地方消滅と東京老化 日本を再生する8つの提言

  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828418247

作品紹介・あらすじ

女性とアクティブシニアの活用が日本復活のカギ!地方の実情を知り尽くす増田寛也と、少子高齢問題の第一人者河合雅司が解決策を提言。世界注目の地方創生論!

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと読むのが遅すぎた。目新しい内容もなく、古い統計で危機感を煽る。そして、未だ変わらぬ問題を改めて噛み締めた。

    女性活躍を言うなら、男性による家事労働活躍を同時に進めないと解決に至らない。また、子育てした苦労を子無しのダブルインカム夫婦に捧げるのではなく、ダブルインカムは金余りになるから自費で老後。子供世代が支払う年金は直接生みの親へ、という制度設計が素直で良いと思うのだが、年金に頼らず生活できぬ子無しのシングル等もいて、一筋縄ではいかないか。

    公助、自助、共助という言葉があるが、自助を促す制度としての拠出年金やNISAみたいな資産運用を促すのも良いが、生活力と稼ぐ力を与え、ギリギリの生活を前提として株主を肥やす構造を見直すべきではないのか。極小数が世界の富を独占しても、誰も幸せにならないと思うのだが。

  • 7〜8年前に書かれた本だが、今でも共通する課題だ。アイデアも納得する部分が多い。地方消滅の危機は相変わらず続いているが、輝いている地方が少しずつ出てきており、その動きが徐々に広がることに期待したい。
    ただ、気になるのは、今も国は本気で子供を増やすことを本気で考えているのか。子育て支援に金を出すのはいいが、もっと効果的な出し方にもっとあいであを絞るべきだ。

  • コマツは知らなかった‼️

  • 地方消滅を世にインパクトを与えた増田寛也さんと、長く少子化問題、高齢化問題に取り組んできたジャーナリスト河合雅司さんとの対談集だ。
    第1部で「地方消滅の裏側にある東京老化」を論じ、第2部で「地方と東京を元気にする八つの提言」について論じられている。
    アクティブシニアが活躍する「CCRC」構想なるものが面白かった。
    エピローグで語れらているが、国家ビジョン会議の創設がほんとうに待たれるところである。

  • 話題の一冊。
    高齢化の問題は地域差が極めて大きいですので、自分の住んでいるところの状況だけで判断すると見誤りますね。
    田舎住まいの私ですが、データからも明らかなように本当に首都圏の急速で膨大な高齢化は国全体の大きな問題だと思います。
    著者の増田寛也先生が座長をされている日本創成会議の提言はいろいろと異論反論があるところだと思いますので、今後はそれらのカウンターパートの著書にも目を通して客観的な状況把握をしておきたいと感じました。
    付箋は30枚付きました。

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