メタボの罠: 「病人」にされる健康な人々 (角川SSC新書 2)
- KADOKAWA(角川マガジンズ) (2007年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784827550023
感想・レビュー・書評
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S493.12-SS-002 200027639
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2007年時点でのメタボ健診の問題点。
あれから5年経ったわけだが、改善されたなんてことも聞かないし、普通に健診が行われている。体格の個人差を考えずに一律腹回りのサイズを問題にする胡散臭さには飽き飽きしてるけど、結局何も変わってないということ。 -
確かに、あの基準(男性で腹囲85センチ)は胡散臭いと思っていたんですが、製薬会社と厚労省の結託云々はともかく、何かと納得感のある内容でした。「ちょいメタ」くらいが最も長生きだそうです。
なお、血圧とか脂質とか、一律に基準線を引くのでなく、男女別とか、年齢別に見るべきで、
細かいグラフがたくさん掲載されていた。データの詳細がよくわからなかったというか、自分はどのへんに該当するんだろうかをチェックしようにも、この小さいグラフではお手上げだと思っていたのですが、巻末あたりで、ちゃんとデータを公開してくれていることもわかった。
http://www.mi-tokai.com/
ここからデータを落として、パソコン上で見易いグラフにできるので、なかなか良心的。ついでにHP上で、グラフ表示までしてくれれば、もっと助かるんですがね。
あと、本書の中で使い方も紹介されていた、
医薬品医療機器情報提供ホームページ
http://www.info.pmda.go.jp/
米国ガイドライン情報センター
http://www.guideline.gov/
といったあたりも、将来お世話になるかも。。。なので_〆ヾ( ̄(エ) ̄ メモメモ・・・
(2008/11/27) -
「癒着」かどうかはわかんないけど・・・
業界が儲けるシステムが構築されていることは確かです。 -
書評の中に「メタボに煽られずかつあまりにも著者の言を鵜呑みにもするな」というコメントを踏まえて読んでみたい。メタボ大合唱は、国と製薬会社の仕組んだ陰謀という言説には???がつくけど、検診結果に必要以上にうろたえるのを避けたい気持ちは共感できる。