新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828415291

作品紹介・あらすじ

日本一MJにくわしいミュージシャン・西寺郷太(ノーナ・リーヴス)が27年間の研究成果を余すことなく記す。

感想・レビュー・書評

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  • ファンには刺さる一冊だし、皆さんに読んでほしい。初めて読むマイケル本なら、間違いなくこの一冊。

  • 2013年4月22日読了。誕生から亡くなるまでのマイケル・ジャクソンの活動を「幼年時代」「ジャクソン・ファイブ時代」「オフ・ザ・ウォール時代」「20世紀後半」「21世紀」と、成果物・マイケルの成長・周囲の見る目などの異なるいくつかの期間に分けて追った本。海外本の邦訳にしてはこなれた日本語だなと思っていたら、NONA REEVESの西寺郷太による著書とのことで驚き。「教科書」と言うだけあり年表・人名などのデータは抑えられているが、マイケルはもちろんのことジャーメインやマーロンらジャクソンズ、ジョー・キャサリンの両親、ベリー・ゴーディ・ジュニアやクインシーらマイケル周辺の人々への著者の愛情と好奇心が文章からあふれ出しており、読んでいて好感が持てる。マイケルは「結果的にそうなってしまった」スターではなく、「過去の自分を超える」という凄まじい目標(だって、「過去の自分」はギネス級、世界一のスーパースターなのだから)を設定し、それを自らの努力で超越してきたのだ、ということがよく分かった。家族や兄弟からも欲望にまみれたプレッシャーをかけられ、親切にした子供からは金目当てで訴えられ、マスコミには面白おかしく書き立てられ、友人からも変人扱いされ・・・。マイケルが「凡人にも理解できるレベルのポップ・スター」であればこのような苦しみを味わうこともなかったのかもしれない、が。

  • 郷太くんのマイケル愛に涙…

  • マイケルが人よりも好きな人は一読してみて。

    マイケルフリークなわたしには刺さる一冊だった。

    幼少期から最期まで
    時系列を並べて章ごとに記してある。
    一章一章も手軽に読める長さではあるが、
    かなり豊富な情報量で構成されている。

    Netflixにはマイケルのとあるドキュメントが
    配信されており、それと合わせて読むと
    彼の姿が見えやすくなるだろう。

    私個人的には、マイケルってどこか
    さみしそう、一人で頑張ってると思ってた。
    著者が、作中でもいうように、
    複数の複雑な理由から、
    じぶんを守るために
    マイケルは孤独にならざるを得なかった。

    その理由をこの本から知り、
    わたしはむしろそんなマイケルが
    愛おしい存在だなあと感じた。

  • 西寺 郷太

  • 結構ディープにマイケルのことが分かる。モータウンからの独立からムーンウォーク初披露までの、てっぺん登りつめるまでが、読んでて熱い。
    取り敢えずジャクソン兄弟の名前は全員覚えた。

  • とにかく皆にマイケルのことを知ってもらいたい、分かってもらいたいという気持ちに溢れた良書。稀代のスーパースターの苦悩が良く分かったが、とにかく残念というしかない。

  • マイケルをよく知らない私でも実に興味深く読めたが、新書で出てたマイケル・ジャクソンの方がのめりこんで読めたかな…

  • コアな情報満載で、愛はたっぷり溢れてるんだけど・・・いかんせん、読みづらい・・・。急いでまとめたんだろうけど、この読みにくさは・・・文章力って大事だ。

  • 後半友達のダンサーのヨイショとか訴訟の個人的見解とかにページが割かれているのが減点対象ですが、ジャクソンファイブ時代の話はここまで他の家族の立ち位置把握出来ている人間は日本ではNSDR以外おやんやろなと大変感心しました。

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著者プロフィール

西寺郷太(にしでら・ごうた)
1973年東京都生まれ京都府育ち。バンド「NONA REEVES」のボーカリスト、メインコンポーザーを務める。音楽プロデューサー、作詞・作曲家として、V6、岡村靖幸、YUKIなどへの楽曲提供・プロデュースを行うほか80年代音楽研究家として、マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケルなどのオフィシャル・ライナーノーツなども数多く手がける。
著書に『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(新潮文庫)、『マイケル・ジャクソン』(講談社現代新書)、『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』(NHK出版新書)、『プリンス論』(新潮新書)、『始めるノートメソッド』『伝わるノートマジック』(スモール出版)、監修『MJ ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン』(クレヴィス)などがある。
現在、『GOTOWN Podcast Club』を配信中。

「2020年 『ディスカバー・マイケル THE BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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