本当は怖ろしい日本国憲法

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828417271

作品紹介・あらすじ

凶暴な行動原理「国民主権」、暴走し無限増殖する「人権」、矛盾だらけの「平和主義」。その怪しい氏素性と欺瞞に満ちた運用を徹底解剖!

感想・レビュー・書評

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  • 法学部卒で一回生の頃はきちんと講義に出ていたはずなんだが、こう言ったことは全く学ばない。いや、全くではないか。通り一遍で掘り下げることもなく。
    基礎法学とか、法理論とか、そういう根っこのところをちゃんと考えるべきなんだろう。
    本著の主張が正しいのかどうかは言い切れないが、ストンと落ちる。改憲議論はすべきだが、9条の話だけではないし、どういう国にしたいのかしっかりと設計しないといけない。
    今のまま置いとくのは論外。

  • あまりよく理解できなかった。
    民主主義はポピュリズム(大衆迎合主義)に陥りやすい。だから「民主主義=善」という思い込みは捨てるべき、憲法でいう国民の権利は「国民の権利」であって「人権」と混同することは危険である、というようなことは読み取れた。
    憲法そのものというよりも、憲法の基となる価値観に対して怖ろしいと言っているように受けとれた。

  • 本当はこのお二方が怖いと思った。
    知らずに借りてしまい、途中から積読状態。

  • 憲法というものは、その国がよってたつべき原理を明らかにするための物なのですから、70年やそこらで、それが古くなるなどということはないのです。むしろ、日本国憲法を改正しなければいけない最大の理由は、そこに盛り込まれた原理そのものに問題があるからであり、さらに言えば、日本国憲法が「憲法」だと自称していることそれ自体のうちに根本的なウソがひそんでいるからなのです。

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著者プロフィール

1946年生まれ。哲学者。著書に『バベルの謎|ヤハウィストの冒険』(中公文庫)、『民主主義とは何なのか』(文芸新書)など。

「2007年 『自由は人間を幸福にするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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