脳番地を鍛える: 潜在能力を引き出すトレーニング (角川SSC新書 51)

著者 :
  • 角川SSコミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827550528

作品紹介・あらすじ

脳番地とは脳の「部位」と「機能」を同時に表わす概念で、人間の脳は働きの異なる120の脳番地から構成されている。そして、成長し育っている脳番地と未熟な脳番地があることで、人には得意不得意が生じている。できるだけ多くの脳番地を成長させることが私たちの人生の課題であり、脳番地の成長段階はその人の「個性」として脳の形に刻まれ、MRIによって確認できる。胎児から100歳超の長寿者まで1万人以上の脳のMRI画像の分析鑑定を行ってきた著者が、潜在能力を引き出すためにより効果的な「脳番地トレーニング」を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の取り組んでいる脳科学の切り口が一般人にも分かりやすく書いてある。
    が、とくにトレーニングができる本ではない。
    ヒントにはなる。

  • 動く、記憶する、知覚するなど、人間の全ての行為はそれを司る脳番地の働きによるものだ。1つのことを深めるとその脳番地は強化され、新しいことをすると別の脳番地が成長する。生きている限り脳は成長するので、深く広くバランスよく脳を鍛えることで、能力が増し、人として大成できるという。苦手なことも、脳トレだと思って取り組んでみようと思った。

  • 脳は番地ごとに成長する

    脳には得意と不得意があるだけ
    優れた人とそうでない人があるということではない。
    成熟と未成熟なだけ。
    成績などで判断されると潜在脳が埋もれてしまうことになりかねないので注意


    効率のよい脳番地トレーニング

    テーマを絞ること!以下の判断基準を満たしているか?
    1得意なこと
    2好きなこと
    3継続したいこと
    4犠牲を払ってでもやりたいこと
    5その価値を深め高めたいと心から願うこと

    本当にやりたいことをやり遂げるためには、いろいろな困難を乗り越える必要がある
    付加回路の脳番地を育てること

    脳番地トレーニングのイメージづくり
    1成果を記録に残す
    2誰かと一緒に行う
    3誰かに教える


    さまざまなトレーニングの実態
    声に出す
    文章を詠む
    書きとり・作文
    料理をする
    片づける
    聞き手でない手を使う
    動きながら見る
    スポーツ
    記憶
    テーマを持って調べる
    歌う
    リラクゼーション
    人を好きになる

  • 脳の「部位」と「機能」を同時に表現する脳番地について説明している本書では、脳番地を鍛えることで潜在能力を引き出すトレーニングが可能だとしている。

    しかし、脳番地自体の説明も脳を鍛えることについての因果関係もその方法論も、私にはいまひとつ理解できなかった。

    唯一面白かったのは、「刺激になるのでたまには左手でご飯を食べてみよう」とか、「音読は滑舌をよくするが、理解のためにはゆっくりと黙読するのがよい」といったちょっとした知恵の部分かもしれない。

  • 実は何度目かの再読。
    脳はここまで解明されているのか!
    年齢より若く見える趣味人は、だから若いのか!と分かる本。

  • 効率の良い脳番地トレーニングを推し進めるにあたって、テーマの絞り方、周囲の脳番地をサンドイッチ方式で使っていく方法、有効な強化方法などポイントが指示されていて興味深かった。

    テーマや目標の見つけ方の中では、得意なこと、好きなこと、継続したいことを選べとはよく言われるが、今回、犠牲を払ってでもやりたいこと、その価値観を深め高めたいと心から願うことという観点が新鮮だった。

    また、トレーニングには成果を記録に残すこと、誰かと競い合ったり、話し合ったりすること、学んだ内容を人に教えることでよりポイントを絞ったトレーニングが行えるそうだ。

  • やっぱり、楽して、人より優れた能力は手に入らないな。

  • 著者は医学博士、「脳の学校」代表、、MRI画像診断の第一人者、とのこと。どこかの研究機関や医療機関に属しているのではなく、自分で会社をやっている方、のようです。

    脳を120の番地に分け、それぞれの特性に応じた脳の鍛え方を述べます。ただ、そのトレーニング方法が右手左手を使い分ける、とか、割とありがちであまりインパクトはありませんでした。

  • 脳の番地を鍛えるのはいつからでもいいらしい。伸びるタイミングも違うし、目的と休養を意識して。

  • 得意不得意は脳の中のある部分の成長の度合いが違うだけ。

    脳は意識して鍛えることで成長し、形も変わる。

    脳は同じところを使いつづけると疲労がたまるので、物事に集中するには
    少しずつ脳の使うところが変わるように、同じ作業の中でも視点を変えてみたりすることが必要だと思った

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著者プロフィール

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。脳科学音読法や脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。独自開発したMRI脳画像診断法を用いて、小児から高齢者まで1万人以上の診断と治療を行う。

「2023年 『美文字脳を育てる「点つなぎ」ペン字練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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