジメント→実行と評価

  • 正直マーケティングを軽視していた。しかしなかなか面白いなと思った。4Pは知っていたがヘタするとだめな4P戦略を立てかねなかった。なぜなら「なりたい自分」がすでに決まっていて、それを実現するためのマーケティングと思っていたから。マーケティングとはバランスというコトラーの言葉があったが、ある意味独りよがりの拘りは潔く捨てる覚悟が必要であろう。真っ新から考えた方が優れた戦略が描けるのでは。「競合相手と同じレースでベストを尽くすこと」と「競合相手と異なるレースを走ること」は違い後者が重要。しばしば「競合相手の様々な戦略の中間をとる」→道の真ん中を歩く中間戦略をとった企業がどうなったのか・・・轢かれてしまったのである」とのコトラーの言葉。そしてドラッガーの言葉を引用し「理想的なマーケティングは放っておいても物が売れる仕組みを作る」こと。そしてソーシャルマーケティング(社会的なマーケティング)=マーケティング3.0、つまり顧客や企業や投資家の「欲」を満たすのではなく、企業も公共機関もみんながみんなにとっての「良いこと」を追求する。それこそがもっとも「お得」な選択なのだとコトラーは我々に教えてくれている。一方古典的なマーケティングとは「良い物を安く作って広く販売し大規模に宣伝すれば売れるだろう」というもの。大量生産によって値段を下げ、技術革新によって製品の質を向上させたうえで製品を流通させたり宣伝すること」がマーケティングの仕事だった。現在も多くの企業がこの考えに留まってはいないか。ブランディングの3i、アイデンティティ、インテグリティ(言ってることとやってることが一致)、イメージ。Zest For Living、情熱に満ちた状態とは、生きていることを心から喜び、楽しみ、人生に熱中している状態。「人々が製品やサービスを通してより幸せな人生を送るためには何をすべきか」を追求する楽しさに満ち溢れた活動がマーケティングなのであり、それを心から楽しめる人こそが優秀なマーケターなのである。

  • 小説・講義形式で、コトラーのマーケティング理論を学ぶことができる。

    目次
    第1章 ビジョンとミッション
    第2章 現状分析~強み・弱み・チャンス・ピンチ・ライバルについて~SWOT分析
    第3章 ターゲットオーディエンス
        向き合う相手
    第4章 ポジショニング
        どう差別化して、何に見られたいのか
        ・3つのiが重要:アイデンティティ、
                インテグリティ
                イメージ
    第5章 4つのPのマーケティングミックス
        ~何を、どう、社会にもらたらすのか
       ・4つのP:product,price,place,promotion
    第6章 実施計画とマネジメント
        ~いつ、誰が、何を、いくらかけてやるのか
    第7章 実行と評価
        ~どう世界を幸せにしたのか。

  • 「もしドラ」のコトラー版。3iと4Pが良くわかった。マーケティングとマネジメントのイロハがわかる。
    zest for living、まだまだ学ぶことが多い。
    「人々が製品やサービスを通して、より幸せな人生を送るためには何をすべきか」を追求することがマーケティングであると。

全82件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。統計家。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年11月に株式会社データビークル創業。自身のノウハウを活かしたデータ分析支援ツール「Data Diver」などの開発・販売と、官民のデータ活用プロジェクト支援に従事。著書に『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)、『1億人のための統計解析』(日経BP社)など。

「2017年 『ベストセラーコード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティングのその他の作品

西内啓の作品

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティングを本棚に登録しているひと

ツイートする