- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828418926
感想・レビュー・書評
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50年どころか100年に1人の政治家だったんだなーと改めて。今の感覚とは確かに違うところはあるけど、当時は本当にひとたらしの名人だったんだろうなぁ。子どもに読ませる伝記になっていないのが、不思議な位。
でも本書は、スピーチ集?を通じ角栄さんの魅力な描かれていて良かった。Audibleだけど、彼の独特の声色も現実味があって。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Audibleでオーディオブックとして聴いた。田中角栄氏のスピーチ部分で、わざわざ声色を変えて、というかダミ声のような悪声までマネようとする必要は別にないと思った。「雪は資源になりえる」という主張には驚いた。勢いだけで聴衆の心を捉えていたのではなく、言説を裏付ける独自に入手した情報や数字による根拠もしっかりと持っていた。そのことが心を掴むスピーチとあいまって人々を心酔させることができた。冠婚葬祭の中で、とくに葬儀については決して義を怠らなかった、多忙を極めている中でヘリで移動した話などは考え方として大変勉強になった。
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田中角栄は稀代の名演説家なのだなあと感動した。
このようなカリスマが出てきたら日本の政治への期待感はまた変わったものになるのだろうか、それとも時代なのかと考えてしまう。
ポイントにまとめてみれば、あたり前のことと思うが、それが、あれほどのレベルで板についているのが、凄い。
具体的に田中角栄さんのスピーチがふんだんに聞けたので良かった!!
<ポイント>
- 掴み
沈黙からの、「え〜〜、田中角栄でございます」
- 論理構成
メリハリ、結論 => 具体エピソード
- 数字を効果的に
- ユーモアを織り交ぜる
- 大声でハキハキと
- 聴衆を巻き込み、立てる
- 場をわきまえる
- 人間としての器(スピーチ力だけではない。)
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本人のスピーチは非常に面白い。終盤解説の誤字は興醒め。