エピクロスの肋骨 (福武文庫)

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  • 福武書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828832012

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  •  渋澤龍彦氏死後に発掘された2編「撲滅の賊」「エピクロスの肋骨」ならびに未刊行作品「錬金術的コント」の3編からなる短編集。
    「エピクロスの肋骨」は処女小説とのこと。
     僭越な言い方が許されるのであれば、すでに彼の小説を何冊か読んでいる身としては、青臭い(初々しいと言い代えてもいい)かな、と思わせる文章なのだが、そこかしこに「渋澤龍彦」を感じさせるところはやはり流石としか言いようがない。
     独特の節回しと奇妙なユーモア、ペダンティックになる一歩手前といった印象の言葉等々。
    「撲滅の賊」での金魚に嫉妬する自意識過剰男の不安、「エピクロスの肋骨」での詩的な雰囲気と変身を伴う場面展開、「錬金術的コント」の短いながらもキチっとまとまった不思議な話。
     どれを取っても僕の好きな故渋澤龍彦氏がいる。

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