野村萬斎What is 狂言?改訂版

著者 : 野村萬斎

• 檜書店 (2017年11月2日発売)

感想・レビュー・書評

[ベティさんの感想 · 2021年11月28日]

狂言を鑑賞し、楽しめたので理解を深めるために。

Q&A方式のわかりやすい構成で、内容も初心者の入門書として大変良かったです。

一つの質問に対して見開きで完結しており、右ページに萬斎さんの演者としての見解と研究家の解説、左ページに写真や図＋話題に挙がった演目のあらすじが載っています。

萬斎さんの文体の、小気味良いリズム感に感じ入りました。

著者プロフィール

野村萬斎（のむら・まんさい）：1966年東京生まれ。狂言師。祖父、故六世野村万蔵および父、野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。東京藝術大学音楽学部卒業。三歳で初舞台後、国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する。また、現代劇や映画、テレビドラマなど多数の作品に主演、古典の手法を駆使した作品の演出も多数手がける。1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭優秀賞、紀伊國屋演劇賞など受賞多数。2002年から22年まで世田谷パブリックシアター芸術監督。現在、東京藝術大学客員教授、石川県立音楽堂邦楽監督、全国公立文化施設協会会長。主な著書に、『萬斎でござる』（朝日文庫）がある。

「2023年 『狂言サイボーグ　増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」