トヨタの闇

  • ビジネス社
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828413990

感想・レビュー・書評

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  • 鎌田慧の名著「自動車絶望工場」と比べると、抑えた記述となっている。
    トヨタは労務問題に関して、かなり問題の多い会社というのは知っていた。

    トヨタは、経済的成功によるヨイショ本氾濫や、その圧倒的な広告費によるマスコミ批判記事自粛などで、悪い点が隠されすぎてしまっている。

    まあ、大体予測できた内容なので★x 3

  • ゴミ本。友人の勧めに従って読んだが、こんな本を面白がってるんじゃ知性が疑われる。内容はトヨタの肥大化した労組について、閉鎖環境で独自の文化を築いている。しかし著者の余りにも拙い文書でまとまらない、分からない。

  • トヨタの下請会社で働いていた自分にとってこの本に入り込むのは時間がかからなかった。

    トヨタ式っていうのはこういう大人数の犠牲に近い労働によって出来上がったものです。
    トヨタの下請けはトヨタが休みじゃない限り休めないし、休みの日にこそ在庫を作らないとトヨタ様の希望に沿う生産ができない。

    トヨタの下請け会社はトヨタの右へ倣え。
    トヨタ様の言うことは絶対なのでさらに厳しかったです。
    こんなのまだマシじゃない!と思いながら読んでたりもしました。

    そんな中でも、トヨタ車を作っているという誇りを持って働いていた自分が健気に思えたり、その誇りがあるからこそ働けていたのだと思います。

    抜け出してみると「しんどかった」の一言に尽きます。

  • まだ読んでいる途中だけれど、「これ本当なの…?」と言いたくなるほど暗くドロドロしたトヨタの裏側、現実。トヨタ否定本が世の中に少ない理由、リコールが圧倒的に多くてもあまり世間に知られていない理由…広告料で殆どのマスコミ、大多数の企業は実質口封じされている状況。
    何を信じていいのかわからなくなる。
    (追記)読了したけれど、やはり後味が悪い。後編の労働組合の闘争にあった、「トヨタが変われば日本は変わる」が印象的。本書の内容が事実なら世の中に蔓延するブラック企業の世界的トップである。そりゃ、ここが変われば日本は良くなるだろうに。でも、いまだに信じられない。

  •  ウォルマートでは社員全員で「W」とプリントされたTシャツをきて、万歳しながら合唱するらしいし、HPでは社交はほとんどが社員同士で外部とのかかわりは少ないらしいし、思想統制と社員管理なんて大企業では当たり前のこと。それでも、みんな望んで入社しているのは、優れた制度やシステムならば隷従してもいいと考えているから。 

     外国の労働者にはヒドイ仕打をしているトヨタだけど、トヨタの躍進に私達は民族的優越感をくすぐられてしまう。ヒドイ仕打は私じゃない誰かに向けられているから無関心でいられる。

     Just in timeとか言って在庫リスクから逃げたり、規模にかまけて下請けをいじめるトヨタはどうなのかなと思う。そして、悪いトヨタを報道しないマスコミもどうなのかなと思う。
     でも一番罪深いのは一般ピープルたち。プリウスを買う時にトヨタの清廉さなんて考えない。そこで私たちは悪意の知らんぷりをしている。

  • 日本の自動車業界のみならず、経済界そのものの中核とさえ言えるトヨタの内情を知らしめる本。
    過重労働、危険な工場、多額の広告費によるメディア制御など、華やかなイメージとは対照的な闇がある。
    一寸先は闇という経済の中、清廉潔白な企業など稀有であろうことは想像に難くない。だが従業員、ひいては顧客の安全を軽視する言い訳にはなりえない。
    しかし、トヨタ以上に悪質な企業が多数存在するのも事実。クソみたいな国だ。

  • トヨタの中で働く人達の苦労と巨大企業としての影響力の高さの悪い部分を書いてある。中で働く部分に関しては、特にトヨタが…という気はしない。労働組合側の弱さや大企業病は、他の企業にも見える部分だ。影響力は、広告おスポンサーとしてメディアから、マイナスイメージの記事を見ないことも確か。

  • 現在、自動車会社の工場に勤めてる私にとっては、非常に身近に感じる内容だった。言葉がでないが、身に染みる思いをした。

    巨大な車を1分に1台作る自動車工場は、徹底した効率化とムダの排除が行われている。その分、何か大切なものが欠けている気もする。

    世界を牽引する日本の自動車会社。
    その裏側には決して妥協の許さない組織体制が成されている。

  • 今話題のトヨタはこんなにひどい会社という本。出版は2007年なので少し前。巨大な広告費で反対意見を抑えてきたというのは、最近の報道でよく言われているが、少し早めにちゃんと指摘しているのは偉いのだろう。

    しかし、その「闇」の内容を見てみると、それほど特別には思えない。過労死・第二労組・下請けいじめ等。あまり誉められたことではないが、統計的には示されておらず、特殊ケースの羅列で、それで企業の体質を判断できるというほどではない。リコール問題についても、出荷台数が多いんだから、まあこれくらいはあるのでは、という気になってしまう。タイトルほどは刺激的な内容ではない。

  • トヨタも一企業なんだなと思った。
    ただ、豊田市で働く人のトヨタグループとの関わり合いの記述にはびっくりした。

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