ホーリィの手記 2 (富士見ファンタジア文庫 120-2)

  • KADOKAWA(富士見書房)
3.13
  • (0)
  • (2)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 44
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829114445

作品紹介・あらすじ

あれから一年。修道女ホーリィも16歳を迎えました。それは結婚が許される年齢。恋する天然娘もオトナへの一歩を踏み出す時。戸惑い悩みつつ、筋肉傭兵と伝説の剣を探す旅に出た、少女が遭遇したのは…「むほー!ありがとう、ありがとうございますですぞー!」「ひぃ!この変態!」アンタ、死にかけてたんじゃないの?あーん、助けてあげたのに。何であたしの胸に頬擦りしてんのよー!「ぐふふふふふ」…謎の変態牧師だったのです!乙女史上最大のピンチ到来!?天才美少女召喚術師の過去の扉が開く、天然ハッピー・ファンタジー伝説第二章。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 変態神官カオス殿。
    ホーリィさんによれば「悪い人には見えない」そうだけど、
    決して「いい人」にも見えないような気がする。

    ………

    「さて、本来ならこんな危険な装置は付けないのですがな。
    我輩のこやつは少しアレンジをしていまして。──ホーリィ殿、お手伝いを願えますかな?」
     危険な装置?
     アレンジ?
     なんのことかよくわからないけれど、さっきからカオスはそんなことを連発してくれている。
    もう何が起こっても、あたしは驚かない。
    「なにすればいいの?」
    「ギルス──と大声で叫んでくだされ」
    「なんで?」
    「まあ、やってみればわかりますぞ」
     下品な笑いを見せるカオス。楽しそうにあたしの顔を見つめている。
     すごーくイヤな予感がするけど──まあ、いっか。
     ピュートーンを締め上げてくれているのはカオスなんだし、
    お願いとあれば聞いてあげたっていいかもしれない。
    「ギルス!」
     あたしがしぶしぶながら一声あげると、なんと──

    ………

全1件中 1 - 1件を表示

加藤ヒロノリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×