スマートフォンのすすめ: 手のひらのクラウドで未来を生きる

著者 :
  • ぱる出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827206500

感想・レビュー・書評

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  • 2011年7月発刊。2014年12月に読んだものとしては、約3年のタイムラグがあり、未来の予測は当然外れていることもあるが、書籍に多い、iOSvsAndroid のような対決スマートフォンとは違って、定義や将来の可能性について言及していることに好感をもった。

    内容としては、ガラケーが開発メーカーが機能をてんこ盛りにして使用機能が30%切るような端末になっていたところ、3G回線などを通じて、インターネット接続、クラウド端末として使用することができ、アプリなどでカスタマイズできる点が、ガラケーとは異なるとしています。HP製作、プログラム開発、ドキュメント製作などはPCが得意としますが、スマホが得意とする場面も多く、特化した機能としての使用とUI(User Interface)が今後音声認識とともに使えるようになるだろうとしています。ここまでが序章。

    1章は、コンテンツとして書籍、音楽、映像などのコンテンツを所有することの概念の変化とともに、広告・宣伝やコンテンツを育てる役割などについても述べています。2章は、位置情報をめぐる問題を含めたソーシャルメディア、3章はビジネス利用とセキュリティ問題を扱っていますが、個人的には序章のスマホの概念のまとめと、概念に沿った未来の可能性についての説明が特筆だと思いました。

  • スマートフォンについて書かれた本って、1章分ぐらいソーシャルメディアにページ使ってることが多い印象がある今日この頃。
    ツイッターを創業したばかりのツイッター創業者にあったことがあるのに、その時には魅力を感じず、電話番号を教えてもらっても何もしなかったのは、本当惜しいことをしたんだろうな。
    まあでも、自分がそんな立場でも、思わないと思う。

  • 水平分業の構図を縦に描く大胆な本。

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著者プロフィール

1963年群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。著書に『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』『仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実』(以上、講談社現代新書)、『ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線』(祥伝社新書)、『「スパコン富岳」後の日本 科学技術立国は復活できるか』(中公新書ラクレ)など多数。

「2022年 『ゼロからわかる量子コンピュータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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