面白いけど笑えない中国の話

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  • ビジネス社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828417172

作品紹介・あらすじ

ハチャメチャでヒドすぎる大変な隣人、中国人の真実!

感想・レビュー・書評

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  • 巷に出回っている中国の暴露本なのか、真実を伝えているのかは現時点(2013.10)では私には判断できませんが、中国人のお友達も多くいて中国語を理解できる、この本の筆者である竹田氏が書いた本ということで手に取りました。この本の内容は既に竹田氏が、ニコニコ動画で述べたことを編集したもののようですが、私にとっては新鮮な内容でした。

    中国共産党が今のスタイルで政権を維持することは、ソ連邦の崩壊を見てきた私には難しいとは思いますが、中国の中核を構成する地域は、現在のロシア連邦が残っているように、残っていくと思います。

    それが、北京なのか上海なのか、南の香港エリアか、旧満州エリアなのかは判断できませんが、いずれにしてもこれから中国の人口が減少に至る2035年頃(p221)までの中国には目が離せないと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・海産物は中国では高級品、今それを口にできるのは沿岸部の富裕層のみ。中国人が皆、海産物を食べ出したら世界中の漁獲高を中国に持ち込んでも足りない(p22)

    ・COP18では、中国は「途上国」として先進国の責任を追及する場面が目立った、いまや世界最大のCO2排出国だが(p29)

    ・デモを始めさせたのが政府であれば、一斉メールを送ってデモを終わらせたのも政府(p37)

    ・トラブルがあった場合、日本は原子炉をとめて安全確認をするが、中国では稼働しながら故障を修理する(p39)

    ・中国の戸籍には、都市戸籍と農民戸籍があり、農民戸籍を持つ農民が都市に移転することは、例外(都市で就職、大学に入学など)を除いて禁止、農民が都市部に押し寄せることを防ぐため(p45)

    ・中国の憲法の35条には「中国の公民は、言論・出版・集会・結社・抗議の自由を有する」とあるが、完全に破られている(p55)

    ・ロンドンタクシーの車両を製造するマンガニーズ・ブロンズ社が倒産した、それは2007年に、「吉利汽車」が資本参加したため、潰れたのちに買い取ったのが同じ会社(p74)

    ・日本の商社が世界各地でレアアース開発プロジェクトを進めていて、インド・オーストラリア・カザフスタンと開発することで、2013年以降、国内需要の5割程度を確保できるようになった(p85)

    ・チャイナリスク以外にも、中国の労働コストの上昇がある、フィリピン253、ベトナム154、ミャンマー53ドルに対して、中国は328(5年間で4割上昇)である(p87)

    ・中国人たちは反日よりも健康の方が大切で、日本製の健康・美容関連製品は、反日でもがあっても売上維持や倍増している(p89)

    ・経済学の理論における無視できない欠陥とは、資源制約と環境制約を考慮していない(p107)

    ・中国では、教育・社会保障・環境問題に使う金額は国家予算の1割にも満たない、アメリカは社会保障だけでも4割使用している(p117)

    ・天安門事件とは、人民解放軍が天安門広場で民主化運動を展開していた学生・一般市民に無差別で発砲して、推定3000人の死者を出したモノ、1989.6.4、趙紫陽総書記を解任、江沢民を選出(p120)

    ・航空機が領空に近づけば航空自衛隊が緊急発進できるが、領海侵犯した船からヘリが飛び立った場合は、間に合わない。ヘリが搭載できる船は農業省に属し、軍ではないので、海上保安庁が対応することになるので(p135)

    ・中国では、国よりも党が上に位置されるので、国家主席よりも「共産党総書記」の方が実権がある(p186)

    ・現在、50-60代の中国人はいかに良家に生まれようとも、例外なく、幼少期~青年期に過酷な経験をしている、彼らが文化大革命を経験しているから、習近平も15歳から7年間、地方の農村に下放されて、過酷労働と思想教育を経験している(p193)

