- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828420967
感想・レビュー・書評
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旧皇族竹田家の竹田恒泰氏と久野潤氏らによる対談形式で構成されている。
古事記については、神話という形式で馴染み深いものであるが、日本書記と合わせて理解することが重要である。
なによりも、自らの歴史を顧みない民族に明るい未来はないのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何か思ってたのと違う。
日本書紀にかこつけた皇室の本になってる。
間違ってはいないんだけれど……。
日本好きの人には良いと思うけれど日本書紀の学術的な感じはない。 -
そういえば、古事記も日本書紀も読んだことがない。そう思い立って。
本としては、日本書紀の内容を語ったものではなく、内容を知っていると言う前提での対談に近いのでちょっと読みたかったものではなかった。
読むとなれば、30巻もあるのか。それすら知らなかったわけだが。
いずれにしろ、こんな古典すら読んだことがないのが、大半の日本人なわけで、日本とは何か、日本人とは何かを考えるにはこの辺からスタートしないといけないのかもしれない。
日本人でよかったと改めて思うが、今それが壊れつつあることも事実と感じる。 -
旧皇族の竹田恒泰氏と、近現代日本の政治外交等を専門分野とする久野潤氏の対話形式による、日本書紀の入門書。
日本書紀に限らずに古典に触れる機会が大人になるにつれて少なくなってきている現状において、こういった、まずは興味を持たせてくれる解説は、どうしても必要ということを感じる。
舌鋒鋭い竹田氏だが、この本ではまだ悪意は少なく、自身を含め日本人、その精神、拠り所などが今まで連綿として続いてきたことに関して、日本書紀を通し伝えたいのであろう。
勿論歴史書である限り、体制側の都合の良い箇所というのはどうしても出てくることは否めないのであろうが、それでも中国正史に比すれば、マイナス面の記載をして、さらに別伝の紹介が多数あることにより、信に多いに足るものであると思われる。 -
令和 万葉集巻五、32首の梅花の歌の序文
712年 古事記 3巻(岩波文庫342ページ) 漢字を当て字で仮名として使う万葉仮名 33代推古天皇まで(在位593~628) 江戸時代に本居宣長が解読
720年 日本書紀 30巻(2,800ページ) 漢文・古代中国語 第41代持統天皇まで(在位690~697)
自民党安藤裕議員H28国会で日本書紀、天皇の由来→朝日新聞は批判
天照大神、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト) 天壌無窮の神勅→後世の日本人が理解した、信じた歴史的事実を重んじるべき
戦後、日本国憲法→国民主権 戦前の天皇主権と対比させるイメージ ☆戦略的にイメージさせたのか?
憲法の三大原理→戦前はそうではなかったという虚偽のイメージへと誘導する洗脳工作
古事記→太安万侶(おおのやすまろ ~723)が書き上げる 吉備真備(きびのまきび659~775)漢字をもとにカタカナ
日本書紀 一書曰(あるふみ曰く)→歴史書としての価値あり 舎人親王(676~735)
大日本帝国憲法 井上毅こわし 神話を持ち込まない 万世一系の天皇之を統治する。
初代天皇を神武天皇とする→実在する人物 2代綏靖(すいぜい)天皇 3代安寧天皇… 漢風の諡号(しごう)おくりな
神武東征(日向 高千穂 →宇佐→筑紫→安芸→吉備…難波…熊野…→奈良へ)
和歌山市竈山(かまやま)神社 五瀬命(いつせのみこと・神武天皇の長男)→戦死 難波から南の熊野に回り込み奈良へ(戦略変更)→八咫烏(やたがらす)熊野詣 金鵄(きんし・金色のトビ)
安田与重郎→日本人にとって大切な食、衣の産業伝播過程と見立てる
推古天皇→女帝、皇族男子は多数いたが、誰も蘇我氏の孫、甥→皇位継承の混乱を避けるための女帝、生涯未婚を貫く前提で即位
女性宮家→夫が皇族になること 権力者は自分の娘を皇室へ、その息子を天皇へ 自分の息子を皇族にした例はなし
蒲生君平(がもうくんぺい1768~1813)→天皇陵を全国調査、前方後円墳の命名
戦後 War Guilt Information Program
目下の日韓歴史問題 国内に厄介な反日勢力あり、朝鮮半島とつながっている -
そんなに日本書紀好き?って感じに、偏愛を感じる。しかし最古の歴史書として崇めるべき、という態度が、書いてはいないが、ひしひしと感じられて、オタクの熱トークを居酒屋で聞いてる気分になれる。
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日本最古の歴史書とは!
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タイトルから期待していたのは『日本書紀』の解説であったが、本の内容はそうではなく、『日本書紀』から導かれる歴史観の正当性を、対談形式で訴えるというものであった。元皇族という立場である以上、しかたないのか。期待外れ。
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日本書紀について、竹田恒泰氏と久野潤氏との対談集。
わかりやすく日本書紀を解説しており、楽しく読み進めることができる。