コトラーが教えてくれたこと〈2〉女子大生が変えたブラック企業のマーケティング戦略

著者 :
  • ぱる出版
3.79
  • (4)
  • (12)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 75
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827206883

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • マーケティングとは顧客の特質を具体的に把握し、その顧客層に訴えかけること

  • コトラー萌えビジネス本第2弾。共著から、単独著者となってますね。
    企業を舞台によりビジネス現場でのCSR、ソーシャルマーケティングのケーススタディを目指した著作と見ました。
    前作では生徒役だった絢ちゃんのスペックが爆上げになっており、色々ブラックな地元企業のアラサーOL雅さんの教師役となってマーケティング指南するという神展開です。
    余りに高スペック過ぎる絢ちゃんズに、雅さんは驚かされっ放し(読者も)です。
    しかし、余りに上手く行き過ぎるソーシャルマーケティング手法に読者の突っ込みが行かないようにするための著者の巧みなミスリードなのかとも思ってしまいました。
    株主総会でもないのに、一企業の不祥事報告会に顧客は足を運ばないと思うのですが…。
    (まあ、お土産がよいものだったのかもしれませんが)
    こんな風に、ソーシャルマーケティングを揶揄してしまう私は、価値観、手法が古いのかもしれません。

    図書館で借りました。

  • ・ビジネスの社会的責任
    ・化粧品メーカー(会社)の不祥事で、窮地に立った状況で、会社の再建に乗り出す、
     女性社員、雅とインターン大学生、絢を中心に物語は進行していく

    ・顧客の特定
    ・実践、仕事を自分で持ちすぎないことによる全体コントロールの重要性と
     やるべきことを明確にし、一番肝になるポイントの情報共有と戦略化

    ・仕事の見方を再認識

  • 前作と変わらず読みやすく分かり易い。

  • メモです。

    ・顧客は誰か?
    コトラーもまず最初に聞くのは「君たちの顧客は誰なんだい?」。
    顧客が誰なのかをクリアにすることが一番最初にすべきこと。

    ・エスノグラフィ
    インタビューだけじゃわからない、思いつきもしない顧客の「生活そのもの」を実際に一緒に過ごして観察する調査手法。

    ・データマイニング
    小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術。
    情報技術の向上により、潜在的な顧客ニーズが眠る「鉱山」として「採掘(mining)」されるようになった。

    ・顧客の創造
    企業がしなければならないのは「顧客の想像」であるーーピーター・ドラッカー
    多くの企業では収益の9割は既存顧客からもたらされるが、プロモーション予算の大半を新規顧客の獲得に費やし、既存顧客の離反率は気にしていない企業が多い。多くの成功した企業は「ファン」を多く抱えている。
    苦情にも耳を傾けることが大切。

    ・大切なのは「感動」すること

    ・「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」ーーバーバラ・フレデリクソン
    会議の発言におけるポジティブな言葉が、ネガティブな言葉の3倍以上になると急激に会議の生産性と創造性が向上する。

    ・プロジェクトマネジメント
    アメリカでは学問的に定義されている。
    Program Evaluation and Review Technique.
    計画がなぜ失敗するのか?→時間や人手、資金などのリソース管理の甘さである。
    「頑張る」=自分の能力を超えたことをしなきゃいけない。
    そうでもしないと成功しないプロジェクトは、最初に目標を立てた時点で失敗が約束されている。
    プロジェクトがうまく行っていない=リソースの不足が明らかになった時できることは、追加でリソースを投入することだけ。

    ・最も簡単に人が幸せになる方法
    毎日その日にあった感謝すべきことをリストアップすること。
    これまでの人生で一番感謝すべき相手に手紙を書いて、それを相手の前で読み上げること。

    ・インターナルマーケティング
    自社あるいはパートナー企業を含めた「内部の人間」へのマーケティングのこと。
    顧客と同じくらい「望む価値を提供すべき相手」は他ならぬ自社の従業員であり、それによって初めて顧客の満足度や利益が生まれる。
    賃金以外にも、やりがい、敬意、自由、余暇、好ましい人間関係などが報酬となる。