    ・筆者は、中国の美点を知るからこそ、欠点も良く見える、中国批判はそのような見地から導かれたもの(p205)

    ・日本が中国の冊封体制から脱却したのは、5世紀末、雄略天皇が中国(宋王朝)から冊封を受けることに疑問を感じて、朝貢を100年間中断させた。607年(7世紀)になって、推古天皇が隋の煬帝に宛てた国書で決定的となった(p216)

    2013年10月6日作成

  • 事実としての、中国を正確に記述していることはよく分かる。但し、1000年前なら日本海ですら一つの壁として機能できたが、今はそうはいかない。もっと具体的にあの国に対峙して行く方法が書かれているともっと良いかと思った。

  • 売名報道で知り動画から入った竹田恒泰さんなのですが、知的な語り口調が好きでのめり込んで行きました。

    この本での冒頭と締めでは中国のことをよく知り、公平な目で見ていると言うことを言っていますが、 動画や書籍での論調を見ると、多少反韓アレルギーに寄ってる感じがします。

    が、たかじんのそこまで言って委員会などを見てると、間違えたことは言ってなさそうな感じがして共感出来る感じです。

    「感じ」と言うのは、自分の知識が皆無に等しいから。

    しかし政治や歴史に興味が全くない自分に興味を持たせてくれた1人なので、とてもありがたく思ってます。

    これからは政治や歴史を勉強して、フラットな目で意見が言える様になりたいと思いました。

  • 中国の現状・批判

  • 中国とのお付き合いは、「最低限の近所付き合い」程度。なるほど。

  • 中国とのお付き合いの極意は「ご近所付き合い程度」ね。


    挑発に乗って戦争しちゃだめ絶対に。あと20年で中国の経済はピークアウトするんだから。でも、その頃の日本は。。。?

  • 毎週楽しみにしている『日本のソボクなギモン』は、竹田恒泰さんが1週間の新聞から気になった記事を解説してくれる親切な番組です。たぶん新聞を読むだけでは文字を素通りしてしまうだろうニュースを詳しく丁寧に解説してくださるので、とても理解しやすいです。

    本書はこの番組で取り上げられた中国に関する記事を1冊の本にまとめてあります。文調もソフトだし、読みやすいです。

    我が家では、2年前に新聞購読を止めてしまったし、テレビも観てないので、この番組が重要な情報源になっています。
    この番組のおかげで、同じ内容のニュースなのに、新聞によってずいぶん論調が違うものだということを知りました。今まであまり新聞各紙の違いなんて考えたこともなかったのですが、「誰から目線で書かれてる記事なの?」とビックリするようなケースもあり、新聞の読み比べが面白いと思えるようになりました。

    中国って、へ?と思うような珍事がが当たり前のように起きていたり、環境も生活も経済も、一言で言えば「いろいろと大変な国だなぁ」。
    そんな状況で暮らしているあの国の人たちはたくましいとさえ思えてしまいます。たぶん私だったら生き延びていけないと思います。
    日本の地に、日本人に生まれてきたことを深く深く感謝しています。ありがとうございます!

  • ー2013/10/06
    テレビで大活躍の武田先生の執筆で急舌鋒を期待したが、新しい切り口は感じられなかった。
    P172L11の「なんからの」は「なんらかの」の誤植か?
    「語られなかった皇族たちの真実」の方がより興味深かった。

  • 第5章以降が面白かった。

    彼の国は経済的にも軍事的であるにも関わらず、国際社会のルールを守らず、トラブルメーカーであることであろう。(当然覇権を握る気はないだろうし。)

    第5章でベトナム・フィリピンの中国との戦い方、第6章で現在の体制。などを書いている。

    これがなければ、口汚くののしるだけのものであるが、第5章以降の3章は面白い。


    前半は読み飛ばしてもよい。

  • 中国系の企業の世話になっていますので、あまりおおっぴらに笑えませんが、正直、爆笑でした。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『入門 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのか(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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