フルメタル・パニック! どうにもならない五里霧中? (ファンタジア文庫)
- KADOKAWA (2001年10月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829113899
作品紹介・あらすじ
バカをもってバカを制す?陣代高校の戦争バカ・相良宗介をしのぐ激裂ヤローが現れた。彼こそは、一子相伝の殺人拳"大導脈流"を継承する使い手、椿一成。そう、宗介もびっくりな人外魔境の格闘バカであった-。千鳥かなめの空手同好会のマネージャー就任(?)をめぐり、情けなくもマヌケな世紀の対決が繰り広げられる!果たして、激闘のすえに立ち上がるのはどっちのバカか!?泣く子も黙る学園ミリタリー・コメディ第5弾!お楽しみの書き下ろしは、「ミスリル」の美少女艦長の平凡なある日を描く『わりとヒマな戦隊長の一日』。これを萌えずして、どーする。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
新キャラの登場する巻だけど、印象に残っているのはボン太くん軍団だな。
見た目に怖さが全く無いこととボイスチェンジャーを起動させないと正常動かないことを除けば、かなり有用なものだとは思うんだけどね。
まあ、人型兵器が実現している世界だからパワードスーツみたいなものを普及しているのかもしれないけど、見た目だけでも替えられればいいんだけどね。
現役兵士と退役軍人の組合せはなかなかに面白かったな。堅物の爺さんが孫との対面にしどろもどろになるのもなんか良かったよ。 -
良作ぞろいの短編集。新キャラも良かったけど、「仁義なきファンシー」のきっちり落としてる終わり方や「迷子のオールド・ドッグ」の泣ける再会も良かった。短編はオチが大事。
書き下ろしも楽しかった。個性的なキャラクターは学生だけじゃない。長編でのピリピリ感とギャップを作るのはズルいよな…そりゃ面白くなるよ…。そんな中、いつものように大変そうなマデューカスに同情する。あと、起こった事実を日誌用に言い換えるテッサの能力、私も欲しいです。 -
軽くていいなー!フルメタ短編の泣ける系のエピソードが個人的にハマるのか、今回は「迷子のオールド・ドッグ」が好きだった!特にラストが泣けた!
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フルメタル・パニック!シリーズ外伝第5巻。連載作品5本と書きおろし1本といつも通り満足度高めの短篇集である。
新キャラ・椿一成のデフォルメっぷりが少し他のキャラに比べ浮いているのが気になってしまう。性格が特殊なキャラはこれまでも多かったが、身体的な特性が特殊で現実離れしたキャラクターはこれまでにはあまりいないため、外伝のキャラとはいえ合わない印象を受けたのは残念である。
椿の登場する二本以外は今まで同様の魅力があり、コメディ度の強い『仁義なきファンシー』からいい話路線の『迷子のオールド・ドッグ』まで、魅力が多岐にわたるので満足できる。
書き下ろしの『わりとヒマな戦隊長の一日』はカバーに「これを萌えずして、どーする!?」との煽り文句にあるとおり、テッサファンにはたまらない一本である。テッサを中心に休暇中で気の抜けた彼女の様子を書きつつ、彼女視点でミスリルの他隊員たちの意外な一面を見せていくため、これ一本でキャラが一気に深まる。 -
【読了】賀東招二「どうにもならない五里霧中?」 今月8冊目
フルメタの短編集5冊目。冊数調整の為の選択ということは公然の秘密である。「ふもっふ」でアニメ化されているエピソードもいくつかあるけど、OVAとしてリリースされた「わりとヒマな戦隊長の一日」が収録されているのが注目か。
しかしこう原作を読んでみると、戦隊長の一日のアニメというのは、最大限にアニメという媒体の特性を生かしていて、本当に素晴らしいアニメ化なんだなと思う。小説版も普通に面白いんだけど、映像のインパクトを見た後では若干、霞むのは否めない。 -
テッサかわいい。そしてやっぱり宗介がなんやかんや爆破させる所で吹いてしまう。
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TSRの番外編観る前に「わりとヒマな~」は読みたかった...
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ある意味最強(最恐?)な大貫さん登場。宗介を怖がらせるとはいったいどんな。。。w
わりと暇なテッサは可愛らしい。
カリーニンのエプロン姿な挿絵のインパクトはすさまじいw
ただ、こんな平和な日が続くといいね。。。