  • [読んだ理由]==================
    第一弾が面白かったので。


    [読んだ後の感想]==============
    登場人物の過半は第一弾からの継続なので、第一弾を読んでからこちらを読んだほうがスムーズに読めると思う。

    相変わらず読みやすくて内容も理解しやすかった。けどブラック企業のやり方との対比は、思ったほどは多くなかった。


    [備忘録]======================


    ■第一章:CSR・なぜビジネスに社会的責任が必要なのか
    企業が良いことに関わることは、従業員満足度につながる。自分の仕事が良いことに繋がってるって思えたら頑張れる。

    これだけ情報化の発達した社会においては、汚いやり方の大半はバレてしまいますし、悪いイメージの企業に消費者はお金を払いません。関係当局に規制されるから、消費者にバレるから、と言った消極的な理由ではなく、積極的に「良いこと」に取り組むことがどれだけのビジネスメリットにつながるのか。


    ■第二章:セグメンテーション・顧客は誰なのか
    エスノグラフィ:インタビューだけじゃわからないっていうか、インタビューしようと思い付きもしない顧客の「生活そのもの」を、実際に一緒に過ごして観察することによって知ろうという調査手法

    「顧客」という抽象的なものではなくて、そこにいる一人ひとりの人間を先ず感じるべきだった。


    ■第三章:コーズ・どんな社会的課題を狙うのか
    多くの企業で収益の9割は既存顧客からもたらされるというのに、プロモーション予算の大半を新規顧客の獲得に費やし、既存顧客の離反率は気にもしない


    ■第四章:マーケティングミックス・戦略の立案
    普通のマーケティングが、物やサービスを売るのに対して、ソーシャル・マーケティングは「よい行動」を広げるためにマーケティングのやり方を応用する


    ■第五章:パートナーシップ・誰と実現させるのか


    ■第六章:マネジメント・どう実現させるのか


    ■第七章:エグゼキュージョン・戦略はどう実現したのか


    もっと知りたい人のためのお薦めの書籍
    ソーシャル・マーケティングをもっと知りたい人は
     コトラーのマーケティング・コンセプト
     コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント
     社会が変わるマーケティング 民間企業の知恵を公共サービスに活かす
     社会的責任のマーケティング 「事業の成功」と「CSR」を両立する
    プロジェクトマネジメントについてもっと知りたい人は
     抜群にプロジェクトを成功させる技術 PMBOKの科学的理解で培う実践力
    マーケティングリサーチについて根本から学びたい人は
     研究デザイン 質的・量的・そしてミックス法
     世界一やさしくわかる医療統計

  • 久しぶりに柔らかい内容を読みたくなって、購入。
    コトラー先生のセオリーをわかりやすく小説化した第2段。
    苦労の跡が見えるなあ、なんて思いつつ、サクッと読了。
    深く理解し、まじめに考えるのには向かないと思うけど、セオリーを「感じて」みるのには、割といいと思う。
    「セオリーをどこまで上手く組み込めたか」については及第点だと思うけど、読了後のサッパリ感が良かったので星4つです。
    これ以上セオリーについて色々組み込んだら、読みやすさは落ちるので、まあ、これはこれでアリでしょう。

  •  現実が小説ならどんなに良いだろうか、経済本の小説家は代替先が読める陳腐なものになってしまうのが残念。

  • 女子大生の絢が悪評判がたち潰れそうな化粧品会社に研修に行き、そこでコトラーの教えを実践。CSR(Corporation Social Responsibility:社会的責任)が起業理念で重要なことや顧客が誰かをインタビューで探ることにより老年女性が孫に贈る化粧品という販売戦略を展開し成功してゆくというストーリー。

  • 2012/5/19読了

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。統計家。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年11月に株式会社データビークル創業。自身のノウハウを活かしたデータ分析支援ツール「Data Diver」などの開発・販売と、官民のデータ活用プロジェクト支援に従事。著書に『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)、『1億人のための統計解析』(日経BP社)など。

「2017年 『ベストセラーコード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

コトラーが教えてくれたこと〈2〉女子大生が変えたブラック企業のマーケティング戦略のその他の作品

西内啓の作品

コトラーが教えてくれたこと〈2〉女子大生が変えたブラック企業のマーケティング戦略に関連する談話室の質問

コトラーが教えてくれたこと〈2〉女子大生が変えたブラック企業のマーケティング戦略を本棚に登録しているひと

ツイートする