- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828422558
作品紹介・あらすじ
みんなが同じテレビ番組を見て、翌日は学校や職場全体がその番組の話題で盛り上がる。そういう時代がかつてありました。今の世の中はぜんぜん違います。みんなが見るような人気番組がまず、ありません。そもそもテレビは見ないという人も多いです。ネットを見れば、そこには自分の興味や関心に合わせて膨大な数のサイトやサービスがあります。ようするに、みんなバラバラな情報源を持っているのが今の世の中。それは、おのおのが好きな世界を持っている価値観の細分化です。そんな今の時代に、コミュニケーションをするとき、相手がどんな価値観を持っているのか、見極めるのが難しい。そんなに価値観が多くない世界なら、なんとなく見当がつきます。でも、これだけ価値観が細分化してしまうと、初対面の相手の価値観を言い当てるなんて、神経衰弱の1ターン目みたいなものです。まず当たらない。ですからコーチングも大変です。会社で、部下のやる気を引き出したい。チームがうまく行っていないからなんとかしたい。変わりたいと願っているのに、空回りしてばかりの友達の力になりたい。家族との関係をもっとよくしたい。自分自身のやる気を引き出したい、つまり、セルフ・コーチングに興味がある方もいるかもしれません。コーチングは、相手のやる気や行動を引き出すものです。自分がやりたいことだから、モチベーションが湧く。実際に行動できるんです。つまり、やる気や行動を引き出すためには、まずは、「あなたは何がしたいの?」ということを引き出さなければいけないわけです。もちろん、簡単なことではありません。それを、魔法のようにあっという間にやってのけてしまうのが、本書の著者のひとりである平本あきおさんです。平本さんは、日本を代表するコーチングの第一人者です。金メダリストやメジャーリーガー、起業家・経営者など、これまでに約9万人を指導してきました。 山崎拓巳さんも、平本さんのコーチングを長年受けてきたひとりです。彼が体験して、「これはすごい!」と感じた平本式のメソッドを、広く紹介し、読者に体感してもらうことが、この本の目的です。 この本では、平本式のメソッドを、実際に何人かのクライアントとのセッションを紹介しつつ、平本さん自身に詳しく解説してもらうことにします。「平本さんのどこがすごいか」「読者はどこが『わからない』のか」がよくわかります。そんな山崎拓巳が読者目線で質問しつつ、平本さんに解説してもらうことで、本書の使い方のノウハウがわかるようにできています。平本さんのコーチングを体験するためのポイントは、まず、感情と身体の重要性。いわゆる「頭だけで考えたこと」では、人は動けないし、変われません。わかりやすく言うと、「やりたい!」という感情がなければ動けないということです。そして、感情を動かすためには、身体を動かすのが一番ということです。現代のコーチングの第一人者を『やる気スイッチ』の山崎拓巳が解説する最高のコーチング教科書。
感想・レビュー・書評
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[理解したこと]
高いモチベーションで行動するためには、未来の自分の姿を具体的に、身体や空間を使ってイメージすると良い。理屈で考えるより、感覚的に「やりたい」と思えるような、未来の自分の姿を異イメージすることが大切。
[課題]
この本を読んだからといって、実践が難しそう。この本で紹介されている方法は、下記が必要であり、そのまま一人で実践することはできない。エッセンスを押さえながら自分で方法を改変する等、工夫が必要そう。
・広い空間と、複数の椅子が必要
・メンターとの対話、メンターからの適切な問いかけが必要
・演技の協力者が必要詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会話形式、実践形式のヤル気を起こすための自己啓発本といった感じ。
●臨場感が大切
●傍観者では無く、当事者になる -
セリフ口調で読み易かった。
コーチングのやり方がイメージできた。 -
頭だけで考えたことって大概3日坊主で終わる
「やりたい」っていう感情があるからこそ動ける。
では、どうやって相手の「やりたい」を引き出すのか。
こんなコーチングやカウンセリングをされたら、、
と想像しながら読んでるだけ泣きそうになる
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平本あきおさんのコーチング、カウンセリングの一番大切なエッセンスを図を使ってわかりやすく解説。うんうんなるほどとうなづきながら読み通しました。